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「掲示板での相談、閲覧・有料メールカウンセリング」の過程では、自我の防衛反応による混乱（興奮）が現れます。精神分析的アプローチによる「自我構造（こころ）の揺れ」です。その点に同意の上入室してください。


685 心理カウンセリングを受けていますが不安です naa 2006/11/23 19:34
こんにちは。ネットサーフィンしていて辿りつきました。
ぜひご相談したいことがあり、書き込みさせてください。

わたしは現在２０代半ばですが、
アダルト･チルドレンのような症状、
戸締りに時間がかかるなどの神経症的な症状、
うつの症状、
で悩んできて、最近心臓の痛みや胃腸の不調、じんましん、
夜中に頭痛で起きるなど、いままであった身体症状が悪化してきたため、
ようやく人に話してみようという気になり、
心理カウンセリングを受けています。

両親の不仲、父親の神経症による心療内科通院、
母の情緒不安定、（祖母もうつ病、祖父もアルコール中毒です）
など家族関係の話を聞かれ、小さいころの自分に語りかけるような療法
をしました。

もうすこし通ってみようという気はあるのですが、
自分が確認したり、分析することで落ち着く性格のため、
「癒す」という視点が、「気の持ちよう」と言われているようで、
この先自分の状態が良くなるのか不安です。

自分がなぜこのようになるのかを分析して理由が分かれば、
安心するような気がするのです。
（最近は哲学書や精神分析の本を読んでみたりしていますが、
難しくてよく分からないことだらけですし、
少し理解できても、だからと言って、
気持ちがついていかないというのも現状です。）

「癒す」心理カウンセリングと、精神分析による療法は
違いがあるのでしょうか？こういうタイプの人はこういう療法が
向いている、といったものはあるのでしょうか？
どなたか教えていただけましたら幸いです。
686 選択されていると考えた方がいいでしょう kagewari 2006/11/24 13:10
非常にシリアスなテーマなんですが、人格構造上の問題を解決して自我のバランスを自然な形に保つと言うことも、それ自体「本人の選択」です。
たとえば
「胃の具合が悪い」
ここで「病院に行く」「胃腸薬を飲む」「我慢する」「気の持ち様だと自分なりのおまじないを唱える」「トイレに行く」「マッサージしてみる」「なんでかなと人に尋ねる」人の数だけ対処の方法は違います。
そりゃ本当は胃潰瘍で病院にいくのがベストなのかも知れなくても、人によっては自然治癒する事もあるので、西洋医学的な『切った貼っただ薬物だ』が常に正解だなんて思っている人ばかりじゃないし、それはひとつの見解に過ぎない。
昨今病院でも「インフォームドコンセント（医療メニューの説明と選択）」が重要視されているように、それはサービスの受給者が自己責任で選ぶものです。

自我の問題を解決する事よりも、「仕事があるのでこのままでいいからともかく不快感をなんとかしてくれ」って人は即効性のある対処療法を希望するでしょうから精神科を選択するでしょう。
カウンセリングにも少し関心があったりメンタルの問題を考えた事がある人は言葉として随分認知された心療内科を選択する確立が高い。
日本に一般に普及しているカウンセリングは積極的な診療行為と言うよりも「状況の悪化を防ぐための干渉的役割」に近いものが多いので、ある意味人格構造の保存法則的自己防衛の延長として（簡単な言い方をすれば「変わりたくない」）、利用されるケースも多いでしょうし、コミュニケーションに問題のある人のリハビリとしての効果も大きい。従ってこれを選択する人は「あまり共同幻想的な人格では無い＝多少なりとも独立志向が強い」という傾向があるとも言えるかも知れません。

向いているとか向いていないとか以前に、そう選択されるのです。
確かに選択の結果はマスメディアや、イメージ先行が理由だったりするので「その効果がどうか？」という疑問が無いワケでは無い。
精神科やカウンセリング等のそれぞれ背景を説明するなら、以下となります。

精神科の投薬は対処療法なので（虫歯なのに痛み止めを飲んでいるだけに近い）一見効果は疑わしいし投薬の副作用も心配ですが、強制的に強迫構造を沈静化させる”可能性”はありますし効果があれば即効性も高いですから、人格構造の内容によっては「その時間稼ぎの間に自立的な回復が起きる」可能性があります。
大雑把な見方をするなら、長期間に及んでも改善が無いなら精神科には向いていないと言えるかもしれません（副作用も問題もばかになりません）。
次に、心療内科やカウンセリングですが特にカウンセリングは長期間行わないと意味が無いので、カウンセリングを定期的に継続する事が不可能なならカウンセリングに向いていないと言えるでしょう。
注意が必要なのは”カウンセラーの質”です。
そもそも「カウンセラーになりたい」という動機を持つ人の中には「メンタルな仕事についいて精神的な悩みを持つ人の役に立つ自分」と言う姿に自己愛的な快感を感じるタイプの人が含まれる確立があります。それは「供依存の可能性」でもあり、依存関係が成立してしまうと人格構造の問題が（カウンセラーの自己愛的な追随により）深刻化する可能性もゼロじゃありません。
これは「カウンセラー人物像の客観性」で判断することができます。第三者的関与には自己愛的な感情移入は起きませんから、

本題になりますが、「子供時代の話をした」との事なのである程度は退行的な思考のアプローチ（人格構造の問題の出発点に戻る事で問題発生時点まで人格構造そのものを弾力化する）を試みているのだと思いますが、この手法に根拠はありますよ。
効果についてはカウンセラーの能力の問題なので、詳しくコメントはできませんが、考え方としては「有効」なアプローチのひとつです。

実際カウンセリングの手法も様々なので、一般論にはできないので具体的に質問そのものに答えましょう。

>「癒す」心理カウンセリングと、精神分析による療法は違いがあるのでしょうか？

「癒す」心理カウンセリング
これをどう定義しているのか、詳細わからないのでこちらで推測補足してみます。

一般にはカウンセリングを「癒し」と思われている傾向ありますが、カウンセリングは癒しではありません。
何故ならカウンセリングこそ、”こころ”という非物理的な存在に対する外科的アプローチに近い存在で、癒すのでなはく「問題に対して言葉の処方を試みる」ものです。
つまり、現状起きているロジカルな問題に対して解決の可能性のあるロジカルな処方（言葉）によって、思考の流れを制御しようとする方法論です。
そもそも無理のある人格構造には自然にバランスの取れた均衡点に回復しようとする自立的復元力があるので、その自己治癒力を促すきっかけを会話の中で発見していくような作業です（癒すのは自分自身である）。
何故なら悩んでいる当事者が、構造的な問題が固定しているのなら回復に向かう思考スタイルは本人の人格としては抑圧されていて「思いつく筈のアイデアが思いつけない状態になっている」と言えるからです。
テストの時に、知っている筈の答えがどうしても思い出せないようなものです。
つまりカウンセリングは答えを教えるのではありません（それは本人にしかわからないのですから）。
思い出せそうな環境をアプローチし続けるものなのです。

ですから、カウンセラーが能力的に（極端に言えば理論的に間違いがあっても）どうかという部分があっても偶然と言うか相性と言うか、話しやすさで症状の改善が見られる事もあるので、これも選択です。
相性が悪いとか（客観性が無いとか）を見つけたら、別のカウンセラーをあたるって選択も必要でしょう。
そして、継続的に長く続ける事が重要です。
親友でもないのに、近所のタバコ屋のオバちゃんと話すと「何故か思い出す」のようなことが実際ありますので（ただ内向性の関係障害があれば「そもそも他人と話すチャンス」すら完全に失われていますから、カウンセリングの効用に疑う余地はありません）。

精神分析ってのは、何が起きてどこが問題なのか言語レベルで解析する作業の事で、先ず原因を明解化させることに力点を置いています。
そもそも「根本的な問題に正面からアプローチする」傾向が強いですから、癒しどころか相談者が相当「不快」に感じる例もあります。
精神分析的カウンセラーと相談者は、罵詈雑言が飛び交ったり、喧嘩腰のやり取りが続く事もあり、論戦が展開される事も珍しくありません。精神分析的カウンセラーは抑圧されている相談者の自意識の代理人として強迫構造と対峙するからです。
向き不向きがあるとするなら、「話すことが好きか（饒舌と言う意味ではありません）」ってところでしょうか。
一部の臨床心理系の考えには、精神分析は問題発生まで退行し対決させるので危険性が高いという意見もありますが、それはそもそも精神分析そのものを理解していない誤解です（精神分析を名乗りながら理論的に問題があればそういった危険性の可能性ありますが、、）。
精神分析は象徴化されたイメージを取り扱うものなので、それが本当にあった過去を再現しようとしているのでは無く、むしろ正反対なのです。
本来の精神分析は「反動や強迫によるデフォルメされたイメージを、中立的な記憶に還元する」ものであって、トラウマ論的に言えばトラウマそのものの無力化が狙いです。
現状そこににある心理的イメージを問題にしているのであって、その当時がどうだったのかについての具体的検証には意味がありません。
つまり「火事で酷い目にあった」という記憶が「火事はあったか一命をとりとめた」であるべきかも知れない。この部分を具体論から考えるのではなく「相談者の分析から逆算する」のです。
「その記憶を特定の印象に強迫する構造は存在していないか？」のように、
つまり、「解釈として記憶は変容する（記憶もイメージなので）」。
強迫構造とは、事実関係にある”特定の解釈”を強要する『思考の偏り』なのです。
それこそが「テストの答えを思い出せないように、思いつける筈の（開放に向かう）アイデアがどうにも思いつけない理由」です。

通常のカウンセリングでは、この強迫構造に対するアプローチは間接的なので「急性の悩み（人格構造の問題が浅い）」には、不快感が少ない分向いているかもしれません。
しかし長期間に及ぶ慢性の悩みに対しては精神分析的手法を用いる方が有効だと言えると思います、
これもケースバイケースなので一律には言えませんが、理論的にはそうなると理解していただいていいでしょう。

※実際精神分析であっても、分析の結果「人格構造の問題は慢性的ではない」と判断されれば強迫構造にアプローチする事はメインではなくなりますから、その運用もこれまたケースバイケースです。
688 Re:選択されていると考えた方がいいでしょう naka 2006/11/25 02:36
具体的な内容を書いていないにもかかわらず的確なお答えをいただき、ありがとうございました。

>一般にはカウンセリングを「癒し」と思われている傾向ありますが、カウンセリングは癒しではありません。
カウンセラーが「癒していきましょう」ということをよく言うので、癒しなんだと思ってしまいました。わたしの感覚だと、癒しという言葉が「その場しのぎの感じ」に響いてしまうのです。でもカウンセラーはそういう意味で使っているのではないのかもしれないですね。
>「カウンセラーになりたい」という動機を持つ人の中には「メンタルな仕事についいて精神的な悩みを持つ人の役に立つ自分」と言う姿に自己愛的な快感を感じるタイプの人が含まれる
わたしはそうとう疑り深いので、こういうところも考えてしまって、いろいろ斜めからものを見てしまって最初のカウンセリングから２年ほどあいてしまいました。だから上記のような癒しの受け取り方をしてしまったのかもしれませんが・・・
>「反動や強迫によるデフォルメされたイメージを、中立的な記憶に還元する」
わたしが書きました小さいころの自分に話しかけたというのは、このような内容でした。あなたは悪くないということを今の自分が言ってあげるということでした。

長々書いてしまいましたが、もう一度ご質問よろしいでしょうか？

1）この、頭で中立的な記憶に還元できることが理解できても、感情が追いつかない状況というのは、長く繰り返し繰り返し続ければ、改善されるものなのですか？この記憶を還元するというのが、頭で分かっても、ほんとうにこころがついていかないのです。いつになったらこころがついていってくれるんだという感じで、さらに昔の記憶を引っ張り出してるわけですから、今までで一番今が辛いのです。気を失いそうになることが多くなりました。
>思い出せそうな環境をアプローチし続けるもの
ものごころついてからずっとこの状況で、思い出すもの自体持っているのでしょうか？
>長期間に及ぶ慢性の悩みに対しては精神分析的手法を用いる方が有効
そうとう長期間です・・・
> そもそも「根本的な問題に正面からアプローチする」傾向が強いですから、癒しどころか相談者が相当「不快」に感じる例もあります。
精神分析では「不快」からどういうプロセスで治癒していくのですか？

ちょっと、性急になっているのかもしれません。いままで誰にも話せませんでしたが、いよいよ限界だと感じているので、ビシッと煮るなり焼くなりしていただいて早く脱出したいのかもしれません。だから不安なのかもしれないのです・・・でも性急になったって仕方ないですよね。そんな簡単に修正できるならとっくの昔に修正されてますよね。

２）ちょっとずれますが、自分が女であることが、気持ち悪く感じることが小さいころからずっとあります。男の人を好きになりますが、性的なことを意識すると気持ち悪く感じます。小学校のときは「わたし」と言えずに「僕」と言っていました。化粧したりはできますし、スカートも履けるようになりましたが、これは精神分析ではどういうことが考えられるのでしょう。

３）デジャブもしょっちゅうありますが、たまに昔の忘れていた記憶がふとした瞬間にフラッシュバックすることがあります。でも思い出したくないようなことではなく、どうでもいいようなことです。１８歳くらいからあります。正気でなくなるのではないかと不安です。

４）精神分析というものは心療内科で行われるのですか。どこでやっているものなのでしょうか。

調子に乗って質問攻めにしてしまい、申し訳ありません。お手隙の際にお返事いただけたら幸いです・・・
689 Re:選択されていると考えた方がいいでしょう kagewari 2006/11/25 21:30
まずですね。
>「癒していきましょう」ということをよく言うので、癒しなんだと思ってしまいました。
そういう発想をを本気で信じていて「何か勘違いしているカウンセラー」もいます。ええ、正直いるでしょうね。

さて、質問の各論への返信ですが。

１）
>頭で中立的な記憶に還元できることが理解できても、感情が追いつかない状況というのは、長く繰り返し繰り返し続ければ、改善されるものなのですか？

感情的反射で精神的に大暴れになった”後”で、
自意識が内省として「あーあ、又やったか。あの記憶の昔の解釈がでしゃばったか」と確認できる”ネタ”が無いと、何も省（かえり）みる事ができない。
そのチャンスを失ってしまう、
時に「賢くなければならない」という言葉の意味はこうした事です。
賢いってのは慣用句に「ずる賢い」があるように、直感的な頭のよさとかと全く無関係なのです。
なんとなくわかってもらえますか、とても微妙なニュアンスなんです。
「こう考えたらあの暴走は無かったのかも知れない」と、後で確認できるのとできないのとでは天と地ほどの開きがあります。
その経験が続く事（自意識による自覚的後天的な記憶）によって、判例主義的な記憶の力関係に変化が生まれます。
「又か、」「又又同じ現象が」「これ又誤解か」「これだけ繰り返すと自分は白雉なんですかーー」
つまり、実際は自覚的後天的な記憶が明解にあって「省みる」プロセスがきちんとあれば、そうそう期間はかからないのです。

「頭で中立的な記憶に還元できることが理解できても」
これが激しく難しいのです。
言葉をあとからそらんじる事はできても、
その言葉の合理性に疑いが無くても、
何回確認しても、実は『納得していない』。
ここが一番難関なのです。
過剰な劇画的デフォルメ（幼児期見た公園が広かったと感じるデフォルメ）の連想で事実から離れている記憶を中立化し、それを『納得する』プロセスが難しいのです。

事実関係を個別に「こうだったのかもしれない」と思えても、「これはともかく、あれは違う。あれは許せない」のように、代替する次の象徴化記憶が頭角するのです。
なので粘り強く「あれは何だったのか」という検証を継続する事が大事になります。
一度歯車が廻り始めれば、本来記憶はドミノ式に中立点に再修正されるべきものなのです。「あっそういえばあれもか」みたいに

>ものごころついてからずっとこの状況で、思い出すもの自体持っているのでしょうか？
そもそも自我ってものは、自分と言うリアリティーを繋ぐフェイク（イメージ＝幻想）です。本来本能であるべき機能を後天的な自我で代替しているのであって、自我そのものには『リアルな実態は無い』と考えていいのです。
リアリティー（事実”らしい”合理性）を担保する根拠（記憶）があるだけです。
しかし、我々が生きている事はリアルに実存しています。
これは『常にリアルに実存』しているのです。
「偏った自我」が成立するためには「抑圧された自意識」が無いことには成立しない（鏡像論みたいな話です）。

「偏った自我だけが成立する」
この言葉は、言葉自体が論理矛盾しています。

>精神分析では「不快」からどういうプロセスで治癒していくのですか？
不快感の質と言えばいいでしょうか。
一般生活における感情的な不快とは違います。
精神分析とは国会における「調査委員会」のようなシーンだからです、
不思議な話で、精神分析の場では時折主客が逆転します。
日常では感情的に反発している対象者（親などの権威者）を、その権威性の無意味さを分析し相談者の人格にどのように関与しているのかって分析の話になるととたんに「そうとばかりは言えないのじゃないか」とまるでその象徴的権威を（普段は反発している対象）守ろうとする抵抗が起きます。
分析者が象徴的権威の失墜を説明し、相談者がこれを防衛するために徹底抗戦する。

つまり、本来こころの中で起きている力関係が始めて表に出るのです。「自意識を抑圧する強健者は”自分”の一部に構造化している」その実態を理論ではなく、それが現実化した姿です。
不快といっても、これまで体験してきた不快と質が違ってきます。
なんて言うか「事実関係が全て表に出た上で（その関係で言いよどんだり隠蔽しようとするストレスからは開放されている）」全力出し切るみたいな感じです。
感情的な言葉になる場合もありますし、表面上は丁寧な表現が続いて一見波風立たないやりとりが続く場合がありますが、精神分析者は「これまで聞いたことの無い投げかけ」をするので、その行為自体が硬直化した構造を揺さぶっていると言えばいいでしょうか。

>でも性急になったって仕方ないですよね。そんな簡単に修正できるならとっくの昔に修正されてますよね。

「性急になって」と解釈しなくてもいいのです。
「危機感を持っている」と解釈すべきでしょう、
「これはヤバイ」と思うことは大事だと思いますよ。
そう思えば「こりゃ簡単に解決しない」とも同時に思うでしょう。

２）
>ちょっとずれますが、自分が女であることが、気持ち悪く感じることが小さいころからずっとあります。男の人を好きになりますが、性的なことを意識すると気持ち悪く感じます。小学校のときは「わたし」と言えずに「僕」と言っていました。

もっぱらこの現象は「自分の性別（リアル）」を抑圧するべき自意識に見立てている連想です。
「本来の自分を嫌悪し抑圧しろ」
『本来の自分＝間違いない自分の普遍的キャラクター＝性別』
これは思春期にエスカレートします、
『本来の自分＝間違いない自分の普遍的キャラクター＝性欲』
「本来の自分を嫌悪し抑圧しろ」
自意識の満足を似非として抑圧し、デフォルメされ事実から離れている非合理的な権威が自分を支配する。
「自分が女である事実を嫌悪し抑圧する」

付け加えるとするなら、幼児期に硬直化した構造には「性欲に違和感を感じる」という側面もあります。
鬱的人格構造のコアは幼児人格である事は間違いないですから。

確かに、人格構造がバランスしてもトラウマのように過去の記憶が完全に消えるワケじゃありません。
ですから、人生のその後SEXについて淡白であったり、それに少々嫌悪感が残る事もあるでしょうが、男女の関係や文化としてのエロティシズムはダイレクトにSEXであるなんてステレオタイプで薄っぺらなものじゃないでしょう。それを殊更気にしてもそうがないって事です。
「男の人を好きになりますが」
ここはそれだけで、全く問題ないのではないですか。

３）
>デジャブもしょっちゅうありますが、たまに昔の忘れていた記憶がふとした瞬間にフラッシュバックすることがあります。でも思い出したくないようなことではなく、どうでもいいようなことです。１８歳くらいからあります。正気でなくなるのではないかと不安です。

年齢的にはこのフラュシュバックは思春期と重なります、
関連性の無いフラッシュバックには夢と同じように、潜在的な追体験が深層心理で行われているからで、現実逃避とは全く違うのですが、抑圧された自意識が唯一自由になれる想像の世界で「実際の記憶を求めている」からだと考えていいでしょう。
つまり、現在の日常は偏っている脅迫的人格に支配されているのであって、抑圧されている自意識から考えれば「そんな筈じゃない世界」でしかありませんからね。

４）
>精神分析というものは心療内科で行われるのですか。どこでやっているものなのでしょうか。
基本的に現在日本では精神分析は文系の教養に近い位置付けで、精神科の医師の一部が（スキルとして）精神分析の学派を形成している例があったりしますが、それは医師個人個人の研究心からくるもので公のものと言えば又違います。
そして、臨床系で流行りの精神分析は「精神分析と欧米のキリスト教的価値観の妥協点」みたいなものだったり「ユングオカルト系」だったりで（そこは「フロイドがユダヤ人だ」って部分がかなり大きい）、

正直「ここで（ウッディアレンの映画に出てくるような）精神分析やってます」と言える場所はありません。
ぶっちゃけ「精神分析的アプローチしていますか」と聞くしか無いのが実情で、しかもその内容はあまり期待できないと言っていいでしょう。
私がこのサイトを立ち上げてる理由のひとつです。
「HPの有料メール相談があります」としか言い様が無いんですよね。
ここはブログにも触れているんですが、優等生的な人格だと精神分析の理論の部分に自己防衛反応が働く（自分が分析される不快感）ので「倫理との折衷的精神分析」へ分化させたり、精神分析それ自体をマイナーな学派に追いやりたいって動機が医療関係者にあるのは事実なんですよ。
690 Re:選択されていると考えた方がいいでしょう naka 2006/11/25 22:27
早々にお返事いただきありがとうございました。

１）については、
>確認できる”ネタ”が無いと、何も省（かえり）みる事ができない。
両親がそういう状態なので、わたしはまだまだではありますが、
そういう契機に出会ったので、むしろ両親より幸せだと思います。
いままではこのまま一生過ごすしかないと思っていましたが、
さすがに体の不調がでると危機感（危機感と言ってくださってありがとうございます）も倍増しました。
> 言葉をあとからそらんじる事はできても、
> その言葉の合理性に疑いが無くても、
> 何回確認しても、実は『納得していない』。
もう気長にがんばります。

２）１）の
> 「偏った自我」が成立するためには「抑圧された自意識」が無いことには成立しない
とも関連しますが、自分が自意識を抑圧していたなんて思ってもいませんでした。
自意識過剰なんだと思っていたんですが、まさか抑圧していたんですね・・・

３）４）よくわかりました。

お忙しい中たくさんの質問攻めにお答えいただいてありがとうございました。
とりあえずはもう少し様子を見ます。ほんとうに前進できそうになかったらメール相談利用させていただくかもしれません。でも悔しいのでなるべく前進できる方向で頑張ります。
721 心理カウンセリングを受けていますが不安です。のその後なのですが・・・ naka 2006/12/14 00:42
kagewariさんへ
その節はセカンドオピニオンしてくださって、ありがとうございました。
その後何度か通いまして、カウンセラーの方は、私の「見かた」のパターンを指摘するような、分析的にやってくださる方のようで、その分析をもとに自分が省みる作業を癒しと呼んでいるようです。ちょうどいま、kagewariさんと頭痛をお持ちの患者さんとの掲示板でのやりとりのようなことを、やっているのだと思います。分かる点が多く、自分に重ねて読ませていただきました。私がカウンセリングを続ける上でとても参考になりました。続けることへの確信を得たといいますか・・・。Kagewariさんに相談しなかったら、カウンセリングに行くこと自体迷って止めてしまったかもしれないので、ほんとうに感謝しております。ありがとうございました。

カウンセリングをしていくうちに、だんだん、なんであんなに洗脳されてたような考え方してたんだろ？と思い始めました。むしろ、偏って自分を特別視（？）みたいにしてたこと自体が恥ずかしくなってきました。
ただ、そういう気持ちと、強烈に昔に戻ってしまうような、今までの人生で一番沈むかもというくらいの引き戻しというか、揺さぶりが来て、でもいつのまにか安定するというサイクルが半日おきくらいでやってきます。精神状態が沈んでもまたいつの間にか安定し、また沈み、安定し、の繰り返しです。
その時、
>自意識が内省として「あーあ、又やったか。あの記憶の昔の解釈がでしゃばっ>たか」と確認できる”ネタ”が無いと、何も省（かえり）みる事ができない。
の意味が分かりました。
でも、今まではロウな感覚がずっと続いていたんだと思いますが、このハイとロウの激しいサイクルに振り回されてしまうのです。（ハイも、ハイというほどのテンションというわけではなく、内省できる状態、くらいのものですが）
ロウのときは、またしばらくしたら落ち着くと分かっていても、仕事中にもかかわらず、無気力になり、集中力もなく、イライラして、わけも分からずに涙が止まらなくなったり、体にボコボコしたじんましんがでたりします。自分の不甲斐なさに情けないといった具合です。もしかしてもうこれ以上良くならないのではないかと不安になります。でも、今までの自分とはさようならして、絶対幸せと感じられる人生にするんだと心に決めたので、ここで引っ込みたくないのです。
そこでもう一度疑問が出てきまして、大変恐縮なのですが、ご質問させていただきたいのです。カウンセラーに聞けばよい話なのかもしれませんが、どちらかというと分析的な作業を、感覚的（？）にやっているので、もちろんそれも話し言葉で面談としてはよいのですが、kagewariさんのサイトのような理論的な言葉としておっしゃっているものに対して安心感を感じるという気持ちもあるのです。バランスなのかもしれませんが・・・
質問としては、
まず、今の私のこのような状態は、好転していないわけではないとは思いますが、今後どのような方向に意識を持っていったらよいのでしょう？
そして、カウンセリングというのは、いつまでもやるわけにもいきませんし、どのような状態になった頃にやめても大丈夫なのでしょう？
といったことなのですが、文章としてうまく伝えられていますでしょうか。長々もうしわけありません。お手すきの際にお答えいただければ嬉しく思います。
722 カウンセリングという行為そのものなんですが、 kagewari 2006/12/15 23:29
カウンセラーの能力に個人差があるのは事実です。しかし「カウンセラーに期待される内容」は、『中立性・第三者的関与』であって特に面談の場合にはその基本的条件が満たされていることが重要です。
一部前スレッドの頭痛で悩んでいられる方の返信に書きましたが、極端に言うならカウンセラー（水先案内）の腕がヘボでも港へはたどり着けます。
少々航路の知識やその根拠が怪しくても、『動機』が担保されていればおかしな方向に流れる心配はありません。その間のストレスのかかり方（これも内容次第ですが）も大事なポイントなので、航路の知識はその中の一要因に過ぎません。
※臨床系カウンセラーは「精神分析が仕事ではない」を前提に説明しています。

何故なら航路を知っているは”相談者自身”だからです。
カウンセラーというのは、相談者との話の中で「希望する航路」を聞き取りによって特定しそこに至る心理的な障害（自己矛盾）を助言していきます。
ですから、この『動機』を担保するためには”聞き取る側である”という第三者性が最も重要になります。そこに主観が入り込むなら妙な宗教や自己啓発セミナーみたいな形に歪んでいくからです。
前者と後者、全く『動機』が違いますよね、

つまり、このカウンセラーを機能的に”使う”ために話しやすさも大事になります。
無意識と自意識のバランスに偏りがあって、自意識の一部が抑圧され歪んだ形で無意識化していたりすると、当人の自意識は一部の事実関係や認識を「本来自分の知っている筈なのに認知できない」からです。そして、この強迫構造の自己保存的抵抗は「話し相手を二人称化する事で防御ラインを引きます」。
これどういう意味かと申しますと、
「親しい友人関係や、家族に対峙するように」話相手も”同じ利害関係下にある人物と認証”する方法で共同正犯のような依存関係に巻き込んで「あなただってこうじゃない！」みたいな、無意識の狙いどおりの感情的興奮で第三者的な冷静さを阻害する事に成功します。
※この移転（投影）は、精神分析を行う側には重要な分析の手がかりとなりますが、単純にカウンセリングの進行に寄与するのかと言えば”その逆”です。

強迫構造は「あの、あなたの人生には私まったく関係ないんです」的な第三者的関与を最も嫌います。そんな人物の前では、自分も冷静に話せないと”バツが悪い”のでついうっかり冷静に考えてしまうからです。
つまり、自動的に強迫構造は抑え込まれ自意識が語らなければしょうがない状況になる。
自意識はそんな”リアリティーの認知のような場”に在り方を左右されますから、冷静な判断を嫌う強迫構造は「なんとかしてその場を壊そうとする」のです。
強迫構造における転移（投影）で、カウンセラーを二人称化しようとするのもそれが原因で（第三者的場を壊そうとする）、同時にカウンセラーの関わり自体に殊更疑問を感じたりあるいは批判したりするのも第三者的な関わりの水平性を「自分がカウンセラーを見下ろす」事でそこに階層を持ち込んで（この”リアリティー認知”自体第三者性を少しでも無力化しようとするものです）、「冷静に話す」という場から逃げようとします。
「境界性の障害が起きる原因」察しがつくでしょう？

極端に言うとですね、
「ちょっと考え事がしたいので、ちょっと座ってお前話聞け」
「え、何の話？」
「いやいや、考えまとめるのに聞いてくれるだけでいいから、適当に相槌打ってよ」
そういう関わりでも有効なんです、
カウンセリングの場を相談者がリードしても不自然な事ではありません。
話す事で、なかなか思いつかないアイデアを”偶発性”で思いついたりするものだからです。
※この場合でも一見水平性が担保されていないようですが、第三者性の担保は「他者の尊厳認定」であるため、口語調の表現とは裏腹に両者の関係は水平なのです。

つまり、あなたがどういうコンセプトでカウンセラーの場を考えるのか？が一番重要になります。相談者はクライアントなのですから希望はストレートにカウンセラーに伝えたほうがカウンセリング自体がスムースになる場合もあります。

■カウンセラーに問題があるケースは（前回のレスの繰り返しになりますが）、とにかく供依存を引き起こしかねないような、カウンセラー自身の自己愛的な同情等「カウンセラーさんいい人気分を味わいにきたの？」的関わりとか、意味不明の道徳的関与で「カウンセラーさんあなた自身の倫理観を証明したいのですか？」のような関わりで、
これは直に誰にでもわかる事ですかそんなカウンセラーは『こちらからお断りです』と、回避すればいいのです。
後は生理的に「この人は話しやすいとか話にくい」って事もありますね。


■さて、「精神的にアップダウンが激しい」とか「身体的な症状が現れる」のはいいことです。
内向的な代謝や極端な反動形成で無理やり合理化行われて、強迫構造が潜伏していく事より、「その論理矛盾が現実になる」方が潜在的な問題が”潜在的でいられなくなっている”証拠ですから。
それだけ自意識の自立的な活動が、これまでの強迫構造を揺り動かしている事を意味します。

重要な事は、身体的な不調等を悲観しないことです。
身体的な不調は不調として、何食わぬ顔でこれに対処していけば問題は大きなものではありません。致命的な感染症にかかったのじゃないのですからね、
それからハイな状態とローの状態を俯瞰で見るようにしてください。それを他人事であるように受け流す事です。
無理やり平常心を維持しようと構えても、現在の自意識にはまだそれほどのロジックは固まっていませんから「身体的不調は特に気にしないが、そんな自分も冷静に見ている」ような感覚を維持するのが大事です。
これに慣れてくれば、感情の起伏が激しい事自体にナンセンスな雰囲気（自意識の感覚とのズレ）が、自然に感じられるようになるでしょう。


■「絶対幸せと感じられる人生にするんだと心に決めた」
この言葉の流れには問題があります。
以下のように考えてください、
「自分なりの幸せを自分で選べる人生にしたい。それが実現できるのか実現できないのかは別にして、自分で選んだ人生に関わっていきたい。」
前述の思考だと”幸せの内容が予め（共同幻想的に）決められているような流れ”を自我に与えてしまいますからここは注意しましょう。


話は戻りますが、カウンセリングにこれといった期間等の定義はありません。
「いってもいかなくてもどっちでもいい趣味のサークル」ぐらいに考えられたらいいのではないかと思います。
カウンセリングを選択しているはあなた自身で、自分自身の考え方のポイントを捕らえる上で必要な助言は当面無くなったと思えばふらっと止めてもいいのです。
助言を求めているのはあなた自身なのですからね
ちょっと早すぎたかなと思えば又始めてみればいいじゃないですか。
ここでも自意識による自己決定が問われているのであって、カウンセリングの選択を「自分自身で決める」という部分も広義のカウンセリングの一部なのだと考えるべきでしょう。
自我の形は人の数だけあるのですから”自分らしい選択”をすればいいのですよ。
その自分らしい選択を見つける試行錯誤もカウンセリングという作業の一部です、
723 お返事ありがとうございました naka 2006/12/16 02:26
>「絶対幸せと感じられる人生にするんだと心に決めた」
>この言葉の流れには問題があります。
わかりました。他人と比べて自分はどう、とかではなく、自分なりの幸せを感じられるようにしたいです。今までは、何をやってても心から楽しんだりリラックスしたりできなかったので、これからそういうことが感じられるようになりたいです。


>強迫構造における転移（投影）
に関する一連のお話ですが、たしかに、かかわりに疑問を感じたり、穿ってみたりすることを、しているようです。これは強迫構造が反抗しているのですね？ほんとうは自分が上手にカウンセリングを利用させてもらえばよいだけなのに、まるでなんとかして疑問や不安を、自ら見つけ出そうとしているかのようだと思います。

>境界性の障害が起きる原因
という言葉の意味はちょっと難しくて分からないのですが、カウンセラーさんも、自分も昔はカウンセリングを受けていた立場だったそうなので、「あなただってこうじゃない！」のようなことを思ったり、先生って呼ぶことに抵抗があったり、すごく嫌な性格の人になってしまう自分がいます。

あと、私はまだ、こんなことを言ったらカウンセラーはどう思うのかな、といった、顔色を伺うようなこともあるようです。相手が冷静なだけに、余計にオドオドしてしまうこともあります。でも、冷静なのはカウンセラーですから当然なのですよね、でないと依存になってしまうのですよね。わたしはもっと、何でもバシバシ話せるようになったほうがいいのですね。


ちょっと自分の気持ちの問題ではない質問になってしまうのですが、
>臨床系カウンセラーは「精神分析が仕事ではない」を前提に説明しています。
の意味がよく分からないのですが、第三者的関与で自己矛盾を助言することと精神分析はどう違うのでしょう？


>さて、「精神的にアップダウンが激しい」とか「身体的な症状が現れる」のは>いいことです。
>内向的な代謝や極端な反動形成で無理やり合理化行われて、強迫構造が潜伏し>ていく事より、「その論理矛盾が現実になる」方が潜在的な問題が”潜在的で>いられなくなっている”証拠ですから。
>それだけ自意識の自立的な活動が、これまでの強迫構造を揺り動かしている事>を意味します。

これは好転していると捉えていいのですね。でも、

>これに慣れてくれば、感情の起伏が激しい事自体にナンセンスな雰囲気（自意>識の感覚とのズレ）が、自然に感じられるようになるでしょう。
というのを、もう少し教えていただけないでしょうか？これは、アップダウンが激しくなくなる、ということですか？それともアップダウンが激しくても、平気になる、ということなのでしょうか？
今から心配するのは取り越し苦労なのかもしれませんが・・・
でも、今日思ったのは、アップダウンというより、ダウンばっかりな気がする・・・ということです。連日悲しくて泣きます。でも何が悲しいのか分かりません。アップ状態があまりなくても、後退していると考えず、やはり強迫構造が抵抗しているから（好転）と考えて、悲観せず俯瞰に見るようにすればいいのですか？
724 これも考え方なのです kagewari 2006/12/17 22:12
> >境界性の障害が起きる原因
> という言葉の意味はちょっと難しくて分からないのですが、カウンセラーさんも、自分も昔はカウンセリングを受けていた立場だったそうなので、「あなただってこうじゃない！」のようなことを思ったり、先生って呼ぶことに抵抗があったり、すごく嫌な性格の人になってしまう自分がいます。

境界例（ボーダーライン）とも言われる症例の意味なんですが、
自我にはアンバランスな状態や、自己矛盾を自ら修復する機能があります。特定の偏った強迫構造が温存されるために「無意識に抑圧する」という過程が必要なのは「自分にバレてしまうとこれは問題だと修復されてしまう＝強迫構造が解消されてしまう」からです。
無意識への抑圧といっても、これは自分自身の考え方や発想を特定の考え方に限定する事と、”内向性”によって現実との関係を希薄にしてしまうことにあって、まさか「他人の発想までは抑圧できません」。
わかりますか？
道徳的に他人を殊更批判したり、差別的な意識で他人と関わったりすることには”一時的な動機”があるんですよ。
他人の考えは無意識に抑圧できないので、これを感情的に非難したりそもそも”関係を悪化させればよい”事になります。
つまりですね、他人との人間関係が良好であることそれ自体が強迫構造にとって”困った事”なんです、
同時に強迫構造には自己矛盾がありますから、当然この「他人への評価」は常に（100%）合理性がありません。
他人への評価に合理性があったら、その相手も同様に強迫構造を持っている事になってしまいますからね（時々メンタルへルス系サイトに『供依存』的なコミュニティーが成立する原因でもあります）。

簡単に説明すると「他人との人間関係が悪化している事は、強迫構造には都合がいい」んですよ。

とにかく「なるほどそんな考えもあるんですね」等によって、強迫構造が抑圧しているアイデアを自意識が外部から獲得してしまうのですから。
この状態を、第三者的に見ると「自意識過剰」に”見える”んです。
■自我のバランス内で自意識が過剰なのではなく、自意識を含んだ他者の関係において他者の意識を否定する結果自意識が過剰な”状況”なんです。
つまり「他人の存在それ自体を否定した結果、相対的に自意識が人間関係の中で過剰になる」わかりますか、
「◎○●」3人の中で自分は●だとすると、自意識は3分の1
「・・●」本当は3人いる筈なのに、◎と○の尊厳を否定すると、ほとんど全てが自分になる。


> ちょっと自分の気持ちの問題ではない質問になってしまうのですが、
> >臨床系カウンセラーは「精神分析が仕事ではない」を前提に説明しています。
> の意味がよく分からないのですが、第三者的関与で自己矛盾を助言することと精神分析はどう違うのでしょう？

精神分析というのはフロイド以来ですが、特定の学問なのです。
現在日本の大学における所属は心理学（文系）なんですよ、
ですから医療畑では、そもそもフロイド精神分析自体を履修することありませんし、全く知識の無いカウンセラーもいます。
何故って医療系のカウンセラーというのは、北米あたりでやっている対処療法的な取り組み方を勉強”研修して”な感じで養成されていますから（臨床系に認めらている心理学ほんの一部で、しかもその妥当性は個人的意見ですが「微妙」です）、フロイドそのものを否定的に考えているカウンセラーさんいますよ。これホントの話です、


> >これに慣れてくれば、感情の起伏が激しい事自体にナンセンスな雰囲気（自意>識の感覚とのズレ）が、自然に感じられるようになるでしょう。
> というのを、もう少し教えていただけないでしょうか？これは、アップダウンが激しくなくなる、ということですか？それともアップダウンが激しくても、平気になる、ということなのでしょうか？

プロ野球界には”野村監督”って人がいます（心理学的にスポーツする珍しい人ですが）、
「最近のピッチャーは痛いだの痒いだのとウルサイな」彼がよく言う台詞です、
野村監督が選手時代には、試合前の練習中にスパイクされて足を怪我して（ぱっくり裂けて骨まで見えたらしいです）もバンドエイド貼ってテーピングでぐるぐる巻きにしてから平然と試合に出るのが”当たり前”でした。
極端な話体調が悪い事や冷静さを欠いてしまう事も、自意識にとっては「瑣末な問題」に過ぎません。
精神的な部分に構造的問題があるとしても「構造的な問題が解消すれば”そもそも身体は健康”」なのであって、注視すべき事はその構造的な問題に”自覚的にアプローチしているのか”であって自意識の関心事は「この考え方の線でいけるのか」って試行錯誤に在るのであって、今自分が落ち込んでいるのかとか上機嫌であるとかは「瑣末な問題に過ぎません」。
痛み等の具体的な問題が無いのであれば、無視すればいいのです。

「にやけた表情の奴が嫌いなだけだ」と思えばいんです。


> でも、今日思ったのは、アップダウンというより、ダウンばっかりな気がする・・・ということです。連日悲しくて泣きます。でも何が悲しいのか分かりません。アップ状態があまりなくても、後退していると考えず、やはり強迫構造が抵抗しているから（好転）と考えて、悲観せず俯瞰に見るようにすればいいのですか？

悲観したいから泣いているのです。つまり「ストレスが溜まっている」。
俯瞰から見るなら「欲求不満」と言い換えてもいいです。
それは「映画でも観にいこうか」かもしれないし「ラーメン食いたい」かもしれません、「風呂入りたい」だって有りえますし「牛乳飲みたい」のかもしれません。とにかく強迫構造があると､本来外向的行動に欲望化されている筈の行動が内向化されてしまうので、外向的行動がスムーズでない分構造的に内向的欲求が高まってしまいますからね（これを悲観によって代謝しようとしている）。
これも現実認識がストレートになれば、外交的欲求化されて減少するのですから今の状態で無理やり抑えこんでも無理があります。

「花粉症になった」と思えばいいのです。

「自意識が俯瞰から自分を見る」
これは”ストイックな第三者感”のような視点です。
726 お返事ありがとうございました。 naka 2006/12/18 01:50
>道徳的に他人を殊更批判したり、差別的な意識で他人と関わったりすることに>は”一時的な動機”があるんですよ。
>他人の考えは無意識に抑圧できないので、これを感情的に非難したりそもそも”関係を悪化させればよい”事になります。
>つまりですね、他人との人間関係が良好であることそれ自体が強迫構造にとっ>て”困った事”なんです、
>同時に強迫構造には自己矛盾がありますから、当然この「他人への評価」は常>に（100%）合理性がありません。
>他人への評価に合理性があったら、その相手も同様に強迫構造を持っている事>になってしまいますからね（時々メンタルへルス系サイトに『供依存』的なコ>ミュニティーが成立する原因でもあります）。

今まで好きになった人がみんなメンタルヘルス系で、父もメンタルヘルス系ですから、父と母の破綻した関係を知っているので、自分はそういう人を好きになってはいけないと思いつつもはまってしまい、別れたくても別れられず、でも結局関係が行き詰まってしまったのは、これだったのかな・・・と思いました。

> ■自我のバランス内で自意識が過剰なのではなく、自意識を含んだ他者の関係において他者の意識を否定する結果自意識が過剰な”状況”なんです。

自意識過剰というものを、こういうふうに捉えていませんでした。人からどう見られているかとかを気にすることを自意識過剰なのだと思っていました。

>精神的な部分に構造的問題があるとしても「構造的な問題が解消すれば”そも>そも身体は健康”」なのであって、注視すべき事はその構造的な問題に”自覚>的にアプローチしているのか”であって自意識の関心事は「この考え方の線で>いけるのか」って試行錯誤に在るのであって、今自分が落ち込んでいるのかと>か上機嫌であるとかは「瑣末な問題に過ぎません」。

「この考え方の線でいけるのか」といえば、今までの自分の生き方はもう限界だと思っていますので、この考え方の線でいかないといけないと思っています。体調や気分はあまり気にしないようにします。気にしないように、というのがほんと難しいですが、もう内省のネタを持っているはずなので、頑張ります。

>悲観したいから泣いているのです。
> これも現実認識がストレートになれば、外交的欲求化されて減少するのですから今の状態で無理やり抑えこんでも無理があります。

まだ頑固な強迫構造が自分を守ろうと抵抗しているんですね。でも、ここまでいろいろと教えていただいて、ずっと引き摺っていた小さい頃の嫌な記憶も一応は客観的な視点で見られるようになりましたし、自分の強迫構造や偏った考え方のパターンも分かりましたので、そこまで分かって後退したら、自分に甘いというか、後退するわけにはいかないな、と思いました。
前回のお返事で
>さて、「精神的にアップダウンが激しい」とか「身体的な症状が現れる」のは>いいことです。
>内向的な代謝や極端な反動形成で無理やり合理化行われて、強迫構造が潜伏し>ていく事より、「その論理矛盾が現実になる」方が潜在的な問題が”潜在的で>いられなくなっている”証拠ですから。
>それだけ自意識の自立的な活動が、これまでの強迫構造を揺り動かしている事>を意味します。
とせっかくおっしゃっていただいたので、うじうじして本当に弱いなあと思い、あきれるくらい自分に幻滅ですけれど、余計なことは考えずに、ストレートに「強迫構造が顔を出して抵抗しているだけなんだな。悲観したいからこういう気持ちになっているだけなんだな」とバッサリ切り捨てて、気にしないようになっていきたいです。
732 面倒な性格！ naka 2007/03/15 01:43
こんにちは

その節はありがとうございました。

あれから数回カウンセリングを受けて、突然泣いたりするのは少なくなりました。


でも、相変わらず周りに人がいると苦しくて、会社をやめてしまいました。

次を探しても、自分が変わらないと一緒なのに。追い込んでます。

しかも、あんな仕事してみたいなとか、全く無くて、何がなにやら。

なーんにもする気がしなくて、集中力もなく、お腹空いてるのかお腹いっぱいなのかよく分からずです。

父がむかし心療内科行ってたとき、「なるようになる」とか言ってたのを思い出しました。

そりゃそーだろ。でも、そう思うのってホント難しい・・・
733 面倒に考えてるんですよ kagewari 2007/03/15 18:50
周りに人がいる事が不快なのは必ずしも問題とはいえないので（満員電車や団体行動が殊更好きだって人はほとんどいません）、個別の問題を問題と考えないほうがいいのです。
むしろ「一般」なるものを形成する共同幻想は、その不快感を緩和するためのバッファでもあるので、単純に単独行動型傾向の強い人はそれ（人が多い）だけで疲れるのは最初から予定されているので、ある意味理由としては『まっとう』なんですよ。

つまり「しかも、あんな仕事してみたいなとか、全く無くて」を心配することは極端に言えば”間違い”ですし、
そう考えてしまったほうが続きも簡単ですから。
そう考えてください、

そもそも世界の圧倒的大多数の人は、好きでも何でもなく食うために働いているのであって、私も結構長い人生生きていますが「してみたいと思っている仕事を”している人”」果たしていたでしょうか？ちょっと記憶を遡ってもなかなかこの人だと思いつくことはありません。

考え方が逆さまですよ
■仕事をするのが前提の場合
「自分にできる仕事（人が少ないとか、会話のない職場など）を探す」のがほんとです、

■必ずしも仕事しなくてもいい場合、
「余暇を気分良くすごす事を考える」ほうが懸命です。何か仕事しなくちゃいけない法律なんてありませんから。
欧米あたりじゃ本当の成功者は、ビジネス成功の果実を掴んだら早々にリタイアして慈善事業など仕事以外の”してみたいと思っていたこと”するもんです。仕事をしていない状態のほうが成功者だと、

仕事しているっても、労働者には違いありませんからね（笑
735 Re:面倒に考えてるんですよ naka 2007/03/16 02:11
ありがとうございます。つい、弱音を吐きにきてしまいました。

卒業してから、働いてない期間ってのが初めてなので少々不安ですが、

転職を機に、もっと変えたほうがよくて変えられるところは変えていきたいです。

追伸）
kagewariさんの分室のブログ、読んでておもしろいです。楽しみにしてます。
737 いえいえこちらこそ kagewari 2007/03/16 18:17
ブログもねぇ、なかなか更新できなくて。
なんだかんだってブログ3本書いているので、ついつい沖縄分室が最後になる事多いんですよねぇ

沖縄分室って「気まま」がテーマのブログなので（笑
ボチボチ書いていきまーす。
739 Re:いえいえこちらこそ naka 2007/03/17 01:59
そうなんですかー。３本凄い。
わたしなんてブログ書いては消し、書いては消し、続いたためしがないです。
こっぱずかしくなっちゃうからというのと、面白く書こうとしても、だんだんと内面吐露みたいに暗くなっちゃうからです。そういうのは紙に書くことにします・・・

ところで、こちらに来てから影響を受け、岸田秀さんの本を読むようになりました。岸田母はわが母と系統は同じようです。私は家を出ることに罪悪感があり、嫁になんていっちゃいけないと思ってましたから。今は思いませんが・・

では、私も「気まま」に仕事探してみまーす。（できるといいな）
748 空想癖って。 naka 2007/05/09 19:43
こんにちは！

唐突な質問なのですが、
空想癖って、どうやったら治るのでしょう？
小学校くらいから、一日のうち大部分を費やしていて、
気づいたらベラベラしゃべってることもあり、
大変な無駄だなーと思います。

ちなみに内容は、自分のことではなく、
架空の人物の人生模様です。
749 Re:空想癖って。 kagewari 2007/05/10 10:46
空想癖は一概に無駄ではありませんよ。

これって一見逃避的思考とまとめられる傾向あるますが、必ずしもそうではありません。つまり無意識的なロジックが一種の快感を伴って再現されているのですから、これが現実離れした話になるのは自然でもあります。
逃避的と見る場合には空想の時間の長さ単体の問題でしょう、
これも「空想の時間が長い」と考えるより「現実問題を処理している時間が短い」と見るべきで、差し迫った現実対応が連続していなければ空想していても別段問題無いのです。
それこそ自意識の干渉（現実問題への対処）が強いためにリラックスできず、映画や小説漫画などの触媒があるほうが楽な場合もあるぐらいで、空想そのものは誰にもで求められる機能に違いありません。
反対に差し迫った現実があるのに空想に浸りがちだと自分でも認識があれば、逃避的問題かも知れませんが、この場合も問題なのは空想ではなく逃避される現実の捉え方が問題となります。
ところが「瑣末で短期的な現実問題に対処する事で本質的思考から逃避する」なんて事もあるので”その反対だってある”のです。

新しいアイデア考える時なんかも自意識の枠を突破しないといけないので、この無意識的な着想それ自体は大事な存在ですしね。夢もそうですがストレス化されるほどでもない些細な欲求ならイメージする事だけで一時的に解決するって代謝もあるのであって、
脳の機能は自意識によって拘束されている一面もあるので、抑圧された葛藤が"強迫的"なストレスを"脅迫的"に発信する現象は問題でも、無意識的ロジック（前意識でもいいですが）そのものが必要無いとか問題なのでは無いのです、むしろ自由に考える時には空想的思考によって、それを自意識に発現しこの両者は有機的に結びついて自我の総体を成すのですから。

これは逃避的だなってのが自分でも気になって、それを止める事自体は簡単です
「さてっと、それはそれとしてどうしようか」と一言言えばいいのです。
”それはそれとして”とくくることでさっきまでの想像が自意識マターに変わります。
”どうしようか”は現実への対応を意味します。

その背景のひとつに「最近のTV番組が救い様の無いぐらい面白くない」ってのもありますが（笑
小説や映画を観るって習慣をつけるのもいいかも知れませんね。
750 Re:空想癖って。 naka 2007/05/14 00:26
またまたありがとうございます。
現実逃避してるんだよな、自分。って責めてました・・・
「さてっと、それはそれとしてどうしようか」
を徐々に増やしていきたいです。
小説も映画も集中力が持続しなくて。
759 境界例 naka 2007/06/18 12:58
kagewariさん、また投稿してしまいました。
ごめんなさい。

あれからカウンセリングは高額なのであまり行っていませんが、
いろいろな本を読み、自分が「ダメ親父」のもと「不幸な母親」とカプセルになっているということが分かりました。
母親とカプセルになっている状態での憂鬱から抜け出すために、カプセルをパカッと割りたいです。まだ自分の中でのそれに対する恐怖もありますが、なんとか「かわいそうな母を見捨てる」と思わずに割りたいのですね。

その際に現れる、母の拒否反応（たとえば以前あったのが、意識的にか無意識にか更に問題を作るなど）には、子供はどのように対処したらよいのでしょうか？うまくケアしつつ割れるといいのですが。

kagewariさんのご意見をお聞かせいただければうれしいです。
760 Re:境界例 kagewari 2007/06/19 13:58
少し説明しますね

ボーダー等として知られる、社会性に対する不快感もろもろの現象の背景には『前提となる認知が背景となっている』と考える事ができます。
簡単に言うとですね、社会性の不快感は２次災害でありまして、直接の原因は自我の内向性そのものなのです。

つまり、社会性の不快感には直接の原因は存在せず、内向性の人格特有の『認知』を背景に構造的に起きるものなんです。

話を簡単にするために乱暴に話を進めるとするなら、
自立的な自我（外交性）を持つ人物が延々と続く道路の脇にある電柱を眺める時「随分と遠くまで続いているものだ」と、むしろ「ずーっと先の電柱も同じかな？」と好奇心すら覚えます。
しかし、内向性人格の場合「家の電柱はどれなんだ」以外の興味から逸脱する事は無いため延々と続く道路の脇にある電柱を眺めても「これはいったい何なんだ」と、むしろ「気味が悪くて恐ろしい」とすら感じ「家の電柱と比べどうなんだ」と意味不明の関心に繋がることすらあります。

群隊を切り分けるので、そうなるのです。
自分には正規に所属する群隊があるという定義というか枠に内向すると、原理主義的反体制派と形同じなので、存在そのものが社会から浮いている新興宗教の団体のそれと非常に似た形になるんです（内向性の家族間の争いは「過激派の内ゲバ」と構造的に近い）。
個人の内面の深さと、心理的内向性は明らかに違うものですからね。

つまり、いかに家族に対する脅迫的関心を解決するのかがテーマになります。

話を戻しますが、以下の文面を精神分析的に読解すると意味は随分と違ってきます。
>自分が「ダメ親父」のもと「不幸な母親」とカプセルになっているということが分かりました。母親とカプセルになっている状態での憂鬱から抜け出すために、カプセルをパカッと割りたいです。まだ自分の中でのそれに対する恐怖もありますが、なんとか「かわいそうな母を見捨てる」と思わずに割りたいのですね。

こういうケースだと、父親と母親は共依存関係にある場合が多く、むしろ母親が自分自身の内向性（被害者意識の正当化を目的とする無意識により）を現実化するために「父親をスカウトしている」可能性も高いんです。これは脅迫的な無意識によってですよ、
当然母親が自覚的にそうしているのではない、
つまり、この場合母親にとって「かわいそう」である事こそ２次的利得であって、ここに代償満足があり、
この人物（母親）を、「かわいそうな人物」や「不幸な人物」と規定する事はこの母親の無意識を肯定するのと同義なんです。
「家族全体の葛藤構造を応援しているようなものだ」って事です。

ここにカウンターを当てるとするなら、
母親の認証は「自分の人生に責任を取れない迷惑な人物」であり。
父親の認証は「そんな母親の不幸物語的自己陶酔にとって都合のいいキャストであり、不幸を演出してくれるその人格の問題を解決どころか問題がより深刻化することを期待されている」となるのです、
■間違っちゃいけませんよ、これは全て母親の無意識の話で彼女にはそんな自覚は全くありません。
※そしてこれは、ここまでのやりとりから得られた情報を元にした推定ですから鉄板の分析でもありません。その辺割り引いて読んで下さい。

これを前提に考えるとより話は鮮明になります。
内向性の問題を抱えて、母親を「かわいそうだとか不幸（これは差別用語ですよ）」と認定している子供は、母親の無意識にとって輝かしい成果とも言えるじゃないですか。
狙いどおりなんだと、
同時に内向性の自己愛をそこ（あなた）に投影すれば不幸感も倍増し、言う事無しです。

>母の拒否反応

この理由がわかりますよね。
依存関係とは、つまり相互補完関係であり、内向的な発想下にある人物には”他人の存在を認知する力がありません”。
ここも話を乱暴にするなら、他人という定義を認定する部分が認知障害並に（学習障害に匹敵するレベルで）これを理解する力を持っていないのです。
理由は簡単です、内向によって「外界が視界に入らない特殊なメガネをかけているのと同じ」だからです。
疑心暗鬼と仮想敵（内向性被害認知）とも言えるような立場から”想像”する外界の認知がどれほど激しいバイアスがかかって偏向するのかこれ誰にだって想像つきますよね。

nakaさんが自立的思考に踏み出し、ここで問題のありかを直視する事は同時にそこにあった相互依存関係の夢の終わりを意味します。
所属するタレントである彼らにとってもそれは驚異であり、それは同時に彼らにとっても自分自身を省みなければ先に進めない事を指し示すメッセージにもなるのです。
そのメッセージをどう解釈するのかは、個々人のプライヴァシーなのでここに干渉する事はとても難しいですが、今の状態を保守し維持する事に比べればそれが大きな一歩である事は間違い無いのです。

重要なのは「現実認知の前提となる認識を変える」事です。
その認識に必ず偏向がある筈です、
761 Re:境界例 naka 2007/06/19 22:54
お返事ありがとうございました。

> 内向性の問題を抱えて、母親を「かわいそうだとか不幸（これは差別用語ですよ）」と認定している子供は、母親の無意識にとって輝かしい成果とも言えるじゃないですか。
> 狙いどおりなんだと、
> 同時に内向性の自己愛をそこ（あなた）に投影すれば不幸感も倍増し、言う事無しです。
そうですね、やはりそういう長年染み付いた母に対する認識は変えないとカプセルも割れませんね。

> そのメッセージをどう解釈するのかは、個々人のプライヴァシーなのでここに干渉する事はとても難しいですが、今の状態を保守し維持する事に比べればそれが大きな一歩である事は間違い無いのです。
母が解釈する局面に来たとき、私が訳分からなくなって感情丸出しで対処したくないので、「あ、母はこれこれこういうことでこんな反応をしてるんだな」みたいに、冷静に理解したいので、そのためにも母の偏向した認識を、もっと理解しておきたいです。自分の偏向パターンではないのでいまひとつぼんやりです・・・

> こういうケースだと、父親と母親は共依存関係にある場合が多く、むしろ母親が自分自身の内向性（被害者意識の正当化を目的とする無意識により）を現実化するために「父親をスカウトしている」可能性も高いんです。
お察しの通り、確かにそうかもしれません。怒鳴りあい、離婚騒ぎ、家出騒ぎ、延々と何十年も続けていますが、母は「子供がかわいそう」「経済的に無理」など何かと理由をつけて離婚してませんし、父に献身して、「こんなに献身してるのに認めてくれない」の繰り返しです。
母は「（母の）母から認められていない」という不満があるようなので、「認めてほしい欲」があるのは分かるのですが、なぜわざわざ認めてくれなさそうな人を夫に選ぶのか、私から見たら意味不明なんです。

私は「父を拒否（母とカプセルなので父だけが完全に悪者でした）」の感覚から、わざわざ父親そっくりの人ばかり選んでいた時期があるので、その気持ちは分かるのですが、私は男親への不満、母は女親への不満、という性別の違いがあるので、いまひとつ曖昧にしか把握できません。
認められていないという被害者意識をとことん強くした状態から認めてもらったほうがより意味がある（？）みたいな感覚なのでしょうか？

母から認めらなかった（と本人は思っている）娘が、妻を母のように扱う、手がかかる上にそれに対する妻への「認める」見返りも与えない男とわざわざ共依存になり、「認めてくれないの〜」とやり続けるのはどういう仕組みでそうなってしまうのでしょうか？掲示板なので情報が少ないかもしれませんが、教えていただけたらありがたいです・・・
762 Re:境界例 kagewari 2007/06/20 16:46
先ず快不快原則ってものを少し説明する必要ありますね。
nakaさんは心理学的な知識もあるようなので、ちょっと今回は分析的な回答では無く角度を変えた返信にします。

快と不快が予定されている場合、常に選択肢は快です。
これは生物の原則で、反射的な決定（脳の深い部分）に関わる本能に近いデジタル的な決定項のようなもので、生命の起源に関わる原則です。
ほとんど物理の法則と考えてもいいです。
単細胞生物が、動きやすい方向に動いたみたいな、
痛いと感じたのてそこから手を引いたとか
熱かったのでコーヒーカップを口から離したとか
ここまではミクロなレベルの現象ですが、これが高度なロジカルな行為であったら？「快」としか表現する言葉が無いみたいな。。
「なんとなくわかってください」、むしろその方が正確性高いです。

話を元に戻しますね

「常に快が選択されている」と考えるのがベースになるわけです。
それが外から見て「不快なのじゃないか？」と思えるときには、その行為が表面上の快に比べて何らかの上位のロジック（信念や哲学あるいは”道徳”）で断念せざるを得ず（この時点でその快を上回る不快要因が存在する証明になり）、この断念した快の代償性のある二次的選択が行われている事になります。
又、同時に外からみて不快に思えても、本人の認知が「すこぶる満足」である場合には、それこそ信念や哲学上の選択でその行為は本人にとって明快に”快（自意識も認める確信犯的上位）”である証明になります。

さて、一番わかりにくいのは「どうでんぐり返しても不快な選択（鬱等の場合もそうですが）」をしているケースです。
これに例外するのは、刑務所であったり誘拐や暴力団等に脅されて強制的に不快な行為を強制されている場合になります。
（苦しい仕事は金銭目的の取引であって長い目で見れば快のための投資ですしね）
私が「強迫神経症」とやらの強迫って言葉を時々「脅迫」という字で書くのはこれが理由です。

つまり自意識と無意識で利益（快）の認定が矛盾する場合、「抑圧がらみで無意識に追いやられた事実認定は、常に自意識にとって超越的な権限を持つ”上位”概念である」という矛盾の原形を成すんです。

かなり難解な話をしているのでわかりにくいと思いますが、何度か反復して読んでみてください。
もう一度噛み砕いて説明しますとですね、
「そんなの嘘だ、あっていい筈無い」という認知を無意識に抑圧するってどう言う心理的現象なのかって始まりに起因します。
自意識で考える上で「○○に違いない」と言う事を無意識化（無い事同様の捏造）或いは、感じる前に思念から消去するためにはこれ慌ててですね（或いは付け焼刃に）「○○なんか知らない」「そもそも○○なんて嘘だ」と認知そのものから逃れればいい事になりますね？
しかし満足すべき欲求はストレスとして残ります、
このストレスを何らかの興奮によって代謝しない事には恒常的なストレスが継続します。
「○○なんて知らない。そんな事をなげかけるお前は嫌な奴だ（ここで興奮）」これが反動形成であり、抑圧構造の完結（興奮によりストレスも代謝）という意味ではシンプルなモデルです。

とてもやっかいなもので、
つまり「○○に違いない」と思った”筈”なのは、自分自身の”筈”なのに同じ人物が「○○なんて知らない。そんな事をなげかけるお前は嫌な奴だ（この人物も場当たり的に選ばれます）」なんて感情を吐露する訳ですから。

よく「無意識ではこう考えている事になります」と私は言葉にしますが、その実その現象はどういうことかと言うと、
「考えている筈の事象が無い事のように意識されない状態に変化（反動形成つきの別ジャンルの感情に代替）している時、そのためには”○○は悪い”等の認定を前提にしなければ論理的な説明がつかないにも関わらず、これ（○○は悪い）が言語化されておらず意識される事が無い＝無意識」とでも言えばいいでしょうか。
一見あり得ない発想のようですが、「△△は偉い」「△△は□□が嫌い」「□□は○○の仲間（連想）」のような複合化的集合のロジックを使う事で暗韻として「○○は悪い」が直接言語として認知されなくても結果的に成立しまっているような仕掛けの事です。
このロジックを俯瞰で見たときに『コンプレックス』となるのです。
「素直な順列ではない」のように理解してもらっても構いません。

「火を消せば」が正しい認定だとしましょう
（本来葛藤構造が消失した未来は予測できないので、正しい認定と言う言葉は仮説上のものです）
ここに”加熱は善だ”という絶対的条件がついていて、火を消すって言葉を思いつく事すら嫌悪されているとしたら？
「なんかこの目玉焼き硬すぎるじゃないか」な他者の反応にこの人物は100％の確立で激怒する。
こんな感じです、
そして皮肉な事に、火を消すの目的が「おいしい目玉焼きを焼きたい」という欲求だとします。
そんな欲求がが最後の『激怒』によって代替されこの興奮により代謝される事になります。
この人物が「おいしい目玉焼きを焼きたい」という感情を欲求を感じる度に一度もこの言葉は脳内に出現せずに、ダイレクトに「激怒」を要求し（快不快原則）、経験的に激怒を繰返す事に依存してしまう（アル中のように）。
しかも「おいしい目玉焼きを焼きたい」が熟練する可能性が存在しないので、偶然できていしまうおいいい目玉焼きの可能性も非常に小さい確率です。
これでもわかりにくいでしょうが、今私が使いこなせる言葉的には限界近いところで（分析とは違い心理学テキストに関してはなんとかもう少しわかりやすくと努力中です）、

ともかく説明はここまでにしますが、詳細な情報に寄らずにこの推定の意味を理解してもらうために心理学的解釈を説明したほうが認識を進める確立が高いので（nakaさんは心理学的な知識もあるとの事なので）、難解承知で書きました。

で、ですね。
ここから質問の回答ですが
「母親に認められない（＝これが不快であるなら本来認められたいとなるのでこの人物は母親を母親として認めている）」→「そんな母親を母親として認定」→「自分が立派な母親であれば自分を認めてなかった母親の資質を疑う事になる」→「自分は母親に認められない自分である事が母親の権威を守る」→「母親に認められたいという欲求は母親との感情的な確執によって代謝」→「良好な人間関係上では人が快を感じるという事は想定上になり難い、不公平な扱いに激怒し興奮する事が容易な快となりこれが反復により固定」→「母親になりたい（権威を守っている母親との同一化欲求）」→「自分も母親なので娘を認めない（母親と同一化した興奮）」＝「同時に母親との確執でお互い興奮した事へのノスタルジー（その時に最も母親を独り占めした快感）」→「自分を投影した娘を認めない事に自慰行為に近い内向性の自己愛的興奮」→「全ての始まりは被害認知による興奮」→「被害認知を予定させる男に強い関心（或いはあっさりと縁談に同意、又或いはグダグダ文句を言う割には縁談を断らない）」→「この興奮と性的興奮とを区別できない（精神年齢の低さ＝幼児の性）」

これらの連想が循環して環ののようになっているんです。
（彼女の父親もキーパーソンには違いありませんから、こういう単純なモデルではない筈ですからこれは大枠の構成です）

母親はnakaさんのように、父親に恋愛感情を持っているのではありません。ですから現象は全く違のです。
事実母親は同様タイプの男性を遍歴していません

「父親を認定」→「同一化し同情すらしている母親を肯定（背理で父親は男性のシンボルである）」→「父親と感情的に興奮関係にある母親に大人の性的関係を連想」→「実際の父親を悪者と否定＝幻想の父親がデフォルメ（この美化された人物は”実存”しません）」→「幻想の父親モデルは幼児期に見た父親なので同一人物」→「父親的人物に幻想の父親モデルが投影」＝「自立し大人になっていないので他者への性的関心が無い（近親相姦的嫌悪）」→「家族的連想性の中に恋愛感情が内向」→「実際の父親を連想させる人物に恋愛的関心（幼児なので大人の性的関心ではない）」→「男性を非難したり激怒したりの興奮が大人の性愛モデル」→「・・・」

のようなものです。
あえて解説をつけずに、脳内のロジックを書き出すようにしてみました。（正式な分析では無いので、違和感のある個所はご自身で事実と違う部分を書き換えてみてもいいと思います）
これらが、関連（環のように循環）すると本人にも不可解な言動に自意識は拘束されます。

もう一点大事な事ですが、
簡単に言えば「興奮そのものが快である」と考えた方が早いんです。
それが自意識にとって快感だろうが不快感だろうが関係無いのです。
「その興奮が強制的な罰や、偶然巻き込まれた現象ではなくそこに何らかの自意識の関与があるとき、それは快として認定され同時に選択されている興奮である」と考えるべきなのです。

ちょっと難解が過ぎましたね、、
しかし理解が具体的に過ぎるのも危険（誤解の確立が上がる）なので、「なんとなくわかる」方が重要だと思ってもらって構いません。
ともかく一度に書くのは難しい部分もあるので、わからない点はもう一度返信して質問してください。
763 Re:境界例 naka 2007/06/20 22:48
ご丁寧なお返事ありがとうございました。最初難しかったのですが、繰り返し読んでいてなんとなく見えてきました。

お返事いただいた後半部分からなのですが、あ、３世代の話が多いので全部私から見た続柄で書きますね、

> 母親はnakaさんのように、父親に恋愛感情を持っているのではありません。ですから現象は全く違のです。
は、私は父を拒否してたので無意識でこうなってしまい、母は祖父とかなり仲がよかったのですが、だから単純に私みたいに父親と同じような人に行かないのでしょうか？
祖父はいつも穏やかで思いやりのある人でした。ただやはり仕事が忙しく、祖母が母の姉に比べて母を下に位置づける状況には、あまり干渉していなかったかもしれません。
母は、「祖母との感情的確執での興奮による快」が染み付いてるので、夫ともそのパターンを繰り返している、という感じで捉えてよいのでしょうか。大まかですが、認められたいと思っている親との関係をパートナーとの関係で再現しているってことでしょうか？
結婚した理由は｢かなり厳しく育ったので、自由な感じに惹かれた（逆にアウトローな人に惹かれる感じです）｣って聞いたこともあるのですが・・・


それでですね、お返事の前半部分ですが、この「どうみても不快状況なのにハマってる」強迫構造はなんとなく分かるのですね、
周りからはどう見ても不快な興奮を快と選択することが、
> それが外から見て「不快なのじゃないか？」と思えるときには、その行為が表面上の快に比べて何らかの上位のロジック（信念や哲学あるいは”道徳”）で断念せざるを得ず（この時点でその快を上回る不快要因が存在する証明になり）、この断念した快の代償性のある二次的選択が行われている事になります。
ということは、断念した原因の上位のロジックが覆れば、おかしな二次的選択をしなくて済むってことですよね。
> つまり自意識と無意識で利益（快）の認定が矛盾する場合、「抑圧がらみで無意識に追いやられた事実認定は、常に自意識にとって超越的な権限を持つ”上位”概念である」という矛盾の原形を成すんです。
なんですもんね。ということは、母にとっての断念した原因の上位ロジックは、例えば基本的な「（時代もありますので）離婚は世間体的にいけない」とか「どうせ私は母から認められていない」とかで、「そんな私は（わざわざ変な夫とくっついて必要以上に献身しなくてもそのままで）パートナーから認められる」ことを断念している(お返事の中にあったコンプレックスのような)から、二次的選択で、夫との確執による興奮で快を得ているってことでしょうか？

私のことに置き換えると、コンプレックスで自己愛がなさ過ぎて、｢恋愛や夫婦で快の状態なんてのは所詮絵空事で、まして私みたいなモンにはあり得ない｣という断念があったように思うのですが、昔の自分を棚に上げるわけではありませんが（苦笑）自分でも何であんな行動ばかりしていたのかということについては、構造の理解という点では分かるのですが、実感として分からないんですよね、無意識にしていたのだから当然かもしれませんが。感覚としては｢あれ？？今まで一体何やってたんだろう、あんまり覚えてないけど、やっちゃったな・・・｣というような。
なので私も母から見たら意味不明なんでしょうが、自分を棚に上げて母親のそんな二次的選択はやはり意味不明なんですよ、、、

でも、我が家は結局のところみんな似た者同士でコンプレックスがあって、一つ前のお返事でおっしゃっていた、「家族全体の葛藤構造を応援しているようなものだ」のように応援しあうにぴったりの関係のようです。ガッチリな感じで手ごわいです、、、
764 Re:境界例 kagewari 2007/06/21 22:26
>私は父を拒否してたので無意識でこうなってしまい、、　
母は祖父とかなり仲がよかったので父親と同じような人にいかないのでしょうか？

構造そのものが違っているんです。
nakaさんは、父親との人間関係に挫折している（「原因は誰？」には特段意味はありません）結果、幼児期の父親への固着が無意識で肥大し「現実の父親を拒否する事によって、イメージの父親に対する美化が相関関係にある」と言えるのです。
彼をひとりの男性（赤の他人同様）として拒否しているのではなく、”父親”が連想キーワードになっていますから、ここの構造は簡単なのです。現実の”父親”に拒絶があると言う根拠が「幻想の父親（元は同一人物）」との対比の中で現実の彼を非難する結果だからです。
（現実の父親への嫌悪と”本当”の父親の美化は同意）

母親の場合、もっぱら葛藤の対象者は母親（祖母）であり、この競争意識は「父親（祖父）とかなり仲が良かった」という事であれば、彼女は父親とのエディプス的な関係の構造の仲で「母親と争っていた」可能性があります。
母親に対する強い葛藤は、母親のできなかった夫との深い関係を獲得したいと思う気持ちと同時に、自分が母親として成功してはいけない（コンプレックスである母親を超える事は心理的にできません）というアンビバレントな欲求を満足させるため、「正常に結婚しているとは言えないほどのロクデナシ（現夫）を必要とした」とも言えるでしょう。ここにはもう一点背理があります、彼女はエディプス対象である父親（祖父）と”良好な関係”にあったのですから、同時に父（祖父）を超える男と性的関係になる事に抵抗があってもおかしくないのですから。

>母は、「祖母との感情的確執での興奮による快」が染み付いてるので、夫ともそのパターンを繰り返している、という感じで捉えてよいのでしょうか。

これは違います、
上記の説明でなんとなくわかっていただけると思いますが、彼女は構造的に大好きな父親を投影したエディプス的な男性との関係に抵抗がある（この時制を止めているのは母親との確執）のですから、「そんな男（現夫）と関係しなくちゃいけない事自体不快である」と定義してもいいでしょう。つまりそういう意味でも彼女の心理には、ロクデナシの男に文句をいい続けることに二次的利得があるワケです。
彼女の暴言の裏には「いつになったらお父さんのような男になるのよ」と同時に「お前がお父さんのような男である筈がない」という二面性がある”可能性”がありますし、もし「彼はお父さんと同じ男」だとしたら、その時彼女は「母親に認められる女」じゃなくてはいけませんよね？
しかし彼女は今もって「母親に認められていない」のです＝「構造的に目の前の男が父親並みの男である筈がない」。

>ということは、断念した原因の上位のロジックが覆れば、おかしな二次的選択をしなくて済むってことですよね。

その通りです。
ただここが一番難しいのは、暗韻（言葉にもなっていない）として無意識化している概念を一度言語化（葛藤構造を理解し）、極端に言えば現在の自意識では思ってもいないような事を、「自分は結果として願っていたのだろうか」のように気がつかなければなりません。
その上で「何故そんな事になったのだろうか」という内省的思考の過程が必要になるからです。

>母にとっての断念した原因の上位ロジックは、

典型的な「母に自分を認めさせる→母より上位に立ち（この隠れ投影は姉）→父親（祖父）を自分のもの（妻になる）にする」事でしょう、
ここからは推測になりますが、彼女の母親（祖母）は、心理的に男性と深い関係を保てない強迫性があったのかもしれません（父親が仕事で忙しく家族に干渉しない）、可能性ですがその結果父親（祖父）が、子供である彼女を幼児期に溺愛した可能性もあります。

>私のことに置き換えると、コンプレックスで自己愛がなさ過ぎて、
>恋愛や夫婦で快の状態なんてのは所詮絵空事で、

これは逆です、
内向性はイコール自己愛であり、内向的空間（過去の家族の肖像）にばかり情動が志向し、現実世界（家族以外）の人間の存在が希薄だから「所詮絵空事」に感じるのです。
極端に言えば、現実的なのは「内向的空間（過去の家族の肖像）」であり、現在の現実目の前の男の実存感が（内向性自己愛が原因で）幻想のように感じるほど現実感が後退しているのだと考えていいでしょう。

>感覚としては あれ？？今まで一体何やってたんだろう、あんまり覚えてないけど、やっちゃったな・・・ というような。

これを覆すには『自己責任』『結果責任』『当事者意識』というようなカテゴリーで考えればいいのです。
社会現象で言うなら「部下の責任は私の責任です」のような言葉に代表される感覚で、「なんだかんだいって、私の責任は”私（自意識）”の責任です」と、自らそれを望んでやったのだという結果責任（実はこれ『実績』と同じ意味ですから発想的にはネガティブじゃありません）を『肯定』すると、言えばいいでしょうか。
自己を肯定するとは、上記のような思考の結果です。
765 Re:境界例 naka 2007/06/22 14:39
お忙しい中早々にお返事いただきありがとうございました。

ずいぶんと大まかに捉えすぎていました。
今回いただいたお返事で、理解が進みました。
後で「あれ、やっぱり分からないかも」となるかもしれませんが
いまのところ大丈夫です。難しいですね。

> ただここが一番難しいのは、暗韻（言葉にもなっていない）として無意識化している概念を一度言語化（葛藤構造を理解し）、極端に言えば現在の自意識では思ってもいないような事を、「自分は結果として願っていたのだろうか」のように気がつかなければなりません。
> その上で「何故そんな事になったのだろうか」という内省的思考の過程が必要になるからです。

> これを覆すには『自己責任』『結果責任』『当事者意識』というようなカテゴリーで考えればいいのです。
> 社会現象で言うなら「部下の責任は私の責任です」のような言葉に代表される感覚で、「なんだかんだいって、私の責任は”私（自意識）”の責任です」と、自らそれを望んでやったのだという結果責任（実はこれ『実績』と同じ意味ですから発想的にはネガティブじゃありません）を『肯定』すると、言えばいいでしょうか。
カウンセリングでもこのようなことをやりましたが、一進一退というか、すぐ疲れてきちゃうんですよね。神経症のことも含め、私はああいうふうになるべくしてなったんだ、と静かに思えるときもあれば、たまに「わかったよもう、どうせ全部私が悪いんだよ」という気持ちがむくむく出てきて、無気力になっちゃうんです。
でも、わけが分からないまま以前のような生き方をするよりはマシだと思って、がんばります。
いつもご丁寧にありがとうございます。
766 注意点としては kagewari 2007/06/22 20:24
>たまに「わかったよもう、どうせ全部私が悪いんだよ」という気持ちがむくむく出てきて

やはりここになりますね。
責任意識とは→責任者→管理職
当事者責任とは→主要人物→物語りの話を左右する
となるので、自分を「それだけの可能性を信頼し得る人物である」と肯定しない事には始まりません。
前回のレスに「責任と実績は同じ意味」的な話をしましたが、
もうちょっと詳しく説明すると
「冗談じゃないこれは俺のモノだ」というのと
「いや、これは俺の責任なんだ」は同じ意味です。
なものですからお門違いの時に「俺の責任だ」なーんて言うと、何を調子に乗っているの？のように、逆に冷笑されますからね。
責任意識とその当事者所有権は同意なワケです。

自己嫌悪（どうせ全部私が悪い）は、肯定からの内向的な逃避→「落ち込む興奮により自己愛的な快感を得てしまう」ことになり、これを繰返すと容易に手に入る興奮なので（自分ひとりでできますから）、これは脳内で快感と認定され中毒のように繰返してしまいます。落ち込む事に対する依存症こそ鬱構造だとも言えますから。
ある意味、自己を肯定的に認定する立場は自意識の在り方で担保できます。なので、ここだけは譲らすに踏みとどまる事が重要です。
それこそコツと言えば何ですが「一歩引いて踏みとどまって考えてみる」な、過程を挟む事で落ち込みの暴走にブレーキかけられます。
767 Re:注意点としては naka 2007/06/22 23:05
> なものですからお門違いの時に「俺の責任だ」なーんて言うと、何を調子に乗っているの？のように、逆に冷笑されますからね。
例えば悪い状態のときに、実は自分の無意識で選択していることなのに、「私のせいです」みたいな悲劇の主人公チックになると、「ぜんぜんかわいそうじゃないよ、君が選択してるんだろ」って突っ込まれる状態のことですか？
最近そうやってよく自分で突っ込んでますますへこむんですが。
いい実績なら自分を肯定してあげられるのかもしれないけど、この悪循環ははまるとなかなか難しいです。

> 自己嫌悪（どうせ全部私が悪い）は、肯定からの内向的な逃避→「落ち込む興奮により自己愛的な快感を得てしまう」ことになり、これを繰返すと容易に手に入る興奮なので（自分ひとりでできますから）、これは脳内で快感と認定され中毒のように繰返してしまいます。落ち込む事に対する依存症こそ鬱構造だとも言えますから。
なるほど、よく分かります。ほんとによく分かります。

> ある意味、自己を肯定的に認定する立場は自意識の在り方で担保できます。なので、ここだけは譲らすに踏みとどまる事が重要です。
> それこそコツと言えば何ですが「一歩引いて踏みとどまって考えてみる」な、過程を挟む事で落ち込みの暴走にブレーキかけられます。
酒を飲みすぎると肝臓に悪いぞ、みたいに、自己嫌悪に陥るとまた変な選択をしちゃうぞ、みたいに考えればいいのですかね？
よく自分を褒める心理療法みたいなのがありますが、無理にでもそういう流れをつくるような、ああいうのがいいのでしょうか。
769 微妙な、ニュアンスの違いです kagewari 2007/06/23 14:51
人は神じゃありません。
いいも悪いも善も悪も、知ったような口を聞く割には何もわからないのです。
「そこにある事実を、いかに考えいかに現実に現実で応えるのか」それだけです。
誰が悪いだのって台詞ほど傲慢で世界を見下した言葉はありません。
それは神の台詞ですからね、

孔子だったか忘れましたが、「誇りを守るのは勝ち続ける事ではなく、負けても立ち続ける事にある」な〜んて話がありますが、つまりですね「落ち込む理由をいいとか悪いとかって、そんな判断できるほど僕は何時から賢くなったのか？」と恥ずべきだって事ですよ。
それは、いくつもの現実の彼岸にある最後のアイデアなのかも知れないし、今より一瞬でも長く生きて賢くなる次の瞬間の自分の言葉を穢すだけですから。
次の自分から今の自分へ調子に乗っているんじゃネーと、

自我は時制と言葉の”感覚”によって実存していますから、今に「いい悪いを持ち込んで時制を止める」事は、次の自分への否定です。
次の自分を規定しているのは今の自分かも知れませんが、その時今は次の瞬間を予定した”今”という意味を喪失します。すぐ次に変わってしまうほど刹那だから、今を今と呼ぶんですからね。

>例えば悪い状態のときに、実は自分の無意識で選択していることなのに、「私のせいです」みたいな悲劇の主人公チックになると、「ぜんぜんかわいそうじゃないよ、君が選択してるんだろ」って突っ込まれる状態のことですか？

いえ違います、
「え？何が」と応える事です。

「へー、そんな事したっけ？」
「自覚無いんだよね〜実は、いかんいかん。こりゃいかんな〜」と、
「あれれどうしてこうなっちゃうのかな〜」
微分積分の問題を考えるのと気分的には同じですよ。

>よく自分を褒める心理療法みたいなのがありますが、無理にでもそういう流れをつくるような、ああいうのがいいのでしょうか。

これの反対ですね、
「真剣にバカなんかいな俺？」と、
（二重否定で「賢い筈だ」って肯定ですよ）
「えー、ちくしょうどうしてこの問題が解けないの？」のように。
当事者である事を成立（肯定）させるんですよ。
当事者である自意識の仕事は？根性入れて考える事ですよ（笑
青ガエルは実際緑なのに何故青なのか？みたいな話です。

>酒を飲みすぎると肝臓に悪いぞ、みたいに、

少なくとも飲み過ぎたら「スマン自分」と言えるようにです。
772 Re:微妙な、ニュアンスの違いです naka 2007/06/23 20:46
お返事ありがとうございました。
やはり自分を悪いとか言っちゃって止めてるってことは、まだ親に「あんたらがこうだったら」みたいな善悪の判断をしたがってるのかもしれないです。きっとそうです、まだ家で親とすれ違うとゾッとしますから。油断するとニュースで流れるような事をするんじゃないかと。すぐ疲れたり無気力になったりしないで、もっと現実を受け止めて対処のしかたを考えるようにしたいです。内向的な自己愛とはさよならして、もしまた変な悪循環にはまっても、
> 少なくとも飲み過ぎたら「スマン自分」と言えるようにです。
のようになって、また立ち向かえるようにしたいです。少しずつでも・・・。仕事がコロコロ変わってしまうのですが、また新しい仕事も見つけたので正直怖いですが頑張ります。
> 当事者である自意識の仕事は？根性入れて考える事ですよ（笑
嫌でもやり続けなきゃいけない仕事でしょうから、お金にはなりませんが（笑）頑張ります。もしかしたらこっちの仕事は、なんやかんや言いつつもそんなに嫌いじゃないかもしれません。つい最近まで家族の構造が全く分かっていませんでしたが、その中でもずーーーっとアホみたいに頭抱えて考えてたと思うので、慣れてるといえば慣れてるし、全く新しく商品陳列やら細かい計算やらマニュアルやら覚えるよりマシな気もしてきました。・・・だんだん変な文になってごめんなさい。いろいろありがとうございます。
837 頑張る頑張るってそんなに自分は大した人間かよ・・・頑張ったって無力なのは分かってるのに。 naka 2007/11/08 02:02
おひさしぶりです。

わたし、カウンセリングを受けているから、精神科になんて行かなくてもいいことは分かっているのです。でも、カウンセリングに疲れてつい精神科に行ってしまいました。
薬が効こうが効かまいががどうでもいいのです。
ただ、薬をもらっている自分という事実がないと、自分を責めて罪悪感に打たれて全部責任を負わなきゃと思ってしまう。
自分の中で自分を許す理由付けとして「薬をもらう」という事実を作っているだけなんです。
別に呼吸困難だろうが意識を失おうが頭痛だろうが、身体症状を云々言ったって無意味なのは分かってるんです。
だけど、病院に行っている自分という事実がないと自分を許せない。
ただ、私は病院に行っていることは家族にも誰にも内緒です。誰にもひけらかしてなんていないです。助けてなんて言っていないです。カウンセリングに行っていることも誰にも内緒です。自分の中の納得させる方法として「薬をもらっている事実」を使っているだけです。もしかしたらそうやって「私は自傷したり傷を見せびらかしたりするようなナルシストみたいなことはしない」っていう理屈で自分に酔ってるのかもしれません。
でも、薬をもらわなくなったら、また頑張らなきゃいけないと思うと、もう薬はいらないでしょうといわれるのが怖いです。
カウンセリングに行くことも、今私にとっては「頑張らなきゃいけないこと」です。
もう疲れてしまいました。別にどうでもいいです。なんでこんなに頑張って不快な状況から抜け出さなきゃいけないのでしょう。
カウンセラーが悪いわけじゃないんです。実際悪くなってない。むしろいろいろ分析して気付いたことが多いです。別に正論を押し付けたり奇麗事を言う人ではありません。客観的に第三者でいてくれる人です。ただ私が転移ってやつですかね、勝手にもうあんたのとこに行きたくないよって、勝手に頑張らされてるように感じてしまってるだけです。
大嫌いだった父親は、精神科に通っていていつも情緒不安定で母と私はおびえていました。結局私は父とそっくりっていうオチです。笑ってしまいます。
自分と似ていると気付いたら、父親を男として意識して好きになってしまったらどうしようと不安になりました。それが気持ち悪くて仕方ありません。バカみたいな話ですが。
839 頑張る必要は全くありませんよ kagewari 2007/11/09 00:44
文脈通して言える事ですが。まず
>カウンセリングに疲れてつい精神科に行ってしまいました。
これはある種「息抜き」として明快な快感であると語られていますね
同時に、
>自分の中の納得させる方法として「薬をもらっている事実」を使っているだけです。
と、その理由が語られています。
悲劇性のナルチシズム的逃避ですね、
>薬が効こうが効かまいががどうでもいいのです。
少なくとも投薬を身体的苦痛への対処として利用するのはむしろアリな選択なので、これは効かなきゃダメですよね（処方されているのが身体的苦痛への対処的ものなのかって部分は別ですが）。
だとすると、「投薬を受けている事」それ自体に意味（快感）がある、
となり「効かなくてもいい」のですから、これは”いつでも使える手段のひとつ”でもあると。
「夫に隠れてキッチンでお酒を飲んでいます、でも私は○○や○○○なので苦しんでいる事を誰にも話していないし、自慢げに症状を訴える事もしていないんです。ですが問題の解決に頑張ってしまう事は、もう隠れてキッチンでお酒む必要は無いと言われるようで怖い」
　↓
>助けてなんて言っていないです。カウンセリングに行っていることも誰にも内緒です。自分の中の納得させる方法として「薬をもらっている事実」を使っているだけです。もしかしたらそうやって「私は自傷したり傷を見せびらかしたりするようなナルシストみたいなことはしない」っていう理屈で自分に酔ってるのかもしれません。でも、薬をもらわなくなったら、また頑張らなきゃいけないと思うと、もう薬はいらないでしょうといわれるのが怖いです。

そしてここですが
　↓
>だけど、病院に行っている自分という事実がないと自分を許せない。

翻訳すると「病気」なんだという理由の外部化によって、現在の自我構造を保守する事でしか（根本的に自己嫌悪を自力で停止できないので）形だけでも安定感を維持できない。
※そもそも保守される自我構造が自己嫌悪の原因
※不安定になっているのは、強迫的自我に対する自意識の反発による不安であり、これを安定させる事は強迫的自我を正当化する。
おそらくこの辺の理解がnakaさんには”既にある”ので、
言葉として「許せない」という表現が選択されているのでしょう。
ここの意味は自己嫌悪を許せないと・自我の（外部化による逃避的）保守（こちらが暗韻）と二重の意味で無意識に選択されているものに思います。

ってかですね、そもそも家族に精神科に通っている事やカウンセリングに通っている事は「むしろ言うべき」事で（その結果の彼らのリアクションも強迫構造解体の刺激になるでしょうし）、言わない事に罪悪感を感じて欲しいんです。
言わないのは個人的理由（背理となっているナルチシズム的快感）ですからね。
言えば言ったで（理解があるかないはここは無関係）「全体としての事実認定として、そりゃ仕事するのも無理あるわね」で、暫くのんびり静養すれば？という文脈になります。
繰返しますが、「家人の理解があるのか無いのか」はこの際”全く関係無い”のです。
通院自体を非難されたのだとしても、公開された情報には「それ自体に論証性がある」のですから、理解できないのならその当事者は”単なる馬鹿か無知”であり、これは自己嫌悪の原因とならないからです。

しかし、カウンセリングに通っている事を”そうそう自慢げに話す人もいない”でしょう。
（ここは上記の「話していないんです」との対比→むしろ誰だってそうそう話したくないのであり、話さない事の方が個人的利益であるケースが大半だって事です）
ここで、話さない選択をするなら「個人的理由で話すべき事だが話さなかった」という自己責任において、これは話せないのだと自分自身で確認すべきだと思います。
否が応でも話さなくちゃいけないって事もでもありませんから（完全に仕事ができなく福祉に相談が必要等のケースを除き）。話した方が楽だって事です（場合によっては福祉の支援で無理に働く必要も無くなりますし、公明正大に自宅で静養する時間も持てます）、

全体の流れで、もうなんとなくわかりますよね？
頑張っているのはnakaさん自身です。

別段頑張る必要はどこにも無いのです。
確かに「内省的に考える事によって」や、こうそればこうなるって過程を私も何回か説明してきましたが、他のスレを読んでいただければわかるとおり「無視しない範囲で」であり、「無理する事はむしろ良くない」と私は各スレで説明しています。

それを踏まえて「こりゃ話さないでおこう」と考えるなら、
その決断により発生する様々な部分は「まー自分で（自己責任）決めた事だし」と納得いきますから、それぞれ大変かもしれませんが特別頑張っているんだと肯定的表現で語らえる事は無いんです。「仕方ないな」→「本来言うべき事なんだよな」→言わない事による取引で得た自分の利益の明快化→トータルで考えれば楽な方を選んだんだからまっいっか、
これも選択のひとつです。
※しかしこういう無理は本来すべきでなく、自分の自我に問題ある事は公開情報としてオープンにして堂々と休養する方が懸命です。

>カウンセラーが悪いわけじゃないんです。
>勝手にもうあんたのとこに行きたくないよって、勝手に頑張らされてるように感じてしまってるだけです。

ですから、行かなきゃいいんですよ（笑
「あー、そろそろいってみるか」と思えば又行ってもいいでしょうし、「なんか面倒臭いな」と思えば一週間先でも一年先でもいいでしょう。無理する事無く自分のペースで行くなり、そもそもカウンセリングを止めたっていいんです。
構造全体が見えていれば、自己分析でいけるケースだって無い話じゃありませんから、

ポイントとしては「悲劇性の回避」「無理しない」「頑張るという言葉を言語として使用禁止する」事だけでも方向性の修正になると思いますよ。
842 Re:お返事ありがとうございます。 naka 2007/11/09 16:43
> 翻訳すると「病気」なんだという理由の外部化によって、現在の自我構造を保守する事でしか（根本的に自己嫌悪を自力で停止できないので）形だけでも安定感を維持できない。

> ここの意味は自己嫌悪を許せないと・自我の（外部化による逃避的）保守（こちらが暗韻）と二重の意味で無意識に選択されているものに思います。

全くそのとおりです。

> ってかですね、そもそも家族に精神科に通っている事やカウンセリングに通っている事は「むしろ言うべき」事で（その結果の彼らのリアクションも強迫構造解体の刺激になるでしょうし）、言わない事に罪悪感を感じて欲しいんです。

家族の強迫構造が壊れたときの反応に対処することを考えると、あまりに面倒で言えません。今もよく「もしあなたが嫁に行って出て行ったら」云々の私にとっては「脅し」をかけられます。

> それを踏まえて「こりゃ話さないでおこう」と考えるなら、
> その決断により発生する様々な部分は「まー自分で（自己責任）決めた事だし」と納得いきますから、それぞれ大変かもしれませんが特別頑張っているんだと肯定的表現で語らえる事は無いんです。「仕方ないな」→「本来言うべき事なんだよな」→言わない事による取引で得た自分の利益の明快化→トータルで考えれば楽な方を選んだんだからまっいっか、
> これも選択のひとつです。

そのとおりです。

> 否が応でも話さなくちゃいけないって事もでもありませんから（完全に仕事ができなく福祉に相談が必要等のケースを除き）。話した方が楽だって事です（場合によっては福祉の支援で無理に働く必要も無くなりますし、公明正大に自宅で静養する時間も持てます）

> ※しかしこういう無理は本来すべきでなく、自分の自我に問題ある事は公開情報としてオープンにして堂々と休養する方が懸命です。

私は堂々と休養や静養をするほどの資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。
そもそも家に居ても落ち着かないのに休める場所などありません。
良く考えたら「リラックスする」という感覚が分かりません。

しばらく無職だったのですが1人暮らしするために働き始めました。
ところが1人暮らしするほど稼げない上に、仕事中も精神状態が不安定で自分でもどうすることも出来ず、薬でちょっとはマシな気もしますがあまり効果は認められません。

もっとお金になる仕事を選べばよかったのかもしれないので、結局は自我の保守を目的に自己責任で今の状況を選んでいるのでしょう。
1人暮らししたとたん自分の神経症が暴れだし、両親の状態もひどくなった（構成員が一人抜けて強迫構造が崩れかけたから）こともあるので、潜在的に避けているのかもしれません。そういう分析をカウンセリングで受けました。

しかしこれもまた自己責任・・・。自己責任→自己嫌悪→自己責任＝ループして止まることがありません。

自己抑圧してしっかり者のいい子で生きてきたので、頑張らないと無理しないと見捨てられる気がします。
そうしたら会社でも「しっかり者＝責任のある部署にまわされる」でも私は仕事中も今にも暴れだしそうで怒鳴り散らしそうで泣き出しそうで死にたくて。

そしてこれも自己責任です。
843 整理して考える事です、構造自体は想像より複雑じゃありません。 kagewari 2007/11/11 16:02
先ず「私は堂々と休養や静養をするほどの資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。」
これは完全な間違い、
無意識の狙いは、とても簡単です。
問題を問題と思わせないことで、解決する方向に意志が向かうのを阻止し現在の自我構造の保守を目論んでいる。

考え方の基本ですが、
常に第三者の立場で考える事です（自意識というのはある意味自分自身から見ても第三者とも言えるので）。

現在神経症傾向で、仕事が続けられずに問題のある家庭に引きこもっているケースは少なくない事は既に社会問題ですね。
そして現実、この公開掲示板に悩みとして書き込まれている各スレッドは同様な問題の線上にありますね、
nakaさんは、各スレに
「それぐらいの事で悩みだとか、休むとか言ってんじゃネーぞコラ」と書き込みたいと思っていますか？
実際そんなレスをnakaさんはしていませんよね。
つまり「資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。」これは完全に”杞憂”です。
まんま”強迫”です、100％nakaさんの本音じゃありません、180度反対の考えです。
又、現実nakaさんはカウンセリングや精神分析の専門でもありませんし、医療系の有資格者でもありません。
資格を判断する資格がありませんよ（笑
断言しますが、
「休養や静養するべきです」、資格云々を論議する事事態むしろナンセンスだと言い切っていいでしょう。
申請が受理されればひとり暮らしした場合の家賃も住宅補助の適応になります。
　↑
ここまで第三者的に考えればごく自然に考えられるものなんです。
それが「資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。」な”気がする”のはそういう考え方をされては困る（強迫的な自我を保守できない）からで、一種のトリックのようなこういった発想に支配されがちな部分をまず認識してください。
そして、自分を赤の他人だと思って「ひとりのアドバイザー」的に考えてみる。
これで相当状況を整理して考える事ができます。


そして自己責任って言葉の意味ですが、
まず”責任”って言葉の意味から。
こんな会話がありますね
「あのすいませんが、このスープにビニール入ってますよ」
「大変失礼しました直ぐに新しいものと」
「これは問題でしょう責任者の方に説明してもらえないですか」
つまり、責任の無い人＝権限の無い者（最高責任者は”オーナー”です）
『責任』と『権限』は非常に似通った言葉で、
「出世したい」と「責任者になりたい」は同義語ですね。
自己責任とは、自分に与えられている権利（自由）や生存権の証明の事で、これを放棄する事は＝隷属です。
その反対に自己責任を確認する事は自分に与えられている権利（自由）や生存権という資産の有資格者が自分である事の確認です。
極端に言いますと、それ自体『嬉しい事』であると、
なので、「これは私の自己責任だな」＝「自分でそれを主体的に判断（ハンドル）した」＝「自分にある”自由の幅”」を意味します。
　↓
そこを背景に考えると
>会社でも「しっかり者＝責任のある部署にまわされる」
本来嬉しい事ですよね、出世ですから（無理している部分はひとまず置いておいても）
ところが
　↓
>仕事中も今にも暴れだしそうで怒鳴り散らしそうで泣き出しそうで死にたくて。
と、自分が高く評価される事が死ぬほど不快なワケです。
ここで前提となる「無理しているので」というのは、名目上の理由になっていますがこれは「仕事自体を好き好んでやっえいるのではなく、頑張るという形を自己顕示するための”頑張り”」だから疲れるのであって、それが（強迫とは関係無く）望んだ仕事であれば本来「出世に喜ぶ」ところですよね。

随分話の整理がついてきました。
家庭内の共依存関係を維持するために、離脱（自立）する事を不快に感じる強迫がある、
>今もよく「もしあなたが嫁に行って出て行ったら」云々の私にとっては「脅し」
　↑
これは出て行かれると困る的なボヤキの事ですよね？
ここも「通院やカウンセリング」の話をすれば状況かわると思いますよ。
むしろそうあるべきなんです。
　↓
>1人暮らししたとたん･･･両親の状態もひどくなった
>家族の強迫構造が壊れたときの反応に対処することを考えると、あまりに面倒で言えません。
　↑
これって、慢性の糖尿病の患者に「飴でもどうですか？」と囁いているのと同じです。

精神的な問題の原因やきっかけや背景には家族関係を含む人間関係がありますが、基本的に自我の問題は『個人単体の問題』であり、各人が個人レベル（極端に言えば自意識の第三者的立場）に立って考えないか限り、強迫構造はより深刻になります。

もう一段話を整理してみましょう。
家族とは基本的に「赤の他人の寄り合い所帯」です。
100％赤の他人です、
そこに血縁という”縁”があるだけで、構造的には幼馴染（地域縁）と何ら違いはありません。
「互いに助け合う」とか「犠牲的献身」とかって、他人に対する尊厳を前提とする思いやりや個人的美意識が根拠でなければ成立しません。
その他人に対する配慮のきっかけが”血縁”であるため、「血縁という縁を大事にする他人の寄り合い所帯」が”家族”というクラス社会を成立させるのです。また社会的に”血縁”には”相続権”のような”共同責任”もありますが（共同幻想的社会である場合）、その構成要件も各個人の自立独立が前提となります。
そこに強迫的な共依存関係が成立し、互いに（強迫関係を）補完し合うという行為があるなら、それは加害以外の何ものでも無いのです。
その加害に関わる”個人的”な利害は「落ち込んだり不快感で興奮する等の”快感”」です、

これって、多重債務の相保証（債務者同士が互いの保証人になる）のようなもので、
ここに加担する事は、自分の利害を動機とする贔屓の引き倒しになってしまいます。
不安定になる（両親の状態もひどくなる）というのは、強迫構造の不安定化ですから→脱出した自意識の意志表示であり、この段階で各人が心療内科で相談する等初めて自分自身に直面する問題の構成の全体像を認識する事でもあります（保守ではなく）。
確かに不安定化は客観的に見れば悪化にも見えますし、ケースによっては緊急避難的に投薬を希望するのが適当である場合にもなるかも知れませんが、そんな局面無しに、各個人が自分を拾い上げるチャンスも無いワケです。

と、ここで全体像を見回すと。

「頑張らなければならない」この言葉の意味は、
「サラ金からの融資が止まらないように、私だけでも利子だけでも払わなければならない」的な話で、
当然日掛け金融や闇金に手を出し多重債務となっている時点で、これを延命させても債務は増えるばかりですよね。
頑張っているようで、問題の深刻さはより深まるワケで、
頑張る事は、加害責任が深まる事になります。
ですから「通院やカウンセリングの件を秘密にする事」は、他の家人のナンセンスな対応を（情報を秘匿する事で）幇助している結果にもなってしまうんですよ。

確かにどうにも全て情報を公開する必要はありません。
それこそ「家族とは赤の他人で、自分の通院はプライヴァシー」なんですからね。
しかし、それを想像させたりそれを感じ取れるような会話やニュアンスを伝えない事は、やはり問題でしょうし、
ここも「第三者の視点で」、この人たちこれでいいのか「あなた個人として」的発想で考えていけば新しい動機形成も見えてくる筈です。

だって、弁護士さんに相談して破産宣告すれば無罪放免なんですからね。
誰一人自意識の自己責任（自由意志）で強迫なんて好きでやっている人なんかいない（自分の意志で借金した人物がいない）んですから。
「これを保守したり先送りするのではなく、オープンにして各人個人的に考える余白をつくる」って事です。
実際にひとり暮らしを始めたら、それこそ自分が第一なのが自己責任（自己の尊厳）なのであって、
その後の彼らはそれぞれ各個人で対応する責任（権利）があるんですから。

「自己責任（自由意志）の認識は無いが、相保証的責任（権利）がある」なんて話は”無い”ですよ。
これじゃマルチまがい商法みたいな事になってしまいます、
それこそ「これは詐欺なんだ（まず自己責任の確認）」と誰かが言わないと。
「”頑張って”売りましょう」
「”頑張って”利子だけでも払って追い貸ししてもらおう」では無いんだと、
強迫から脱出しない限り「各個人の人生（自己責任＝自由意志＝自己の尊厳）」を取り戻す事はできないのですから。

現在見えている家族は「象徴化されているだけで、実存していません」
そこにあるのは「マルチまがい商法によくある”ファミリー会員制度”」なんだと、

■今何をするのか？
一足飛びに考える必要はありません。
そして何か「今言わなければ」と考える必要もありません。

一番重要なのは、まず「現実を整理して認識する」事です、
とにかく、冷静に状況を整理して認識する事です。
「感情的に興奮を伴ったロジック」これは完全無視してください、ほぼ100％判断に強迫的偏向のある証拠で、それは正確ではありません。
時間はかかるかも知れませんが、ひとつひとつ血縁人間関係の構成や役割を確認して、各人の自己責任（自由意志）の領域を切り分けして、今置かれている状況を全体像として把握する事です。

何をするにも、
「この血縁社会で一体何が起きているのか？」が確認されない限り、先に進む事はできませんから。
誰かを（自分を含めて）恨んだり、責めたり、道徳的判断を加えたりするような話では無いんです。
「なんでこうなっちゃうのか？一体何が起きているのか」という研究者のような視線です、
状況は想像より複雑じゃありませんが、
強迫によって、複雑で過剰に難題であるかのような（相保証と闇金融に対するような）不安に包まれています。
しかしこの強迫は霧のようなもので実体が無いのですから、
先ず冷静に、ゆっくり状況を整理して認識する事から始めるべきでしょう。

決して無理をする必要はありません、
そんな整理をする意味でも、休養して考える”時間”が必要なんです。
事は精神的な話であって、今の段階だと実際の行動や結果はそれほど重要ではないと考えてもいいでしょう（これは先の話なので）。むしろ重要なのは認知や認識なのです。
848 Re:強迫構造に惑わされない落ち着ける避難所が欲しいです naka 2007/11/12 22:22
お返事ありがとうございます。

> 先ず「私は堂々と休養や静養をするほどの資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。」
> これは完全な間違い、
> 無意識の狙いは、とても簡単です。
> 問題を問題と思わせないことで、解決する方向に意志が向かうのを阻止し現在の自我構造の保守を目論んでいる。

そうですよね、そうやって考えていればずっと自我構造は解体されないままですもんね。

> >会社でも「しっかり者＝責任のある部署にまわされる」
> 本来嬉しい事ですよね、出世ですから（無理している部分はひとまず置いておいても）
> ところが
> 　↓
> >仕事中も今にも暴れだしそうで怒鳴り散らしそうで泣き出しそうで死にたくて。
> と、自分が高く評価される事が死ぬほど不快なワケです。
> ここで前提となる「無理しているので」というのは、名目上の理由になっていますがこれは「仕事自体を好き好んでやっえいるのではなく、頑張るという形を自己顕示するための”頑張り”」だから疲れるのであって、それが（強迫とは関係無く）望んだ仕事であれば本来「出世に喜ぶ」ところですよね。

そうです。前職も精神的な理由で辞めたのですが、辞めて家に居ても全く落ち着かないので、1人暮らししなきゃと思い、全く働く元気などなかったのですが、深く考えず、勢いで今の仕事に就きました。
仕事内容的にはまだ前職のほうが合っていたような気がしますし、収入もだいぶ下がって、自分がもっと精神的に安定していればこんなことにはならないのにと思うと情けないです。
だからしっかりやってくれて、とか言われても、全く嬉しくも何ともありません。
周りの評価なんてどうでもいいから、自分の人生を生きたいです。（自分探しとかではなく、メンタルヘルス分野でよく言われるところの自己実現的な）

> ですから「通院やカウンセリングの件を秘密にする事」は、他の家人のナンセンスな対応を（情報を秘匿する事で）幇助している結果にもなってしまうんですよ。

本当に仰るとおりだと思います。心から。でも、対処する気力がありません。一度一人暮らししたときのことを思い出すとあの状況に対処する元気がありません。
私が精神的に具合が悪く休日2日間ずっと睡眠薬を飲んで寝たきりになっていると、母が「息が苦しい」とかなんとか言って、さらに上をいこうとして（彼女としては無意識なのでしょうが）競争みたいになってきて、うんざりします。それなら私が起き上がって「どうしたの？大丈夫？」のほうが楽なのです。
あと、多分、今の私は自分自身が強迫構造内の役割を失うことが怖いという面もあります。

いつの間にか他人になっていてブツブツ独り言を言っていたらあっという間に数時間とか、家までどうやって帰ったか覚えていないとか、それこそ強迫性障害とか、そういう症状、胃痛や頭痛にどっぷりの頃のほうが楽でした。

カウンセリングを受けて自己分析をし始めたら、そういう症状が減少し、胃痛や頭痛も減少、その代わりに呼吸困難とか、面白いくらいに身体的症状も変化しました。

でも、分析し始めた今が一番辛いです。症状は別として、精神状態の不安定さは、ひどくなっているようにすら思えます。大人になって生まれた赤ん坊みたいで、本当に恐怖でパニックです。見知らぬ世界に放り出されたみたいな感覚で、衝動的に死にたくなってしまいます。
だから、強迫構造の中にいた方がまだマシだと思ってしまう部分があります。住み慣れた世界なので。

> そんな整理をする意味でも、休養して考える”時間”が必要なんです。
> 事は精神的な話であって、今の段階だと実際の行動や結果はそれほど重要ではないと考えてもいいでしょう（これは先の話なので）。むしろ重要なのは認知や認識なのです。

やはり1人にならないと休養も冷静な認知も難しいです。いずれにせよ、どこかから突破しなければなりません。勇気を出して、私が強迫構造を壊さないと。でも、どこから手をつけていいのか、どうやったらいいのか、さっぱりわからず、それを考える第三者的視点も、つい掻き乱してしまいます。
カウンセリングや精神科は避難所にはなり得るときもありますが、精神科はまず薬があまり効かないし、効いたから何だとも思いますし、カウンセリングは高額だし、行く事自体が怖くなりますし。

でも、ここに書き込んでお返事を頂き、ちょっと冷静になれました。相変わらず怖いですが・・・
851 ここはシンプルにいきましょう kagewari 2007/11/14 19:50
今の所多くに手をつけると疲れちゃいますからね。
強迫構造が緩和するのには本当に数年掛かることもありますし、数年オーダーが決して長期と言う事もありません。
最初から「数年オーダーだな（その間全く仕事ができないとかそういう意味じゃ無いですよ）」と考えればカウンセリング等で無理すことも無かったと思うんですよね。
1回1回のペースって、その都度考えられるテーマが一区切り（自分なりの結果）ついたら→次でいいんです。
習い事とかレッスンとは違うんですからね、
（現在有料カウンセリングを回数券方式にしたのは同じ理由です）

確かに「ひとり暮らしする他無い」と考えてしまう気持ちもわかりますが、
結局家族もクラス社会ですから、
認識として「いかに”最初っから家族等の実体は無かった”」「本来この血縁者の集団は偽装家族だった」と考えて、見ず知らずの他人同士が即興家族芝居をしている感覚を保持する事です。
そうしていくと、『処世術』としての「戦術や戦略、理論武装」を営業マン的に考える事もできてきます、
面倒な話を持ちかけられた時には「あー今日も接待か」と考えればそれだけでも相当量の強迫は減少します。

私がよく書く話ですが、
体調的な問題や精神的なブレがあるときほど「腹筋・腕立て・スクワット」です。
リズムを持った反復運動を行う事で（貧乏ゆすりってあるじゃないですか）、幾分かの緊張状態は緩和します。
同時に、「不安感のある時に、即腹筋」等の習慣を手に入れる事は、自意識にとって強迫に対抗する上での具体的な武器になりますから「自意識主導で考える」という流れを促進します。

また「自己実現」は容易にパラドックスになるキーワードなので、使用禁止の措置を行ってください。
基本的に、頻繁にこの言葉を使う心理学”系”の話は”似非”です、
＠「自己というのもは、自意識が主体的に活動している事そのもの」で、既に実現しているのであって、
あたかも「実現を証明するための具体的なスキルやキャリアが必要である」と誤解される可能性が非常に高いのです。
「自意識が主体的に活動」＝「自分の自由選択で選んだ仕事しかなしない」→これは”これしかないので”とか”仕方が無く”でも十分な自由選択の結果です。それが現実なんですからね、自分で選んだ当事者意識が明瞭なら決して「仕事をさ”せられている”」かのような（希望して仕事しているのは自分なのに）『被』的に被害認知で現実がスっ飛んでしまいます（この状態の現実認知はほとんど妄想です）。

とにかく「状況（戦況）判断の明快化」、「無理をしない」、「主体性や当事者意識の回復」ここに優先順位をおきましょう。
852 Re:とんでもなく厄介な接待ですが naka 2007/11/14 21:52
いろいろアドバイスありがとうございました。
とりあえず生きます。
854 時間を置いてよく考えてみたのですが naka 2007/11/14 23:32
> ＠「自己というのもは、自意識が主体的に活動している事そのもの」で、既に実現しているのであって、
> あたかも「実現を証明するための具体的なスキルやキャリアが必要である」と誤解される可能性が非常に高いのです。
> 「自意識が主体的に活動」＝「自分の自由選択で選んだ仕事しかなしない」→これは”これしかないので”とか”仕方が無く”でも十分な自由選択の結果です。それが現実なんですからね、自分で選んだ当事者意識が明瞭なら決して「仕事をさ”せられている”」かのような（希望して仕事しているのは自分なのに）『被』的に被害認知で現実がスっ飛んでしまいます（この状態の現実認知はほとんど妄想です）。

なのですが、
理解が難しいので、もし私の捉え方が違っていたら教えてくださいね、

「自意識の主体的な活動」が無意識の強迫構造に影響されておかしな選択をしてしまうから苦痛になるわけですよね？
で、それに対しても「自分の自由選択の結果ということで自己責任です」となるわけですよね、だから被害妄想なしんどい状況になるんですよね。

もし無意識の強迫構造に惑わされず自意識として選択したことなら、れっきとした「自意識の自由選択の結果なので自己責任負います」は納得です。
でも、その「強迫構造に惑わされない自意識による主体的な自由選択」の仕方を知らないが故の結果も「自己責任負います」ってなることに、心情的に（？）納得がいかないという部分があります。

カウンセリングでもそういう風に思って前に進まず留まっている気がします。
それも拗ねなのでしょうか？

なので私は、心理学などで言われる自己実現は、「強迫構造に捉われない自意識で人生を選択する（＝自己実現）」という意味だと思っていたのですが・・・。

いくら内向的な興奮による代謝という快を得ることすら自分で望んだこととはいえ、理屈では分かるのですが、そうじゃない選択の仕方を知っていたら当然そんなおかしな「快」は求めないわけで、もう生まれつきでそういう構造になってしまっている以上は仕方ないのですが、そこは自分で変えていかないといけない、やはり自己選択の結果だから何とかしないと、というのは分かるのですが、なんだかやはり心情的に納得がいかないというか、、、

最近私は悲しむというより、情けないというか、怒っているようです。
856 つまりこういう事です。 kagewari 2007/11/16 01:26
自己は自己です、
自分は自分、
俺は俺で、
「何をしているから」でもなく
「何ができるから」でもない
「何がしたいから」ですらない
つまり他人にそれを説明する必要は無いし
自分に説明する必要も無い

自己の尊厳とは、自衛権と同じ自然権であり何人もこれを侵してはならない。
「我思う故我在り」
これは主体的認知のあるところに初めてその人はいる→そこに自己があるって事です。
植物にも動物にも自己はある。
拾った狼の子に「お前は自己実現しているか？」と聞きますか？

「余計なお世話」だと思いませんか。

その台詞を誰かが言うなら、
横から「お前が彼の自己を定義するのか？」ってなるでしょう。
それは彼にしかわからないし、それを説明できるのだとしたら、
それは「尋ねることもできる」んですよ。「お前は自己を実現しているか？」と、
逆さまにしてみましょう
「自分には（五）実現すべき（七）自己がある（五）」
自分と自己が乖離してませんか。

ここにおける心理学的な問題というのは、
何を判断しても、そこに自己は在るんです。
しかしですよ、
「泥棒が私のバッグを盗んだ」と、怒っているとします。
真実は「兄弟が散らかっているのでバッグを片付けた」だとしたら？
そこに自己が成立しますか？
ある意味成立しているんです、「誤解する自己」が実現していますね。

>「強迫構造に惑わされない自意識による主体的な自由選択」の仕方を知らないが故の結果も「自己責任負います」ってなることに

言っていませんよ（笑
180度反対の誤読です、
強迫下における判断は「主体的な自由選択」じゃありませんからあるのは結果責任（存在した事実認定）だけです。

どうにも意味の取り違えが続くのでもう一回説明しますね。
「責任」という言葉の意味は「責（なすべきつとめ）」「任（果たすべき役目や仕事）」→「そこに当事者として存在し活動すること（何をするべきかの判断は状況で変わるのだから定義無し：別問題）」
「自己責任とは、そこ（当時）に自分が存在する事」って意味ですよ。
自己責任が無いって意味は「そこに自分はいません」って意味です。

つまり「kagewariさんという記号の責任者はここにいませんか？」と聞かれればそれは「私」の事で、
自己責任って言うのは、自分を三人称の呼称で呼ぶのもそりゃおかしでしょうから一人称として「自己責任」となるんです。
「私責任」でもいいんですが、それじゃ語呂が悪いですからね、

ですから強迫下にあれば、自意識が抑圧されているんですから「事実誤認を前提の誤解情報により事実上強制された行為」になるので、当事者として存在が無い事になる。
つまり、本来働く状況下に無いのに、強迫を前提に（働いている様子を強迫対象にプレゼンするために）仕事につき、そこで不快な思いをして自己嫌悪であったり被害者認知で落ち込むのだとすると「そこには仕事をしにきましたー」という責任（当事者）は無い（存在しない）ですよね。
説明するなら「強迫の言うままにきました、仕事発の不快感でこれから大変な事になります」という責任者である事になります。＝被害者、
ここで自意識に過失責任があるとするなら「強迫の言いなりに働こうなんで思ってしまった自分」ですね、
それに”自分”で気がつく事ができれば、そこに”自己責任（当事者）”が後から発生します、
「間違って働いてしまいました、研修してくれた社員の人スイマセン（即戦力じゃない場合数ヶ月程度仕事を継続しないと会社にとって赤字であり損益になる）」と判断できますから、スパッと爽やかに辞表を出せます。
わかります？
辞めた後もジリジリと落ち込む事（強迫構造の狙い）を、自意識の狡猾な判断で『阻止』できる。

現在、強迫的判断が常に付き纏うのですから
いつものとおりに考えるとそれは100％強迫（嘘）であると、
◎これを事前に予測する事で”強迫する無意識の裏をかいて”「意図的に、主体的に考えた場合の思考の流れやロジックを模倣することで」、強迫的な枠の流れの主導権を自意識に取り戻せるって話です。

無意識をパラドックスの罠にかけるんですよ。

強迫構造の特徴のひとつに「即時的特長」というのがあります。
強迫構造は自意識のようなハイレベルのロジックを持ちません、
その大半は「反射的」だったり「衝動的」だったり、「入念に自分を冤罪にひっかけるような罠を仕掛ける無意識」なんて滅多にいません（おおよそこのパターンは自意識が共犯関係にある）。
しかし自意識は？
あらゆる策謀陰謀を企てる力を持っています。
強迫構造にいっぱい食わすには、この手を使わないって事無いでしょう。
最大の武器になる、

『事前に予測する事』がです、

「自分は物事の前提条件を大幅に誤解しがちであって、その認識は強迫によって不正確だ」
その傾向予測を考える時には「強迫構造は干渉しない」んです。
これ構造的に無理なんです、
強迫っていうのは「パッシブ（被：こうむる）、受身、リアクション」だからです。
「さて仕事をしてみよう」強迫が始まってしまいます。
しかし
「そもそも今の状態の自分が仕事をするって事は何が強迫の狙いになるだろう？強迫は自分がどんな状態になって落ち込む事を意図するだろう？」ここには強迫構造は干渉できないんです。
”主体的に考えない限り『予測』って思考は不可能だから”です。

これを延々考えると、
「この仕事はヤバイぜ、」「この仕事にはこういうリスクがある」、
わかりますか？
客観的に自分を観るなら「強迫下にある人」って”個性”が存在するのは事実ですよ。
当然強迫が解消すれば、又別の個性にかわるんですが。

失敗が続けば、これは「大変な財産」です。
事前の予測の「何が間違ったのか？」「どんな作戦ならもうちょい長く仕事ができたのか？」予測の精度も高まるし、作戦の成功確率も上昇します。

で、その結論が？
「おっと、いけネー、まだ働くのにははぇーな」
この瞬間「仕事が辛くて続きません」って悩みを根本的に回避しましたね。
そして「働いてみたが、強迫にやられたぜ」であれば？
その瞬間「今度はもうちょっと別の角度も検討してみよう、今度はこういう業種で無意識の裏狙い」落ち込むどころか意欲的ですね。
主体的に考える流れの道筋をつけると、勝手に自己責任が発生します。
自己責任が成立すれば「パッシブ系リアクション（被：こうむる）」って”形”そのものを非成立にできるんですよ。


私が話した「何々だったら何々、何々だとすれば何々・・・と考えて仕事をしているだと事実認定を行えばそれは自己責任ですよね」とかの話って言うのは、まんまと強迫的な意識に流されてしまっている場合「いえいえい、自分にはこういう認識がちゃんとありますよ」と後付けであたかも事前にそんな予測が”成立していたかのような”話に展開する事で、その場の落ち込む構造を打破できるって意味です。
『強迫への対抗手段として、自己責任って武器を使う』って話ですよ。
自己責任のカードを何枚も持てば、強迫は打つ手を奪われます。
当然、強迫構造の構造そのものが消滅するのじゃないですから、「欲求不満」が残るでしょう。
しかし、この状態なら「今こそ根本的な部分も考える」という時間を作れます。
　↑
ここが
>強迫構造に惑わされない落ち着ける避難所
なんですよ。”自己責任の成立する場”の事です。
860 また取り違えているかもしれませんが naka 2007/11/17 03:15
自己責任という言葉の解釈は、難しいですが、何となく分かったような気がします。被害者意識と罪悪感が強いので、強迫構造に惑わされた選択も、自分で選んだのだから自分で責任とらなきゃいけないんだ・・・やっぱり私が悪いんだ・・・という意味に捉えて、また悲観の悪循環にはまっていました。

強迫の言いなりになってしまった結果の事実認定をすること、もしくは強迫の言いなりにならないで自意識で事前に判断することで、当事者としての自己責任がやっと生まれるってことでいいのでしょうか。

今、「我思う故に我有り」が信用ならず、誰かの哲学者の「我思う、もしくは存在する」っていう方の感覚でしょうか、「強迫が思う故に我無し」→「強迫が思っていると認識できる故に我有り」ってことですか？

ただ、とにかく私は今まったく自分の選択や判断に自信が持てません。本当に私が思っていることなのだろうか？それとも強迫の思っていることなのだろうか？と考えても、さっぱり分かりません。分からないのと、また強迫の言いなりになってやしないかという恐怖で身動きが取れません。自分の意思がないです。何食べたい？何でもいい、どこ行きたい？どこでもいい、休みの日は？何していいか分からないから部屋で固まっている。（もしやこれも強迫の作戦？でもどうやって意思を持つのでしょう）

そんな状態で、強迫の言いなりにならずに作戦を立て、無意識の裏狙いをするなんて高度なことが出来るのでしょうか。

無意識の裏狙いをしたつもりが、やっぱり強迫の罠にはまってた・・・となりそうで、もう何を決めるのも怖くて仕方がありません。

どうやって強迫の言いなりにならない作戦を立てることが出来るようになるのでしょう？これは失敗を重ねながら身につけていくしかないのでしょうかね・・・。
862 それほど高度なロジックじゃないんですよ（笑 kagewari 2007/11/17 23:25
一般社会でも結構見かける現象です。
「あれ〜こんなところにパチンコ屋あったっけ、へーー知らなかった。あれれれ、この店１発台あんじゃん。ヤバイヤバイ俺さ〜これあると吸い寄せられるっての、あらがえネーんだよ。ダメーもう許してー」
５万負けてもショックが無い訳ではないんですが、かなり軽いです。

「ごめんなさーい、ほんとにゴメン７時に映画始まっちゃうの、、さっき彼から電話もあって。この書類お願いしてもいかしら」
「ハイハイ、今日もデートですか〜。えーえー構いませんよ僕は仕事の鬼っていうの、色恋沙汰には縁無いっスからね〜」
「あれ、○○、又○○ちゃんの尻拭いしてんのかよ、いい加減止めとけって人良杉だろ」
「ダメなんだよな〜、○○ちゃん○○県の出身でさ、俺ネイティブネタには逆らえネーんだ（笑」
毎日仕事を押し付けられていると彼は考えませんし、同僚も（彼を）困った奴だなとしか思いません。

「あのちょっと〜、いい加減にしてくださらない、煙が私のところまで流れてきているじゃないですか」
「冗談じゃネーよ、ここは喫煙席だぜ。あっち、禁煙席に席空いているよっ」
「ニコチン中毒！」
席を立つ
「ウルセーなー中毒ってわかっているんじゃねーか、好きで吸ってるんじゃ・・・。ま、コーヒーとタバコこのコンビだけはベストマッチさ」
確信犯ですね、タバコを吸いつづけている行為には間違い無く中毒症状関係している筈ですが、愛煙家のアイデェンティティー取り戻していいますね。

苦し紛れの言い訳とか、往生際が悪いとかいろいろ表現ありますが、
この実例は全て本当は自意識で決めた事じゃ無い部分も含まれているのに、「冗談じゃネーよ、それは俺（自意識）が好きで自分で決めてやったのさ」と意地でも自分自身を肯定しているんです。
自意識が、「おいおいこれは自己責任だぜ、外野席は黙ってろや」と、ストーリーを完結させています。
自己責任の成立により、後付けであっても「主導権を取り戻している」

ここには全て共通項があります。
実際自意識は肝心なところで、無意識的志向（上記例は強迫ではありません）に逆らう事ができなく、敗者よろしく従ってしまっているんですが、「事前にこういう時に俺はやっちまうんだよな」な”予測”ができているんだと。

これが強迫だったら？
こっちの方が簡単なんですよ、
「落ち込んだり」「興奮したり」「激しい怒りを感じたり」「被害者意識を伴ったり」
全て100％強迫ですよね、
自意識は無関係→全部根拠は嘘同然（自意識が関与して自己責任が完結いればそんな事していない）
現在nakaさんの強迫って言うのは、日本語の単語の理解すら偏っているんです。

今回の事例で言うなら、あえて極端な事例で説明しますね。
自己責任みたいな自動車運転って言葉がこの世にあるとします、
「さーみなさん、わかりますかこれが”自動車運転”なんですね、”自動車運転”をしますと、」
「又私私私私！、どーせ私に運転しろって言っているんでしょっ！」
一同目が点、
現象としてはこれに近いんですね、
さて、強迫下にある事は予測の範囲内にあります。ここは鉄板予測ですね、
ですから「これから自動車運転にかかわる話で、強迫が1発やらかすな」と予測可能です。


肝心要のところですが、「その予測は外れていもいい」んです。
予測が外れるか当たるか？既に自己責任が担保されていますよね、
「なんだ間違えちゃった」で終わりです、後に尾を引く事は”できません”。
「こうすりゃよかったか」と修正なり反省すればいんですから、
強迫がおきるぞこりゃってそころ全てに防御ラインを引くんです。
さっきの話がヒントですよ
「本当は自意識で決めた事じゃ無い部分も含まれているのに、「冗談じゃネーよ、それは俺（自意識）が好きで自分で決めてやったのさ」と意地でも自分自身を肯定している」
「こういう状況（仕事等）弱いんだよね〜、必ず意味不明の誤解で在り得ない興奮するんですよ。ええ、それでも私を雇いますか？」
或いは
「コイツ（社員）には悪いが、こっちもビジネス金がいるんだよ、強迫が暴れだす前に精々稼いでおかなくちゃならないな、ヤバクなったら逃げ出すとするか。何がおきるって？こっちは経験長いからねぇ、面白くなさそうな顔しだしたらもうここは終わりって事さ（こころの中で舌ベロ出す）」
これぐらいふてぶてしさを身に付けるって事です。
強迫に振り回される状況から、少なくとも「シニカルで冷静な人」とか「ニヒリスト的厭世主義者」な状況に”世界は変わります”。

なんて言いましょうか、
強迫に振舞わされて不快の海に沈むぐらいなら、確信犯的な悪人の方がよっぽど自己責任を担保できる。
同時に、強迫の牙城は道徳ですから、この強迫に立ち向かうって時にいい悪いなんて奇麗事は通用しません。
例の道徳って奴にいいようにあしらわれる。
これの対抗軸は？反道徳的反抗（抗う：あらがう）です、
せめて「道徳なんてものは糞食らえだ」ぐらいの信念を持ってください。
この世の犯罪なんて自分を見失った時にしかおきません（確信犯的な反政府的哲学は別ですが）、
自意識が反抗的に自己を主張するって行為は、決して「人に被害を及ぼす行為」なんて思いつかないんです。
もうちょっと人間ってものを信用してください。
自意識だって、お年よりに席ゆずりますよ、
道徳なんてものは無くたって、私は論理的に生きる、私には理想だってある。
私は、私で、抑圧されてると思って「嘗めた口きくんじゃネーぞ。いつまでも黙っていると思ったら大間違いだ」って宣言ですよ。
わかりますか？「自己実現」→自己が抽象概念だと意味を成さないって話しましたね。
自己とは”自意識の判断”の事です。
自己実現とは自己責任の事ですよ、

しかし、この言葉でいう自己を、社会心理学的に「社会適応されるべきアイデェンティティ（社会階層への帰属）の確立」と考えている社会学的発想を前提にしている論議がやたらと多いんですよ。そういった意味で認知しても語彙として国語的に間違いってワケでも無いので性質（たち）が悪い。それを知ってて使っている心理学系の奴等も社会構造論的な市民であるとか文明社会におけるアイデンティティー（帰属）の確立を勝手な倫理観で勘違いしていたり、動物行動学のワトソン系って言うのかな、この辺の筋で「社会のヒエラルキーにおける所属をアイデェンティティーの確立」と誘導しようって考えもあるんですよ。一種の国粋主義的発想です、厚生省もそういうの好きそうだけれど、
本来アイデェンティティー（帰属意識）にしろ自己に帰属すればいいのであって、これを公然と社会に帰属（適応）すべしって発想は、これ特定の思想であったりイデオロギーを背景にしています。
ところが、そのバックボーンを不鮮明にして、普遍的な心理学の学説みたいに書いている人もいるんですよ（マズローとか）。
これ読んでると「そんなもんかな」って思っちゃいますよね。誤解や強迫を煽っているようなものです、
しかも”道徳を使う”強迫にとって、「自己実現」はエライ便利な言葉になります。自意識を抑圧するためのね、
心理的に悩んでいる人ほど、やたらと「社会適応主義者もまっ青なぐらい急進的な社会適応主義」的意識を持っている理由のひとつです。

ちょっと横道に逸れましたね。


現在頻発している問題からすると、「仕事」「家族との会話」にこれが発生しています。
ここで常に「強迫無しで、自意識マターなら俺何してただろう」を徹底的にシミュレートするんです。
「間違い失敗勘違い、俺関係無い、それは俺の誤解、間違い失敗、はいそれはあんたの強迫、え？何だって、あんたの本音を俺が代弁してあげるからマー聞けよ（デ・コード）」等
■問題の起きる前と、起きた後
ポイントは、その場の対応はひとまず捨てて（強迫に逆らえないと一時的に諦める）、「前と後」に徹底的に手を打つ。
自分の本職は「ボディガードや弁護士だ」ぐらいの勢いで考えるんです。

大幅に強迫の形は脆弱になります、
強迫正面を引きずり出すのは、その後でもいい。
戦闘開始の前に誰だってトレーニング必要でしょ、
『問題の起きる前と、起きた後』
ここにはやれる事が山ほどあるんです、この状況で自意識は強迫されません。
それこそ言葉の意味や、誤読って形で抑圧が恒常化しているだけで、
ここに足元を掬われなければ自意識は自由に活動できます、
「世界を言いくるめる達人」のような理論武装をするんですよ。
徹底的に”自己”を弁護するためにね、
世界を説得する勢いでです、

流れ的には
「強迫の誤解に起因する問題は全部予測の範囲内だ（ここは”はったり”で根拠無くていいです）」
「不快事例があった時に、いかにもあーあーこうなると思っていたと意地でも強弁する（嘘で可）」
「これは強迫だなと事例を切り分けする（山勘でいいです）」
「強迫事例における自分の対応を100％巻きこまれ方の無罪を主張、必ず根拠を述べる（嘘で可）」
　↓
「こういう事があると一発でやられちゃうんだよ、」
「出世って奴が大嫌いでね、俺は現場でバリバリやるのが好きなのさ（嘘で責任ある立場への忌避を消滅）」
「アイツが悪いのさ、俺を抜擢だって？出世させたら辞めるぞって俺言ったのにさ」

はい、鍵がみつかりましたね。
今度仕事する時には、
「仕事はハードにやりますが、出世だけはご勘弁ください。そういうの苦手なんです、昇進したら本当に辞めるかもしれません」
こういい切ればいんですよ、そんな哲学があるんだとばかりに。
自己責任を担保するためのいろんな台詞を集める事ができる筈です。
その台詞の数だけ「強迫構造に惑わされない落ち着ける避難所」が増えます。
本格的な戦いはそこから始めたらいんですから。
864 なんとなく分かったような・・・ naka 2007/11/19 09:44
お返事ありがとうございます。

「自動車運転」の話、よく分かりました。自己責任という言葉の響きだけで被害者意識が湧いて過剰反応してました。

> せめて「道徳なんてものは糞食らえだ」ぐらいの信念を持ってください。

> 強迫に振舞わされて不快の海に沈むぐらいなら、確信犯的な悪人の方がよっぽど自己責任を担保できる。

そうですね・・・。十代の頃はベタベタな話ですが、やはりある種の反道徳的な音楽や文学に惹かれてましたから。もう自分は道徳とか奇麗事とか正論の範疇では生きていけないと思い、そんな時にそれらに触れるのは慰めにもなりました。
ちょっと前までものをつくる仕事をずっとしていたので、人から何度も社会不適合者だとか言われても、財産に思うくらいでした。
ただ、どうしても私の能力不足で「金にならない」という点で、ついつい社会適合に流されてしまいます。あと、やはりガッツリな強迫構造の家庭内で役割担ってると、そうなりがちなんですね・・・。

> 「コイツ（社員）には悪いが、こっちもビジネス金がいるんだよ、強迫が暴れだす前に精々稼いでおかなくちゃならないな、ヤバクなったら逃げ出すとするか。何がおきるって？こっちは経験長いからねぇ、面白くなさそうな顔しだしたらもうここは終わりって事さ（こころの中で舌ベロ出す）」
> これぐらいふてぶてしさを身に付けるって事です。

以前は人に認められたいがために、必要以上に犠牲的に働いていた頃もありました。今思えば客観的にみれば鬱陶しいイタい奴ですが。でも、会社の中で働くということは、会社が責任を半分背負うぶん、自由も半分奪われる、一定の範疇を超えて働いても自分にとって何の得にもならない、ということが分かって、幻滅しました。それ以来、会社の中で働く以上、駒がひとり辞めたくらいでどうにでもなるんだ、私が急に辞めたら迷惑かかるかな〜なんて思わなくなり、求められていること以上のことをやる気も失せました。周りから見たら無責任といわれるんでしょうが。頭ではそう思っても、一方スパッと辞められない、まだ道徳に誘惑される自分がいます。傷つくのは自分なのに。
「自己責任」という単語に過剰反応していますが、もともと小さい頃から（子供が神経症になるような）親のヤバい状況を何とかしなきゃ、その延長で「責任取らなきゃ」意識が強いせいか、会社に責任を半分取られて権利を奪われるなんて恐怖、それならもっと全部責任負ってもいいから、常に自分で清算できる状態でいたい、と思ってしまいます。矛盾するようですが。
話が一瞬飛びますが、親に対して何とかしなきゃと責任を感じてきたんだから、もっと私には強迫構造から抜け出す権利があるはずだなと今思いました。

しかしそうやって自分は会社で働くって事自体向いてないと思っても、いかんせん私ひとりでは「金にならない」ので。転職を繰り返し、一向に「社会的なスキルアップ」になりません。ホームレスになれるほど私は強靭な自立心も精神的強さもありません。
もっと自分の信念に自信を持って、会社では適当にぺろりと舌出しで働いて、自立できるような道を探したいですが・・・。全く自信も無いです。でも自信無いとか言ってても仕方ないです。

いままでやはり「道徳」「社会適合」に流されすぎていたかもしれません。

ちょっと何か決められそうな気がしてきました。また失敗ばっかりするかもしれませんが。もう今更それでもいいです。
866 食う食えないですが、 kagewari 2007/11/20 19:52
実際私の知り合いには、音楽活動のための資金稼ぎとして「ヤバイ商売」に手を出している人間もいます。
（今は音信不通ですがその頃から「音楽よりそっちが正業になっちまうんじゃないか」なーんて話になったものです）
食うって事は、それ単体に意味があるのであって、
「食い扶持を何らかの方法で確保する」ってのは大事な事だし”とてつもない個人的利益”です、

>会社が責任を半分背負うぶん、自由も半分奪われる、一定の範疇を超えて働いても自分にとって何の得にもならない

労働の対価として給与を貰うって『契約』なのであって、
得もなにも、「ワリに合うのか合わないのか」ってそれだけですよ。
自由を奪われているのじゃなくて
労働と貨幣を交換する取引を自分から申し出て『契約』しているんであって、基本的に仕事って「金のため（食うため）」ですよ。
”給与がもらえる”なんて得るものは大きいですよー
なんせこの世には”タダ働き”だって、山ほどあります。
それに比べれば、自分の労働の対価がもらえるってのは大変嬉しい話ですよ。
ほとんどフリーランスに近い生活していると骨身に沁みますよ（笑

まさか24時間勤務中だなんて事無いですしね、
同時に、フリーターのようなスローワークであれば、気ままに転職もできる。
自分の個人的に狙っている業界関連の仕事にもぐりこむチャンスも多い、
五反田の駅前のティシュ配りだって、彼がどんな野望で（或いは特別考えなくても）その仕事をしているのかなんてわかりませんが、立派な仕事で大いに得るところもあるでしょう。
「給与がもらえる」んですから、

>転職を繰り返し、一向に「社会的なスキルアップ」になりません。

スキルアップになっているじゃないですか？
どうしてそう思うのか私にはさっぱりわからないんですよ、
山ほどいろんな会社や法人の在り方を知っているってのは、大変なノウハウですよ。
戦闘員として考えれば、「それだけ数々の戦場を知っている」って事なのだし、
どういった環境の労働があるんだろうって、いろんなケースを知っているんですから、
私の友人のデザイン事務所の社員募集要項は「やる気のある人（終わり）」ですよ、

探せば世の中やまほどいろんな仕事はあります。

現実そんな世界で、かれこれ私も大学卒業以来20年ほどになりますが、
「高学歴とか資格が必須な階層にはロクな人材がいない」これは私の確信です。
（まー高学歴でも「ほとんど何もしなくても進学してしまった」等の例外あると思いますから一律に言える事じゃ無いですが、、）

>ちょっと何か決められそうな気がしてきました。また失敗ばっかりするかもしれませんが。もう今更それでもいいです。

気楽に考える事ですよ、

食うための金を稼いで、しかも「気に入らない仕事はやりたかネー」と思ったら、
食っていけるだけでもそれはそれはドエライ大変な事なんですよ。
食えるだけ稼ぐってのが、どれほど大変か。
一番最初にですね、「どんぐらい低収入でも俺は生きていけるか」ってサバイバル能力から鍛えていかないと、
そりゃ私の昔々の知り合いには「1ヵ月食費2万でやりくりする」なんて兵（つわもの）だっていました、
生活費を安くあげるために、風呂無しアパートで「どうやって銭湯料金節約するか」みたいな。
それこそ本当の意味で生きるためのスキルとして最も重要な事だと思いますよ。
868 Re:いろいろありがとうございます naka 2007/11/21 23:38
ちょっと何か決められそうな気がしましたとか言いましたが、次の日にはもう自信喪失で困ったものです。しばらく固まってるかもしれませんが、死にはしないでしょう。
お返事をいろいろいただき、やはりメンタルヘルスを扱う人（特に治療者とか）は、多数決の正しさとか世間体とかに捉われていたらだめなんだな、と実感しています。
精神科の医師が、奇麗事を押し付けてくるような言葉を言ってきて、本当に腹が立って、いつも表面上おとなしくしている私にしては珍しく食ってかかったばかりなので特に・・・。でも、食ってかかれるなんて、ちょっと進歩かもしれません。
やっぱり私はどう考えても社会不適合者ですから・・・それならもっと信念を持たないといけないな、と思いました。前のレスでおっしゃっていた「世界を言いくるめる達人」のような理論武装ってやつを。
でも、世の中の大多数が社会適応をよしとしていて、私の本性や本音を知ったらどうせ白い目で見るんだろうと思うと心が折れそうになります。ずっと働いているのにその会社で新人っていうだけで、ちょっとした事もやらせてもらえなかったりすると、これまた心が折れそうになります。すると「私が社会適応できず全て中途半端だからこうなるんだ」という考え方に流されそうになります。まだ人から認めてもらいたいという気持ちに捉われています。
ま、今は会社で暴れそうになったり泣きそうになったり情緒不安定を抑えるために必死で、昼も休憩室でみんなと食事ができないので、コソコソ公園に行ったりして、まずそっちのほうに心が折れそうですが。
なぜ昼休み逃げるように外に行くか説明して分かってくれる人なんてどうせいないでしょうから、適当に嘘ついてますが。辞める勇気も無く・・・
もっと自分に自信を持って強くなりたいです。
一人暮らしから、どうしても家族の強迫構造や役割から抜け切れず実家暮らしに戻ってしまって、最近の私はいい子ぶってばかりでした。
本当に、もっと自分に自信を持ちたいです。
いろいろとありがとうございます。
869 もう一押しってとこです（笑 kagewari 2007/11/22 13:04
少なくとも私の周辺は圧倒的に『共同幻想無関係派』が圧倒的に多数です。
現実、私の食う方の職業である不動産の仕事関係やブログ含めての原稿書き関係の仕事では、仕事上の付き合いも顧客に関しても社会不適応型（インディペンデント系）の『共同幻想無関係派』が圧倒的に多数です。
「群れない」「滅多に会う事も無い」「お互いに友達とは認識しない」「やたらと語るが意見は違う」「意味もなく食事する事も無い」「顔見知りの顔見知りは、顔見知りじゃないし礼儀として知り合いを紹介する事は決してない（ビジネスは別ですが）」それも東京では特別な事じゃ無いですよ。
それは少数派として、いかにもカタギ社会適応型のクライアントもいますし、その人達との関係も良好ですがそもそも「パッと見」から私自身社会適応型の人物と誤解される事は無いので、
なんといいましょうか（彼らから見て私の立場を考えてみて）社会適応型のお誘いが私に対してだと”失礼にあたる”事、これ社会適応型の方からも意識してもらえるものですよ。
あうんの呼吸と言うか、それはお互い様でわかる事ですし、説明すれば（お互い少々の不平不満が残っても）誤解を生む事はありません。

>昼も休憩室でみんなと食事ができないので、コソコソ公園に行ったりして、まずそっちのほうに心が折れそうですが。

まずこれがわからない。
この辺、私、過去ログなんかで随分と触れていますが（nakaさんにもこの辺説明した事あるような気もします）、
まず動物行動学的にですね、本来「単独行動が基本」なんですよ。
で、天敵から身を守るとかの”必然性の結果”群れるって社会性を持つ哺乳類もいますが、概ね（サルで言えば毛づくろい）「嫌々集団でいる事自体がストレスなので、本能レベルでこれを沈静化させる行動パターンを習性として身に付ける」ものなんです。
実際食事は性的衝動との結びつきが強いので、文明化してしかも天敵に備える必然性も無いのに「群れで食事をする」なんて行為そのものは「昼休みに乱交SEX繰り広げる」に近い行為なワケです（あっても”気の合う者が自然に”が自然）。
つまり『共同幻想』というものは、”常識的に発生する集団ストレスをいかに回避するロジック（ホルモンバランスや脳内物質に関わるような）を織り込めるか”ってところに意義があるのであって、これは社会性が生産性含めて文明化に必須だった時代の名残ですが（極論『共同幻想ロジック』により「群れ行動麻薬」が出て脳内でハイになっているので平気なだけ）、そもそも先進国化して以降は特別必然性が無いんです。
※暴走族が何故地方にしか存在しないのかって、この理由は「群れる行為そのものは保守的倫理観があるから」で→保守的な共同幻想が残っているのは情報含めて文明化の進行（共同幻想の側から言えば伝統の破壊）にタイムラグがあり、同時に”地方”というネイティブな共同幻想が伝統として残る”地方特有”の保守性があるからです（東京でもネイティブ地域には暴走族的バンド（群れ）があります）。

消費行動から見てもそうです、
世の中ネコも杓子もチェーン店で”群れが食事をしている”なんてのは、これ先進国じゃ無いですから。
（そういう意味で私必ずしも文明化が優れている事だとも思っていませんよ、『共同幻想が伝統文化として』しっかり担保され、いたずらな文明化を拒否する事だって美しい事ですから。現在の日本の置かれてる文明社会の現実からみれば結果論としてそれが必然になるってだけですから）
個々人が独自の趣味性で動くので、都市文明には多数のヴァリエーションのある個性的な小規模店舗があり、そういった小規模店舗は当然コーヒー一杯にしてもチェーン店より高いワケですが、それが都市の豊かさの重要なポイントで。効率が悪いとしてもそこに評価できる趣味性が実存している分価格が高くでもいいってコンセンサスがあるワケでしょう。その趣味性は「”誰か”しか選ばない」という選択的排他性を根拠とするのですから、
趣味性の高い地域には面白い店も多いものです、
それが街選びって引越し動機の重要な部分を占めるのも事実です。
「この街は普通の連中ばかりだから俺には合わない」とかってお客さんもいますよそりゃ、

口には出さなくても「おいおい冗談だろうよ、なんでお前らと群れで昼飯食わないといけないの」ぐらいに思っている方が自然ですし、
実際の話、「昼飯食う時間がある」なんて、私から言わせれば羨ましい話ですよ（笑
これは個人的な意見ですが、私はここ10年近く昼飯の時間がこの世に存在するなんて思っていないです。

「昼休みぐらい自由時間として気ままに”ひとりで”ブラ〜っとしたいじゃないですか〜」とか言えば角も立ちません。

>コソコソ公園に行ったりして

■こういう時には「やっと馬鹿どもをまんまと撒いてひとりになれてホッとしたね〜」と上機嫌になるシーンでしょう。
違いますか？
ここであえて無理のあるぐらい極端な表現として”馬鹿ども”って台詞になっているのは、個人的意見と社会的認識とは別個のものであるべきだからです。何故って「単独行動を選択する自意識を肯定してナンボ（その力が自意識の面目なんですから）」なのであって、
たとえばですよ、
私がカレー好きで、ラーメン嫌いだとしましょうか。
こういう台詞は普通だと思いませんか？
　↓
「おいおいおーい、おまいら又ラーメンかよ、よくあんなもん食えるもんだな〜。とんだゲテモノ趣味だと思わんか（笑」
これ冗談の範囲になりますよね（個人的意見ですから）。
この状況でですよ、
「私はラーメンが苦手なので、ラーメンを逃れるように、、こころが折れそうです」って言いませんよ、
そもそも「何故に、無理してラーメン食べているの？」と不思議でしょうがないでしょう（笑

そして同時に「ラーメンゲテモノ論はそれはチミチミ僕のラーメンが苦手だって個人的事情（個人的意見）だからさ〜、当然社会的に食を考える上でラーメンが立派な日本独自に発展した有力な食事である事は認めてますよん」って事になります。
つまり「それは世の中『共同幻想的な人』も、当然生きているのだし社会的には、仲間と連れ立って食事に行く事は立派な日本独自の慣習だと認めていますよ」って意見と同時に持っていて自然なんですよ、自分が個人的意見として「群れで昼飯食う奴の気が知れん」と思う事と何ら矛盾しない。

”自意識が本気出す”ってそういう事です。
理論武装ってそういう話ですよ、
極端な話、
「おいおい俺さ〜いかに人が昼飯を集団で食うって事に無理があるのか、徹夜で話続けられるが”何か”？」ぐらいの迫力があんのかって事です。この時「自己責任」が成立すると思いませんか？
「いやちょっと待てよ、それほどオイラは単独行動肯定派だろうか？意外とみなさんとよろしくやる調整型の人間じゃまいか」と、自分で考える事になるでしょう。
どっちの道をいくのか自分で決める（自己責任）にしても、そんぐらいの考えがあれば強迫も糞も無いんですよ（笑
「冗談じゃネーぞ俺」ぐらいの勢い、

その立ち位置（落ち着ける避難所）を確保して初めて、厄介な問題に取り組める自力も付きます。
（ここぐらいになると顔や表情姿形でパッと見”違う人”って表現されるようになります）
その後どんな世界を選択しようが自由なのであって（共同幻想的な社会適応な人生を”個別の哲学として”選択する事だって可能でしょうし）、そこまで考えた事は、どっちの世界を選択するにせよ”立派なスキルになるでしょう”って話ですよ。
少々強迫残しつつ鬱な個性を「アタシはアンニュイでナイーブなのが自分だと思う」と、線を引いてそれを”肯定”する生き方だってあってもいい、

えー、ここまで行けば随分楽だと思いますよ。
これは一つの戦術論です、


さて、これはですね〜
　↓
>やはりメンタルヘルスを扱う人（特に治療者とか）は、・・・精神科の医師が、奇麗事を押し付けてくるような言葉を言ってきて

内心忸怩たる思いですが、どうにもこれ精神分析の世界から見る現在のメンタルへルス系の職業を選択する人物の人格傾向って奴を分析すると、そういう傾向があるのは確かなんですよ。
少なからず、彼らがこの職業選択における王道（医学部→医師）を疑問も無く選択している時点で大いに「社会適応に傾倒している疑い」は濃いワケです。（本来いかに中立的第三者であるのかが重要な時に）
ご存知のように、強迫傾向があると道徳と構造化した「社会適応な人も真っ青な社会適応的強迫」が関係しているのって鉄板なんですが、これが彼らには”認知できない”んです（同時に精神科を選択する顧客ニーズとして「余計な事まで言うなよお前」的なアイデアがあるのも事実）。
精神分析の世界ですら、同じ理由でフロイドから多数の派が割れているってのに、その先があるんですからね。

しかしこの点（精神科・診療内内科・内科・医療系カウンセリング・民間カウンセラー・文系精神分析の分化）、クライアントのニーズに応じて分化しているのも事実であって（精神科は専ら急性鬱等の対処や、生理学的な問題として投薬が必須な検査結果がある場合等に特化していて、「既に社会適応しちゃっている人物が、これの継続を効果的に求める」というニーズによって営業しているとも言える）、一概に否定もできないですし、精神分析そのものが「本人が不快と思うか思わないか」程度を尺度としている（正常なんて定義は無い）以上、お互いに補完しあっていると考えるのが妥当に思います。日本の場合精神分析的アプローチが（広報含めて）弱過ぎるって問題は個別にありますが、

個人的にはいろいろ意見もありますが、ここで話すのは適当ではない部分もあるのでこの辺関係の話はブログの方なんかでチェックしてみてください。
871 Re:ここ3回くらいの頂いたレスを読むと自分がイキイキするのがわかります naka 2007/11/23 11:15
とても納得しました。

> 実際食事は性的衝動との結びつきが強いので、文明化してしかも天敵に備える必然性も無いのに「群れで食事をする」なんて行為そのものは「昼休みに乱交SEX繰り広げる」に近い行為なワケです（あっても”気の合う者が自然に”が自然）。

だからですかね、昔から人がもの食べてるところ見るのも、自分の食べてるところ見られるのも、自分はものを食べているって認識するのも嫌なんです。情緒が不安定だからとかもありますが、それよりそっちの理由でひとりで食事したいってとこです。

> 実際の話、「昼飯食う時間がある」なんて、私から言わせれば羨ましい話ですよ（笑

大変ですね。まぁ空腹でもないのに時間になったら無理やり食べる時間を当てがわれるのも嫌ですけど。

> つまり「それは世の中『共同幻想的な人』も、当然生きているのだし社会的には、仲間と連れ立って食事に行く事は立派な日本独自の慣習だと認めていますよ」って意見と同時に持っていて自然なんですよ、自分が個人的意見として「群れで昼飯食う奴の気が知れん」と思う事と何ら矛盾しない。

よく分かります。

> ”自意識が本気出す”ってそういう事です。

なるほどよくわかりました。そこのひと押しが足りないんですね。
まだ全然本気出していません。まだ社会適応的強迫に首絞められてます。

> 「いやちょっと待てよ、それほどオイラは単独行動肯定派だろうか？意外とみなさんとよろしくやる調整型の人間じゃまいか」と、自分で考える事になるでしょう。
> どっちの道をいくのか自分で決める（自己責任）にしても、そんぐらいの考えがあれば強迫も糞も無いんですよ（笑

ここ読んで、冗談じゃありません〜群れるの恐怖です。昔っから！って思います。ちょっと立ち位置が見えます。

> その立ち位置（落ち着ける避難所）を確保して初めて、厄介な問題に取り組める自力も付きます。

その立ち位置に自信を持たないと、本気出さないとまだダメですね。

> （ここぐらいになると顔や表情姿形でパッと見”違う人”って表現されるようになります）

一見堅そうに見えるらしくて、ちょっと話し始めて「変わってるね」って言われるくらいですから、まだまだですね（笑

> 少々強迫残しつつ鬱な個性を「アタシはアンニュイでナイーブなのが自分だと思う」と、線を引いてそれを”肯定”する生き方だってあってもいい、

そう言って頂けると気が楽です。ただ男の子なら文学青年みたいで素敵な感じもしますが、私は女なのでちょっと鬱陶しい奴な気もします・・・
ま、その手もあると思うのはもう少し先にします（笑

> ご存知のように、強迫傾向があると道徳と構造化した「社会適応な人も真っ青な社会適応的強迫」が関係しているのって鉄板なんですが、これが彼らには”認知できない”んです（同時に精神科を選択する顧客ニーズとして「余計な事まで言うなよお前」的なアイデアがあるのも事実）。

私は親や祖母が精神科行っても一向に変わらない状況を見てカウンセリングを選んだので、最初から期待はしていなかったんですが、あまりにカウンセリングでエグられるので、（一見酷くなっているように見えるだけで、エグられて無意識が反乱してるからだってのは分かってたんですが、）あまりに呼吸困難になったりするのと、ちょっと拗ねてやったとか、いろいろその時の諸事情で、間が差して行ってしまったんです。「あくまで対症療法」って認識があって通院しているので、「余計なことまで言うなよ」って思いました。でも、私はきっと深刻な鬱病にはならなそうだし、どちらかっていうと人格障害系（ただのクセ者）だと思ったので、たかが身体症状でわざわざ病院行かなくてもいいな、やっぱりカウンセリングだなと確信できました。確信のキッカケになったということで、医師から腹の立つ言葉を言われたこともある意味で良かったです。

いずれにせよ、おかげさまでいかに私の自意識はまだ本気出してなくて、フニャフニャで卑屈で自信が無いかっていうことがよく分かりました。
もっと勇気と自信持って、殻を破って本気出したいです。
ありがとうございます。
948 あれから naka 2008/05/19 23:37
kagewariさんおひさしぶりです。以前何度か投稿した者です。その節はいろいろありがとうございました。

あれから一人暮らしできるくらいは稼げる仕事を見つけてきて、今年のはじめ家を出ました。たかが家を出るだけなのにいろいろ一苦労でしたけど、出て正解でした。週末に親の希望と私の罪悪感からたまに帰ると、普通に家族と喋ってるだけなのに、反射的なのか、以前のような精神状態に戻ってしまい、すぐ怒りが爆発して死にたい衝動になるのでしばらくは様子見つつなるべく一人で過ごしたいと思っています。

最近ありえないくらいハイになってしまって、世界を我がものにしたような気持ちになって、なんでもできるような気がする時もあり、（実際仕事もはじめて楽しいと思ったり、周りにいるみんながとてつもなくいい人に感じたりします）すっかり不眠ぎみになってしまいました。かならず３時４時代に目が覚めて、それからは６時くらいまでうつらうつらで、昼間の仕事中が辛いのです。でも乗り切れちゃうし、以前のように睡眠薬とか飲むのも嫌で、ほったらかしにしてます。

でも、ここ数日急にふと冷静になってしまい、絶好調っぽい感じが急に恐ろしくなってしまい、突然憂鬱になってしまうのです。なかなかあの絶好調な感じに戻れなくて、有効期限が切れた感じで、どっちに転んでも怖いっていう気持ちです。こんな自分は初めてで、動揺しています・・・
951 楽に考えましょう kagewari 2008/05/21 00:26
まず
>親の希望と私の罪悪感からたまに帰ると
ここに意味がありません。
深層心理から考えるならそのビヘイビアーが
　↓
>すぐ怒りが爆発して死にたい衝動になる
と、この強迫的な快感衝動（脳内では興奮は快感認知）が裏の動機になっちゃってます。
ここを前提に考えれば
　↓
「親の希望と私の罪悪感から」
いかにもとってつけたような理由にならない理由が根拠になっている事もはっきりしてきます。
現実問題「私の罪悪感」って何をどう考えたらそうなるのか、ここは”無理筋過ぎ”です（ほとんど無意識に自我防衛として後付けされた理由に過ぎないと見て間違い無いでしょう）。

となると、

それこそ「まず冷静にひとりぐらしの生活の確保（日常性の確立）に努める」事が求められるところですが

話のテーマが
>最近ありえないくらいハイになってしまって
と
>ここ数日急にふと冷静になってしまい、絶好調っぽい感じが急に恐ろしくなってしまい、突然憂鬱になってしまう
になりますが、
ここも前述の動きを冷静に見つめれば”予測の範囲”と言えます。
快感（興奮）依存にある自我が、強迫的な内向性鬱の快感の反動として”そう状態”に振れただけで、心理面では強迫系のままだったのであり（本来ハイな状態にならないように冷静に日常性の確立のためにスケジュール等考えてもいいところだったのです）、それは”家を出たばっかり”なのですからそれほど急激に変化するのもおかしいもので、「以前の自我環境の名残」として揺り戻し等も起きたんだと、

ここはですね別段驚く事ではありません。
極端に言えば「失明して落ち込んでいた人が、突然目が見える状態に回復してハイになった」としても、目が見えていた以前の世界は”そこに日常性があった”のであって「めくるめく興奮に酔っていた」のじゃありません。
　↓
>なかなかあの絶好調な感じに戻れなくて

もどっちゃいけないでしょう（笑
強迫的鬱と事実上同じ事なんですから、

>どっちに転んでも怖い
どっちに転んでもいけないんですよ、
どっちも虚偽の世界の興奮に過ぎなくて、そこに実体は無く＝現実じゃないのです。
背景となる連想や、その連想元等の認知が現実と乖離しているところから始まっている興奮循環みたいなものなので、経済市場で言えば「市場が投機マネー等で激しい乱高下を繰返している」のと同じで（このケースも”投機マネー”という実体経済から離れた要因がバネになる）いかにその興奮状態を鎮静化させるのかがプレーヤーとしての中央銀行の舵取りとして最も重要になります。

つまり、現在の自意識マターとして日銀頭取のような姿勢で思考のベクトルの舵を握らないといけないって事です。
利上げ、利下げ、買いオプションやコール市場への介入やらあらゆる手を使う（自我でいえば様々な理論武装の事です）、
表面的な市場の価格の乱高下に意識を引っ張られてはいけないって事です、
その投機マネーによる価格変動は『折込済み（自我の動きは”予測の範囲内”）』であるからです、
ここを”読んで”先手を打っていく事が懸命となるのです、

まず考えなくちゃいけないのは
「ようやくここからスタートする」って事とか、
「幾分でも出遅れや病み上がり的状況であるので、大きな期待はしない」とか、
「明日明日と近めの着実に確認できる直近のルーチンワークを重視する」や
「乱高下に対するカウンターとして”楽観的興奮”にはネガティブカウンター、”悲観的興奮”にはポジティブカウンターを冷静にあてる”準備”を予めしておく（自分の思いつきそうな考えややりそうな興奮ネタ等を冷静な時間に予測し準備するって事です）」等、

ここ技術的といっては何ですが、腕の立つホワイトカラー的に考えていい部分です。
そのつもりになって”楽に考えてみましょう”
952 Re:楽に考えましょう naka 2008/05/23 23:13
お返事ありがとうございます。

> 現実問題「私の罪悪感」って何をどう考えたらそうなるのか、ここは”無理筋過ぎ”です（ほとんど無意識に自我防衛として後付けされた理由に過ぎないと見て間違い無いでしょう）。
家を出る＝母を見捨てる、という気持ちを払拭するのが大変だったので、その名残でばかみたいと思いながらも帰ってやらねばと考えがちで。でも最近は向こうから訪ねてくるのは防ぎようが無いですが、こちらからはやっと距離を置くようにしています。でも、これが強迫的快感衝動を得るための自己防衛の後付け理由なんですよね。

> ここも前述の動きを冷静に見つめれば”予測の範囲”と言えます。
> 快感（興奮）依存にある自我が、強迫的な内向性鬱の快感の反動として”そう状態”に振れただけで、心理面では強迫系のままだったのであり（本来ハイな状態にならないように冷静に日常性の確立のためにスケジュール等考えてもいいところだったのです）、それは”家を出たばっかり”なのですからそれほど急激に変化するのもおかしいもので、「以前の自我環境の名残」として揺り戻し等も起きたんだと、
そうですか、反動で躁にふれただけだったんですね。なぜ逆にふれるのかよくわからないですが・・・そういえば早朝起きてしまう時点で地に足着いてないですもんね。仕事をしていても眠ってしまって困りものです・・・
てっきり調子が良くなったのだと思っていて、こんなにいい気分になるんだ！と浮かれていたので残念ですが（笑　冷静にそう言っていただくと、そりゃそうか、と思います。

> つまり、現在の自意識マターとして日銀頭取のような姿勢で思考のベクトルの舵を握らないといけないって事です。
自分の思考パターンを俯瞰で見て、分析して、把握して、鬱や躁にふれたところから着実なポイントに戻せるようにするということでしょうか。

> まず考えなくちゃいけないのは
> 「ようやくここからスタートする」って事とか、
> 「幾分でも出遅れや病み上がり的状況であるので、大きな期待はしない」とか、
> 「明日明日と近めの着実に確認できる直近のルーチンワークを重視する」や
> 「乱高下に対するカウンターとして”楽観的興奮”にはネガティブカウンター、”悲観的興奮”にはポジティブカウンターを冷静にあてる”準備”を予めしておく（自分の思いつきそうな考えややりそうな興奮ネタ等を冷静な時間に予測し準備するって事です）」等、
着実に目先の日々の生活基盤をつくることに専念して、まだ長期スパンで期待しないほうがいいということですね。
なんだか悲しくなってきます。やっと家を出たのに、まだこんな状況が続くわけですね、苦笑です。

> 「幾分でも出遅れや病み上がり的状況であるので、大きな期待はしない」とか
これはよくわかるので、つい焦ってしまうのです。いい年して出遅れたな、やっと生まれるんだな、という感じで。とても焦ってしまいます。
でも、焦らないで着実にやっていかんとだめですね。焦るとまた内向的代謝の方向にはまってしまいそうです。

ここ1週間すっかり躁状態から以前の鬱に戻ってしまい、またか・・・という感じです。
抜け出したい欲求が先行しすぎて、心が追いつかず、ホワイトカラー的に思考ベクトルの舵取りをするゆとりとか客観性をすぐに失ってしまいます。
じぶんの心が油断ならない感じで、はれものに触ってるみたいで、１日のほとんどが「いけないいけない、また内向してるよ」って言い聞かせてるので疲れてしまいます。

また、私は投薬では根本解決にならないとやっぱり思うので、もう抗鬱剤、睡眠導入剤、安定剤、など薬は一切飲んでないのですが、あまりに日中の仕事に支障が出るので、睡眠薬だけでも飲もうかとよぎるのですが、なんだか意地を張ってしまい飲まずにいて、昼間はふらふらです・・・。投薬はあくまでも対症療法ってわかっていればちょっと飲んでもいいかなとも思うのですが。
953 それこそ”楽”に考えるところですよ kagewari 2008/05/26 05:53
>家を出る＝母を見捨てる、という気持ちを払拭するのが大変だったので、

先ず「親離れ、子離れ」という言葉がこの世にあることを念頭に置いて下さい。
極論この世に”親孝行”なる現象を普遍の法則だと仮定したとしても「その大前提は”親離れ、子離れ”が成立している」事であって、そもそも共依存関係でズルズルと関係が続いている関係そのものが「親子関係の非成立」であって（彼女の呼称は”母親”だとしても、彼女の実態は”母親ではない（その職責を期待するのが無理な状態）”のだから、結果として彼女を個人のレベルで再評価するにしても属性は”母親”にはならない）のですから上記の『母を見捨てる』という言葉は現象としてこの世に存在しない空想と同じです。

ここを個人個人の関係として、「自立に成功していない友人を頻繁に訪ねてその人物に自立できていない人物がその関係に依存している」のだとしたらその行為やその関係そのものが”社会問題”でしょう。
既に行政やカウンセラー等に「各個人が相談するレベル」であって「その関係者同士で”何かを”解決しなくてはいけない」なる理由や根拠が何処にも存在しません。
nakaさんにできることがあるのだとしたら「しかるべき人物に相談するべきだ」ときっぱり言う事でしょう。
nakaさんはメンタルの専門家でも無いし、実際自分自身解決すべき問題を抱えているのですし
「多重債務者が多重債務者に頼っている」ようなもので、もしろその状況に罪悪感を感じても合理的だと言えます、
「あなたも弁護士に相談して早急に自分の問題を解決すべきだ」という状況だという事です、
そこで「多重債務者がまた他で借り入れをして援助した」としても結果としてそれは社会問題をより深刻にしているのと同じだからです。

この状況を俯瞰で見て、今できる事を冷静に考えれば自分自身の強迫性に流される事はありません。


>なぜ逆にふれるのかよくわからないですが・・・

理由は簡単です、
メンタルな問題は家を出て自立すれば解決するのでは無く（そもそも強迫的認知の対象は既にイメージとして内向化として各個人の”自我の一部”になっているのであってネタ元である当事者（両親等）から乖離している）、これを解決する環境として「同居より独立する方がはるかに望ましい」からで、スタートラインについた状況であると見てちょうどいいところです。
ですから、強迫構造それ自体はひとり暮らしを開始しただけでは特別変化は無いのであって、快感依存に慣れてしまっている強迫的自我（一種の中毒です）にとって、以前の不快感による興奮（快感）依存に代わる興奮を必要としますから、環境の変化を誇大視（過大視）して”ひとまず興奮”し、これが長続きしなければ”落ち込み興奮に集中する”等ダイエットにおけるリバウンドのような傾向が反復しても不思議じゃありません。

つまり「スタートラインについた」「以前に比べて非常に有利な足場を築いた」ところを現実として評価し、
「ここからゆっくり問題を解決していくプロセスを考えていこう」と”楽観的”に認知するべきところで、
そういった部分（これからだという認識）の確認こそ最も重要な部分です。


>そういえば早朝起きてしまう時点で地に足着いてないですもんね。

ここは特別評価する必要ありません、
早起きして損する事もありませんから、「早起きできてよかった」と考えれば十分です。


>仕事をしていても眠ってしまって困りものです・・・

コーヒー飲んでください
人間なんてものは睡眠時間3時間から4時間もあれば十分です、
極端な話”マジに眠い”時には気絶するほど寝ますよ（笑
何時間寝たから今日は眠いとか、そういう事は”考えなくてもいい”のです。
起きたら起きたで昨日何時間寝たとか忘れちゃっていいんです。
睡眠障害にとって「最大のストレス」は『睡眠時間を気にする事』で、
36時間労働等の状況にならない限り健康被害を心配する必要は無いので、”寝たか”というより”休んだか”に着目して考えればずっと楽です。
「十分休憩しただろうか（睡眠時間の時間は無視）」のような感じです。


>浮かれていたので残念ですが

それこそ、ここが「地に足着いてない」と考える部分です。
浮かれている時点で実体がありません。
平和とか幸福とかって、そういう興奮を伴うものじゃなくもっと静かなものですから。


>自分の思考パターンを俯瞰で見て、分析して、把握して、鬱や躁にふれたところから着実なポイントに戻せるようにするということでしょうか。

難しく考える必要は無いのです。
それこそ”楽”に考えてください、
これまでの経験から「自分が興奮する手法や傾向」は十分認識している筈で、
それは100％全て根拠の無い幻想や誤解なのですから（そこは論議の挟む余地の無い確定的事実→投機マネーのような”梃子の原理”となる誇大視や過大視のようなデフォルメ認知や、自我防衛的な誤解・誤読・抵抗のような偏向（強迫ベクトル）認知無しに興奮の乱高下は発生しない）、歴史を振り返って「自分がやりそうな悲観ネタ」とか「自分がやりそうな浮かれた興奮ネタ」等、
冷静な時間に「今後こういう感じで自分は強迫的認識の結果”無理のある発想”に固着し始めるのじゃないか？」な可能性を『事前に予測しておく』んですよ、

先手必勝みたいなものです。

強迫認知の原則論ですが、
「自意識の介入を排除して始めて成功する」のであって、
まだまだリアルタイムで自意識マターを起動して強迫的発想を”ダメじゃん”みたいに還元するほどの自我の体力は無いと見た方が懸命ですし、その経験も乏しい（これは経験により上達するものです）のですあから、『無理をせず楽に考える』ための作戦として”自意識が事前に介入する”事だけでも相当の抑止力になります。強迫構造を事前に抑える手段は打っておいて損は無いですから、
今できる事を”楽な方向に考える”という事です。
■『事前に予測しておく』だけで全然結果は違います。


>着実に目先の日々の生活基盤をつくることに専念して、まだ長期スパンで期待しないほうがいいということですね。
>なんだか悲しくなってきます。やっと家を出たのに、まだこんな状況が続くわけですね、苦笑です。

いえいえ、「こんな状況」じゃないですよ
「着実に目先の日々の生活基盤をつくる」これを”幸福”と呼ぶんですよ。
それが”悲しくなる”と認識されるのは快感（興奮）依存型の代謝構造が今の自我に習慣化しているためです。
平和な日常こそ幸福であり、日々のほんの些細な幸せをしみじみやわらかく感じるような世界こそ現実です、
それは人生浮き沈みもありますから、興奮の渦中に巻き込まれる事もありますが「それは非日常」ですから、
フリーランスのように”非日常的日常をプロとして生きる”人生もありますが、そんな人生の選択は「冷静に熟考の中で選ばれる」ものだったりします。

>やっと生まれるんだな、という感じで。とても焦ってしまいます。でも、焦らないで着実にやっていかんとだめですね。焦るとまた内向的代謝の方向にはまってしまいそうです。

ここは以下のように考えてください。
無駄な人生（時間）等ありません、
それを”無駄に考える発想”があるだけです。
自我の構造において『自意識マター』が確立してくれば、数十年に渡る過去を一気に再構築する事も可能です。
その再構築される”過去”は消えてなくなったりしません。

極端な話「登場人物の設定を間違えたまま読み進んだ本を、後から読み違いに気がついて”えっそうなの”とササーッと一斉にこれまでの読み違えをデ・コードして”え、こういう話か”と”追いつけばいい”」のですから、
そのためには、先ず「自分の過去における登場人物の設定」が現実の形に還元できるための「自意識マターの確立（＝強迫構造からの離脱）」を様々な自我のバランスの中から掴みとっていかなくてはいけません。
急がば回れじゃないですが（笑
じっくり着実に事を進める事が解決の速度も速いと、こういう事です。


>じぶんの心が油断ならない感じで、はれものに触ってるみたいで、１日のほとんどが「いけないいけない、また内向してるよ」って言い聞かせてるので疲れてしまいます。

ここがカウンターとしてコツというか、ポイントで
ダメじゃないかのように責めればこれは自己嫌悪であって内向です、
内向的悲観にあれば、楽観視によりカウンターをあて、
反動的浮ついた興奮があれば、ストイック（美意識）に引き締める、
これつまり”楽な方に落ち着ける”ことで、「あーそうか、そうだよね」のように疲れないように考えていくのです。
疲れがある＝「ストレスがあるか」or「（自己嫌悪）興奮の結果満足感として疲れているか」である可能性ありますからね、

とにかくポイントは”楽に楽に”です、

>また、私は投薬では根本解決にならないとやっぱり思うので、もう抗鬱剤、睡眠導入剤、安定剤、など薬は一切飲んでないのですが、あまりに日中の仕事に支障が出るので、睡眠薬だけでも飲もうかとよぎるのですが、なんだか意地を張ってしまい飲まずにいて、昼間はふらふらです・・・。投薬はあくまでも対症療法ってわかっていればちょっと飲んでもいいかなとも思うのですが。

ここはケースバイケースです、
現状まで認識が進んでいる場合、「病院で処方されている薬を飲んでいる」事それ自体に”劇場的興奮”が伴う可能性もありますから、何点か確認必要でしょう。
病院の薬とは、簡単に言っていまえば「市販薬の数倍の効力があり且保険が利くので安価に入手できるのでお得」なところです、
実際医師の処方が必要な理由は「市販薬の数倍の効力があるため専門家のアドバイスが必要」であるためで（胃腸薬等も市販の胃腸薬の”用法用量お守りください”の数倍飲んでいるのと同等）”超強烈でお得な市販薬”と考えておけば”劇場的興奮”の副次的な悪循環を起す心配がありません。
実際普段の日常生活でも「胃腸薬も飲みますし、風邪薬なんかも飲むのであって」、精神科の処方薬を利用すると言っても「キャべジン3倍飲み」とか「バファリン2倍飲み」とかと同じ世界だと考えておけば心配ありません（ちょっと表現に無理あるかもしれませんが、そんな風に”楽に考えればいい”って事です）。

逆さに言えば、寝つきが悪いと思えば（本来睡眠時間等気にしなくてもいいんですが）「バファリンでも飲んで寝るか」の方が精神的に楽ならそれでもいいでしょうし、「市販薬飲んでてもコスト的に馬鹿にならないよこりゃ」と思うならコストパフォーマンスの高い（といっても保険制度なので本当に安いのじゃありませんが、、）医師の処方薬を便利に使うって手もあるでしょう。
歯が痛いのに無理して我慢するのもおかしな話ですから、痛み止めを飲むのに抵抗する必要はありません。
（我慢しなくちゃいけないのは”ドーピング検査のあるアスリート”であるとか”早期に故障個所の回復狙いのアスリート”等、運動選手等の専門職に限った話です）

ここも楽に考えればいいのです、
肩凝りからくる頭痛やら身体の痛みで寝つきが悪いとしても、毎日マッサージ呼べる環境等そうそうありませんし、
投薬量が気になるなら（精神科の処方には副作用や習慣性のあるものも含まれますから）「半分だけ飲むか」とか（半減期の問題ありますから急激に自分の判断だけで減らさないでください、ここは医師と相談が必要です）、仕事の帰りに整体やマッサージ受けて帰る等工夫の余地もあるでしょう。

投薬に直接強迫構造に影響を及ぼす効果を期待するのは無理ありますが、
現状不快感や苦痛があって、それを無理に我慢するのもナンセンスだとこういう事です。
医療は「サービス業」ですから、
ここも”気軽に利用する”と考えて「必要に応じて使う」ような感覚でいいのじゃないかと思いますよ。

ただですね
　↓
>あまりに日中の仕事に支障が出るので、睡眠薬だけでも飲もうかとよぎるのですが、なんだか意地を張ってしまい飲まずにいて、昼間はふらふらです

この発想には問題あると思います、
前段の説明でnakaさんにも察しがついていると思いますが、
「あまりに日中の仕事に支障が出るので」は「睡眠薬だけでも飲もうか」
これ全く関係ありません、
「あまりに日中の仕事に支障が出るので」→「コーヒーが欠かせない」ですよ、
ちなみに私は一日に10杯以上確実に飲んでます（笑
まーこれも「カフェイン中毒レベルか〜（語尾上げ）」等と思いますが、昼間眠くて仕事に支障が出るときに「寝なくちゃ」とは思わないものですよ。

逆さに「睡眠薬だけでも飲もうか」な状況があるとするならば、
「睡眠不足で疲れが抜けなくてフラフラだ、休日等で十分に休養をとりたいのだが貫徹してしまう今日も余裕で二日寝てない」「バリバリのキャリア志向の生活で”ただですら睡眠時間が3時間しかない”のに眠れないので睡眠時間が毎日1時間から2時間程度になってしまっているが、仕事の関係上そう簡単に今休養を取れる環境に無い」等の時「こりゃ本格的にマズイな」と考えてみる部分でしょう。
毎日毎日夜に寝なくちゃいけないなんて法律ありませんから（笑

ここも考えようで、
ネコ科の動物は獲物がみつからない時等諦めてひたすら寝てますが、これは体力の消耗や代謝を少しでも遅らせて体力を温存するためで「彼らは寝ているようでほとんどマジに寝ていません（本気で寝てしまったら獲物を追うチャンスを失ってしまう）」
つまり「確かにマジに寝たほうがスッキリするが、静かに横になって大人しくしているだけでも疲労のかなりの部分は回復する」のです。
『十分な休養』と『十分な睡眠』は同義語ではありません。
『十分な休養』の方を重視しておく方が精神的にも”楽”ですよ、
楽に考えるコツって「難しい事にならないように考える」なところです。
954 Re:それこそ”楽”に考えるところですよ naka 2008/06/05 23:50
お返事ありがとうございます。
しばらくモデムが壊れてしまい、やっと読むことができました。

> 「多重債務者が多重債務者に頼っている」ようなもので、
そうですね、頭では分かっているのですが、心が長年の強迫観念に流されそうになってしまうのです。また、母にきちんと説明する勇気もありません。それも罪悪感なのでしょうが・・・。

> ですから、強迫構造それ自体はひとり暮らしを開始しただけでは特別変化は無いのであって、快感依存に慣れてしまっている強迫的自我（一種の中毒です）にとって、以前の不快感による興奮（快感）依存に代わる興奮を必要としますから、環境の変化を誇大視（過大視）して”ひとまず興奮”し、これが長続きしなければ”落ち込み興奮に集中する”等ダイエットにおけるリバウンドのような傾向が反復しても不思議じゃありません。
やっと分かりました。最近リバウンドの嵐です。また以前のように、仕事中暴れ回って片っ端からモノをぶっ壊して回りたい衝動です。
この　怒り　っていうのは本当に
> 強迫認知の原則論
で対処するといっても、ほんとうに難しいです。鬱の気分より扱いが難しいです。どうやって自意識を介入させて流すのかさっぱり分かりません。どうしたらいいのでしょう？

> 無駄な人生（時間）等ありません、
> それを”無駄に考える発想”があるだけです。
> 自我の構造において『自意識マター』が確立してくれば、数十年に渡る過去を一気に再構築する事も可能です。
> その再構築される”過去”は消えてなくなったりしません。
ありがとうございます。嬉しいです。

睡眠薬の件は、昨年、カウンセリングに嫌気がさした頃に、通院して薬をもらってるという事実でもないと、一生自分をいつくしめないと思って、ま、確かに呼吸困難で眠れなかったりしてたのですが、親を見て、もともと投薬だけの解決は意味ないと思い望んでなかったので、そういう歪んだ理由で通院して投薬されてました。で、最終的に医者に、別に私なんて最初から薬なんて飲まなくっていいって分かってて来てるのになんで説教されなきゃいけないんだとか文句言って（ひどいですね）行かなくなって、SSRIは息が苦しくなるだけだったのですが、睡眠薬が効いて「あーこれ飲むと苦しくもなく早朝も起きないし楽だわー」と思ったのですね、その時。だから私コーヒー飲めないしドリエルとか高いし、あれまたもらったら楽だろうなーとか思うわけです。でも、なんか負けた気がして嫌だなとか、またそうやって既成事実作って自分をかわいそうな人に仕立てようとしてるんじゃないかとか、もういろいろぐるぐる回るんです。
でも、おっしゃるように楽に考えようと思います。ちょっとさすがに連日だときついからちょっともらって飲むかー。今日は珍しく一度も起きなかったからいいやとか。深く考えすぎないで、風邪引いた時に薬飲むくらいの軽い感じで考えます。
１０代のころは夜中に頭の激痛で起きてたのですが、その時も自律神経の薬とか出されてもチクショーあたしは親みたいにそんなヤワじゃねーよとか思って捨ててたんです。
薬の話、長々ごめんなさい。

とりあえず、この怒り狂った感じをなんとかしたいです。しかも人に何か言われてとかじゃ全然なくて、（むしろ私は周りの人より他人に対しては怒りません）意味も無く突然怒りが沸いてくるんです。対象も無く。何に怒ってるのかもどうすればいいのかも分かりません・・・
お手すきの時によければ教えていただけますか？
955 意外と”局面”それ自体は簡単なものなんですよ kagewari 2008/06/06 19:25
その”思考の流れ”を自立的に思いつくのが難しいんです（ここに強迫からの抵抗ロジック介入するので）。
まず状況設定として『俯瞰で見る』のは原則として
　↓
>> 強迫認知の原則論（自意識の介入）
>で対処するといっても、ほんとうに難しいです。鬱の気分より扱いが難しいです。どうやって自意識を介入させて流すのかさっぱり分かりません。どうしたらいいのでしょう？

現況を整理してみると
>しかも人に何か言われてとかじゃ全然なくて、（むしろ私は周りの人より他人に対しては怒りません）意味も無く突然怒りが沸いてくるんです。対象も無く。
>何に怒ってるのかもどうすればいいのかも分かりません・・・
　↓のに
>とりあえず、この怒り狂った感じをなんとかしたい

ここ幼児性の癇癪とその拡大ヴァージョンである偏頭痛のように『慢性的な欲求不満がある』のが大元と言えば大元で、
当然長期的に見れば、その無意識的な欲求には（投機バネのような）幼児特有のデフォルメがらみの偏向からくる”現実というよりこの世に存在しないレベルの期待値を前提としたその反動（→なので失望が激怒ゾーンに入る）”という『強迫構造その本体』をテーマにしなくちゃいけません。
この本丸は以下の記述で「まだまだ時間がかかる」のは言うまでも無いと、
　↓
>また、母にきちんと説明する勇気もありません。
>それも罪悪感なのでしょうが・・・。

これ明解に「在りもしない親子関係（これまで一度もその関係が構成要件を満たさずに、関係性として成立していなかったと見れば）に付随する、根拠そのものが捏造に近い感情的興奮が構造化している」のは間違い無いですよね。
（具体論としても実際問題母親に「専門家に相談しないと」と言うべきか否かなる部分は、彼女に”個人的に”相談されない限り彼女のプライヴァシーですから、何をコメントするべきかと聞かれる前からあれこれ考える必要はありません。街を歩いている見知らぬ中高年女性にいきなり声かけるひともいませんから→関係性としては”見知らぬ中高年女性”とほぼ同格です）

■となると、ここは『暫定的にも自力でこれ（激怒）をいかに自意識が考えるのか』となる

ここ（二重括弧の部分）何度も何度も（10回レベルで）繰り返し読んでみてください。
できれば音読してみてください、

俯瞰でこの状況をマジマジと見つめる”自意識”は何を考えるだろうか？

激怒→根拠も対象も無し（本来は”その対象は無意識に象徴化されているので自意識の視野に入らない”）
根本的発現の原因→欲求不満（人間にとって欲求とは”モチベーション”をいかに”動機形成”するかという”アイデア”）

ここの読み方ですが、上記の矢印の先→が『暫定的にも』なる部分で、以降の括弧内（）が長期的に解決していかなくてはいけない部分となります。ですから、今の段階だと括弧内（）を先送りしてでも矢印の先→に着目するのが”吉”となりますよね。
　↓
そこでこれを言葉にして並べてしましょう


「欲求不満で、根拠も対象もなく激怒しちゃうんですよね〜っ」


さて、nakaさんこの現象を自分の事だと思わずに（俯瞰）、そんな赤の他人が眼の前にいるという前提で考えてみてください。
コンビ二のレジの前で、対象も根拠も無く激怒しカウンターに蹴りいれているおじさんがいるとします。
「どんな人だと思います？」

「ちょっ、、とあなた」
と、ほぼこの線になりませんか？
ここ自意識介入の大チャンスで、
「ここ怒るところじゃないから」みたいな、

現況は『興奮』ですよね
その反対語は？
『どっちらけ』ですよ。

自意識介入ネタ的にはですね、『激怒』が定期便で登場するところは”ガチで予測の範囲内”ですよね
ですからこの『定期便激怒（実はガチの対象が無意識領域で象徴化されている）をいかにどっちらけさせるか』が自意識介入の鍵となります。
無意識領域の潜在的な根拠（ナンセンス）と対象（デフォルメされ現実から乖離）を「”現実により退場”させる→自意識により動機形成→欲求を自立的に代謝→強迫的興奮の”無力化”」。

ここは各人の自意識の個性の見せ所なので、ご自身で考えて意味が深まるんですが、参考事例を挙げるなら
『激怒』を知覚（自意識ソナー技師”敵潜水艦発見”状態）したら
「アーー地球の温暖化が許せない！（大声で→政策的提言をまとめる）」
「ペットが飼いたいっー、特に大型の土佐犬！（大声で→飼育の手引きを探す）」
「ボーリングで思い切りガーターさせたいっ（実際にボーリングに行き思い切りガーターに叩きつける）」
「町内会のゴミが我慢なら無いっ（小声で→明日から毎朝掃除を日課に）」
「”ぬ”と”ね”の区別が納得いかない（こ一時間考えてみる→ネットで語源に至るまで調べてみる）」
「ガラスの仮面を一気読みしたいっ（全42巻購入してください→実際に一気読み）」
「24を”リアルタイム”で観てみたいっ（日曜日に24時間ノンストップ視聴に挑戦：シーズン５まであります）」
「我慢できないっ全裸でプールに飛び込みたい（小声→プルーは無理なので銭湯に行ってみる）」
「むしゃくしゃくする二重飛びを10回連続させたいっ（縄跳び買って帰って即挑戦です）」
「レディスコミックのエロ漫画を全部読みきりたいっ（書店で目に付くもの全部購入→即日読破）」


なんとなくわかりますか？
”根拠も対象もなく”
ここを
「私（自意識）に任せてください、根拠と対象を一致させてごらんにいれましょう」
内容的には”激しい”とか「少々度が過ぎていればOK」となりますよね、
やるにも根性必要な動機形成を行ってしまえばいいのです（実際それぞれ、普通になかなかの快感動機形成だったりしますし）
こんな感じのテーマで、『激怒』と『自意識の対抗措置』が”連想性として成立するぐらい”に、反復繰り返しで「よしわかったあたしが動機形成したる」とこれを”実行”するワケです。

■強迫構造の実体は”連想”にあり、この構造は→「前例主義的反復」です、
強迫構造の裏をかくんですよ、裏を、
一発ひっかけてやるんですよ「おいおい冗談じゃ無いその”手”にのるかアタシ（自意識）が」と、
「なんだそんなに俺は土佐犬が飼いたかったのか＝！」と
”答えを出してやればいい”
先方には致命的な弱点があるんです→”根拠も対象もなく”
ですから”自意識御大将自ら”これを宣言するワケです。
「よしわかった！任せておけ、その欲求は”コレだ”確定」と、
「ぐちゃぐちゃ言訳あんなら、こら強迫”根拠と対象持ってこい”」とね、

※重要なのは「自己責任（動機形成の完結であり同時に”所有権”や自意識の”著作権”を意味する）」なる部分で、
”言い出した事はマジに実行する”ってところです。

この介入の方法は（限りなく作戦とか戦略・戦術論でもある）人の数だけ方法論がありますから、
そこはnakaさんの個性の中で「全力で”事前に”考えておく」って事です。
この掲示板で頻繁に登場する「腕立て腹筋ぺナ（敵潜水艦発見から瞬時に腕立て50回）」も古典的であはありますが”最有力”であるのも間違い在りません（体力増進にもなるので一石二鳥）。
ここも”自分らしい手口でこれ（激怒や興奮）に介入する”って事です。
喧嘩の仲裁に入るお巡りさんが「ひとこと言うとしたら？」のようなくくりで考えて見るのもいいでしょう（或いは内戦状態の国にいかに青いベレー帽の国連軍が介入するか）。
自分なりにできる最大限の文化活動を”総動員する”ことが”介入（対抗）する”って事です。


>私コーヒー飲めないし

緑茶や紅茶にもふんだんにカフェインは含まれています。
どんどんお茶を飲んでください。
ついでに味や香りに詳しくなればちょっとした趣味（文化）になります。
956 Re:意外と”局面”それ自体は簡単なものなんですよ naka 2008/06/08 11:37
kagewariさん、お返事ありがとうございます。

> 「欲求不満で、根拠も対象もなく激怒しちゃうんですよね〜っ」
欲求不満で激怒する、激怒の根拠や対象が
”その対象は無意識に象徴化されているので自意識の視野に入らない”
ため、「暫定的に」自意識で自分に一番合った動機を当てがってあげて、
強迫的な激怒を無力化させる。
そうしていううちに、いずれ長期的に解決していくべき、無意識に象徴化された対象が解決される（という希望的観測）
ということでしょうか。

たくさん挙げてくださった　自意識の動機形成方法の例　を読んでいると、あまり深く考えすぎるとかえって良くなさそうな気もしました。

油断すると鬱、無気力ゾーンにも突入しかねず、また「〜したい」ってあんまり思わないというか、何がしたいのか良くわからないで、せっかくの休みの日に固まってたりするので、そのパワーが生まれるかが疑問なので、腕立て伏せとか体を動かすほうが、意外にいいかもと思いました。
957 ここ大事なので補足説明しますね kagewari 2008/06/09 17:17
>欲求不満で激怒する、激怒の根拠や対象が”その対象は無意識に象徴化されているので自意識の視野に入らない”
>ため、「暫定的に」自意識で自分に一番合った動機を当てがってあげて、強迫的な激怒を無力化させる。
>そうしていううちに、いずれ長期的に解決していくべき、無意識に象徴化された対象が解決される（という希望的観測）ということでしょうか。

微妙に違うんです。
本来人間は、他の哺乳類に比べて”モチベーション”なる欲求の拡大が介在する特有の進化をしていますが、
この目的は”貯蔵（財産の概念）”や”社会化（ムラ化）””言語化（を支える教育）”等、進化の過程で絶滅の危機にあった直立歩行のサルが生存のための手段として「単体行動だけの欲求だけでは”仕事量的に不足する”」部分を（象が鼻を伸ばすように）拡大した事に始まるのであって、
簡単に言い換えれば「一日の仕事量を完結する事を”満足”として確認するルーチン」があるんであって、”何をしなくちゃいけない”とかって事では無いのです（極端に言えば”シューシュポスの神話のように一生を腕立て伏せに捧げてもよい”）。

しかし根本的に、モチベーション（乱暴に言い換えれば”やる気”）を代謝（完遂の確認）しなければ欲求不満になるワケです。
たとえるならげっ歯類はその歯を使ってガリガリやっていないと”イライラ”するし、歯が伸び過ぎて使い物にならななくなったりするワケですよ。
言い換えるなら肉体の機能性というものは、それを”使うべくして備わっている”のであって、使い切れないならその時点で「OSにバグがある」とかそれを動かすべく”モチベーション（エネルギーと解釈するとちょっと違うんでうが構造的にはそれに近い）”が「行き場を失う」とか、そういう問題になるのです。
「何かができなくなった」のではなくて「すべきことを発動する動機形成の問題」と言ってもいい。

ちょっと回りくどいですが、
その”動機形成”って代物は「自意識」に投げられていて、
その「自意識の判断は”自由”の概念により担保されている」ワケです。
つまり”何をしてもいい”のだと（特別社会適応が優れている等の判断はド・ナンセンスになります）、
しかし社会学的にも文化人類学的にも「人類ヒト科にとって、合理的な幅」があるのであって、それを外れるような極端な動機形成はこれ「生物学的に在りえない（不自然）」なのです。
つまり「穏やかに平和に暮したい」ってのが基礎になる。
我々は文明化していますが、極論「人類ヒト科のワイルド（野生）というのは”文明化するサル”の状態」なのであって、生物学的に見れば”そのままでワイルド種”には違いない（過度な社会化は”ペット化の問題”と考えればよい）。

で、この生物が「いかにモチベーションの代謝」をルーチンワークとして活動しているのかと言えば
『快不快原則による”結果の確認”』がもっぱらなんですよ、
モチベーションの段階は「ストレス」として認知し、これを「自意識の介在によりロジカルに動機形成し」「快不快原則で確認する」
この『快不快原則』というものに随分誤解があるのであって、
自我が直線的な幸福感を感じるのか否かって部分は大事じゃ無いのです。
だとしたら短期的な幸福感が圧倒的に優先されて「所得税法」なんて一発で崩壊してしまいます
トレーニングの概念もそうですよね、
脳が何をやっているのかと言えば「ストレスと興奮のサイクル」を確認しているんです、
「動機形成が行われモチベーションが発動した証明」です、

ある意味親が幼児に投げかける行動は
�〕鳥�がストレスでむずかっている（この段階だと漠然）
�◆屬△蕁繊�○がしたいのね」と誘導
�９坩戮�行われると褒めるとか叱る等の関係で快不快を刺激
この過程で、幼児の自我には”動機形成”が組み込まれます。

不快とは「行為でき無い事」であり（ストレスが蓄積）、快とは「行為の結果を確認する事」（叱られてもほぼ同意）、
で、できれば直線的にも幸福感がある方が合理的なので、道徳的ロジックが自我の上部構造となる（自我そのものに「褒められる・叱られるの判断は無く、その機能の上部構造にこれを振り分ける概念をもつ」）。
幼児が「いたずら」等を行ったり、幼児が「好きな大人や友人をワザと困らせるいじわる」を行うのは「自我そのものには予測値としての幸福感が優先されるのではなく、予測される興奮レベルに判断が依存関係をもつ」からで（自分が興奮する対象者を支配する力を”有力な動機”として確立する）、感覚的不快（脳内では興奮は全て快感なので快）が予測されても、興奮の期待値（脳内における快感）が高ければ『快不快原則』から見ればそれは快感なワケですよ。

ですから人間というものは「考える生き物」であり「言語的サル」であるのです。
結果として「穏やかに平和に暮したい」なる結果に結びつく”動機形成”を「思いつく（アイデア）」能力が、その人の肖像であり実存になります。
結果より動機形成の段階が重要であるっていうのは、「それが＝最も結果らしい結果」だからなんです。
自我にとって究極の結果とは「行為の結果では無く、動機形成における思い付き（アイデア）や判断（ロジック）」なんですよ。

で、強迫観念って何かと言えば、
自我形成期（なので非常に多数のケースが統計学的に”親子関係”ベースになる）における『誤解』の事です。
現実とは「自分は考えるサルであり、いろいろ考えて行動し、できれば穏やかに平和に暮したい」ですが、
ここに「自分は○○の家に育って○○は随分酷い○○で・・」のような偏向（現実とは常にジャーナリスティックなドキュメンタリーであって、劇場型のストーリーでは無い）が固着している状態の事です。
映画のシナリオで考えてみればいいのです、
劇場型のストーリーになればなるほど”エンターテイメント”なんですよ。それは非現実であるからこそエンタメなんですよ、
当然そういったエンタメ性が個人のイメージの中にあっても何ら問題無いのですが、それは「空想」のように”エンタメである事が確認されている”事になりますよね、
実際劇場型に近い話でも「聞けば驚くかも知れないが、まー自分の中ではほんと何て事無いんだよ、それがホント当時の現実だったワケで」となるのが自我バランスにおける現実認知として”自然”なんです。
それを本気で劇場型に興奮する（現実と区別がつかなくなっている）のは、構造的に『誤解』なんだと。
それこそ本気で優れた（オスカー取るような）劇場型のストーリーにはドキュメンタリー顔負けの”現実”が描かれます。

ここは説明が難しいんですが、
「僕の親はね、人殺しでした」と淡々と語るのと
「あの人殺しチクショウー」と潜在的に興奮が醒めないのと
そんな違いです。
前者は現実認知を行ってますが、後者は”自分の興奮描写を現実だと思っている”。
前者はストーリーを語ってますが、後者は舞台の主人公としてその渦中に在る。

つまり第三者性であるとか、『俯瞰』という言葉の意味は、現実世界における”自意識”の立ち位置を現します。
その立ち位置が”渦中”だと、構造として『被（こうむる）』になっちゃうんですよ、
つまり「状況に対して常に無抵抗な被害者を仮想される絵」です。
しかし「現実に対峙し、そこで考える自意識」って立ち位置は”渦中”ではありません。「渦中であっても、それを”状況”として認知し、次なる行動を考える人」です。「抗（あらがう）者」です、
「抗（あらがう）ためには、その状況を認知しなくちゃいけない」ですよね。
渦中で興奮していては状況が読めないんですよ、

そして大元の『誤解』や、興奮バネとして効いているのが、親子関係の記憶だとすると（ここを分析して現実として提示・提言するのが精神分析）、強迫的意識の保守や抵抗ってのには必ず「親子関係を妙に引き摺っている絵」が関係している事になる。
人間のパフォーマンスってものは「信じられないほど大変な過去でも、いやいや〜もう過去の事ですから」と平然の言ってのける代物で（現在進行形でないのが”現実”だから）その許容度は「幼児のデフォルメの反対側までほぼ∞なレベルの許容度を持っている」のですよ、
それほどヒトの自我ってのは偉大ともいえるぐらいに”深い”。

■全てを可能にするのは”時制”です、

歯医者の治療が好きだって人は滅多にいない
しかし年がら年じゅん「歯医者の治療に怯える人はいない」
時制の確認ですよね、
「明日予約がある」「当面治療の予定は無い」
しかし無限にこれを継続する事も可能です、
『不安』を介在させれば、
　↓
「又虫歯になったらどうしよう」

『不安』とは、時制の混乱なんですよ
「裏付けの無い先読みをして在りもしない可能性に興奮する」
その予測可能性を担保する”象徴化された記憶（極端な事例で言えばトラウマ）”が不安を喚起している事になります。
本来その予測可能性は、現実により解消されますが（「虫歯にならないように”歯磨きして”注意しよう」）、現実認知を情報として蓄積させるためには”渦中”にあっては「視野が狭すぎて情報の欠落や誤った判断も多くなり」「現実のプラオイオリティーが印象に負ける」事も多くなる。

時制の混乱の典型事例は
「いい齢になっても誰かの子供だと思っている」ですよ、
逆さに言えば「妙に誰かの子供だと思っている」でもある。
いい齢になっているって時制は＝「自分は独立した大人である」にも関わらずです。
つまり「親子関係は既に終わった事」であり、ノスタルジックな呼称は”形骸化した呼称に過ぎない”のです。
なんて言えばいいでしょうかねぇ
どんな酷い話があったとしてもですよ「僕は○○自動車教習所の出身です」と自認し続ける人はいない。
理由は普遍性が無いから（自らが”現在進行形で生徒ではない事が確認できる”）です。
プライオリティーから言えば「私は人間である」「現に私は生きている」「私はそんな”自分”の自我であり、まー言えば自意識である」「どうやら私は日本人である」「生まれは○○方面だった」「○○学校卒業だ（最終学歴）」「子供時代は○○家で育った」「子供時代には○○があった」こういう順番で並んでいて”不自然じゃ無いですよね？”

ところが幼児期のデフォルメ（神格化）が関係してくるとこの認知が変わります
「神」「神の子」「人類」→『大人である自分（本来最上位）』なんてものがえらい下層概念になる、
立ち位置は”渦中”となり、どうしても「親がどうこう子供の自分はどうこう」なる興奮からテイクオフできない。
この過去からテイクオフできない拘束感が”強迫性”ってものです、
自由に現実認知ができない状況です。

いかに「自意識マター」を確立するか
いかに「独立する自発的自分なる存在を”実存”させるか（所有権や著作権→自己責任）」
いかに「誤解認知を修正するか（精神分析等の”歴史家”の介在）」

『渦中の人物』という認証（被：こうむる）から、『考える葦である』という認証（抗：あらがう）を回復するか

実際に独立して、ひとり暮らしを始める事は有力なスタートラインですが答えじゃありません。
どこの誰かの子供である等という認知が過大であるだけでも（親孝行な素性の共同幻想協調型の人格でも”ほとんどの時間は忘れています”）、その解消は容易じゃ無いのです。
何故かといえば”渦中”にあって右往左往している状況で「この台風ってどんな感じのスケール？」を冷静に考える人は少ないからです。
少なくとも自我は「現在進行形の”渦中”である」という誤解が継続しているのですからね、


■ここで話は「ぐるーっと元にもどる」んです

本来我々はどんなサルですか？
「自分は考えるサルであり、いろいろ考えて行動し、できれば穏やかに平和に暮したい」

つまり動機形成によって、中間までのプロセスが完遂されていればストレスは代謝するのであって、それを阻害するのが強迫であるならその対抗軸（抗：あらがう）として、先回りして”動機形成を予習していまう”って話です。
時制は混乱していますが、「強迫は予定まで織り込むパフォーマンスは無い（強迫が現在進行形の時制を持つため→予測し脅しているようですが強迫ができるのは”ハッタリ”に過ぎません→計画性が無い）」
ここを先回りする事で、興奮バネの腰を折り、自意識の時制回復や「自意識マターの確立を援護する」って話です。

ですから
　↓
>たくさん挙げてくださった自意識の動機形成方法の例を読んでいると、あまり深く考えすぎるとかえって良くなさそうな気もしました。

いえいえ違うんです、
考えるって事の本質はあーいう馬鹿馬鹿しいことを全力出して考えるところにあるんです。

そして精神分析的に過去をサルベージする（偏向があると所有権が発生しない→所有する対象が現実じゃないので）にも、同じような”なんというか馬鹿馬鹿しいことを全力出して考えるみたいな『幅の広い発想力（視野狭窄に対抗するカウンター）』”が必要になります。
（”多重債務者が多重債務者を”のような背景を含んだ事実確認に基く現実認知によるストーリーの角度を整理する過程です）
何故って答えは簡単です、
常識的なる範囲は”強迫的監視でガチガチ”なのであって、その中から現実を掴み取るには”馬鹿馬鹿しいばかりの発想の飛躍（実は大真面目な思考）と自覚されるような発想”が（強迫下にある場合の相対的認知として）必要になるためです。

それを進めるにも”過剰なストレス（欲求不満）”を残したままだと、『発想の飛躍と反動の区別が付かない二次災害』のリスクもあるので、
腕立て腹筋や縄跳び・散歩や外出って”ルーチンワーク”は、それを援護する機能をもつし重要な事になります。
976 その節はありがとうございました naka 2008/09/24 22:13
おひさしぶりです。
鬱→ハイ→鬱の後やっと落ち着くかな？と思っていたところ身内がまた自殺してしまい、躁なのか鬱なのか良くわからないメチャクチャ状態になってしまいました。とにかく常にイライラしています。不眠もどうにもこうにもならないし、前に行ってた病院と違うところに行ったら、双極２型と言われてビックリしてしまいました。なぜなら自分のハイ状態＝躁鬱の躁状態っていう感覚が無かったからです。kagewariさんにも、強迫的な内向性鬱の快感の反動として”そう状態”に振れた、とはっきり指摘していただいているのに、なんか今ひとつあの状態にマイナスイメージが無くて。
で、最近感情があまり無くなってしまいました。感情もそうだし、なんでも人ごとみたいです。
カウンセリングを初めて何年か経ちます。来談者中心ではなく精神分析的手法なので、ものの見方はだいぶ変わりました。親に対する考え方とか。それは私にとって大きな変化でとても信頼しているし感謝もしています。でも、感情が追いつかない感じです。おまけにカウンセリングをはじめてから、躁鬱とかそういういわゆる症状は派手になっている気がするのです。前はもっと慢性的な鬱と心身症レベルくらいだったような気が・・・
いままで見ていなかった無意識な部分を見ているから仕方ないのでしょうか。客観的な見方の代償としてつきものなのでしょうか。もちろん、「そうでしたかーつらかったですねー」とか言われてるだけで人が変わるとも思えませんので、自分の選択に後悔はしていません。しかし、この先どうなるのかな、なんて思います。
978 このような状態ですね kagewari 2008/09/25 23:30
>で、最近感情があまり無くなってしまいました。感情もそうだし、なんでも人ごとみたいです。

現在、内向化しストレス蓄積中とこういう状態です。

各論で考えていけば
先ず連想キー（乃至トリガー）として、「自殺」が大きな意味になってますが、
ここは意図的にカウンター当てて下さい。
先ず心理的な悩みと自殺には（統計的にも）関連性はありません
※自殺”未遂”は自傷行為として強い関連あります
自殺事例は事業の失敗や病気を苦等、急性の心因性の問題と考えられますが（ケジメとして武士の名誉のような形での”切腹”的意味であれば哲学や思想信条の関連なので又意味は全く違ってきます）、急性である＝慢性的なメンタルな問題が無い事になります。
ただし、事が事ですから”自殺未遂”の企画が過失や事故として自殺にいたる事例もゼロとは言えませんから、この自殺未遂に近い現象が頻繁にあれば（周辺は不安や緊張感、ストレスを拡大します）、そこで自殺事例が発生する事で「関連性が強いとする誤解」を生みやすいと言えます。
社会面のニュースにあるとうり”キャッチコピー型の共同幻想的連鎖”が起きる事もありますから（強迫構造の関連が似ていれば余計に自己愛的快感依存で連鎖する事もある→自己愛的依存のキャッチコピーになってしまう）、
>身内がまた自殺してしまい
と「また」と同様事例が複数ある事に付言されていますが、
ここも現象としては上記説明の派生的なもので、
根本的には「家族意識を媒介にして強迫構造は世代間で連鎖しやすい→血縁関係の人数が多ければ数学的にに同様他者が多くなる」⇒『家族（血縁）意識』そのものは「強迫構造に次ぐ問題である」（ここは個別な家族意識の問題とは別個に、メンタルな問題のリスク回避として重視しなければならない問題だという意味です）ところです。

なので、カウンター論的にも「身内がまた」の部分だけ切り離して、
「また身内で問題起きたのか」
のような感覚で、ここは家族意識の問題性（これは個別血縁を非難するのではなく）の方に着目してください。
そうする事で、問題は波及しませんし同時に自分自身の強迫性に対する問題意識も明快にすることができます、
（自分自身の自意識の立ち位置は”血縁の外”のポジションに置く→自立独立の位置）

一番注意しなくてはいけないのは
>後やっと落ち着くかな？と思っていたところ身内がまた自殺してしまい、躁なのか鬱なのか良くわからないメチャクチャ状態になってしまいました。とにかく常にイライラしています。

こういう状況で、
ここ解説すると、
「やっと落ち着くかな？」と自意識が強迫構造に対して、ある程度「自意識マター」を立ててそれに対峙する形ができつつあった時に（強迫的認知が快感依存で興奮する流れはある程度止まりかけた）、
　↓
「身内がまた自殺してしまい」をトリガーに強迫構造は強く（連想により）自己愛的興奮状態になったが、ある程度「自意識マター」を立てられる状況である「現在の自我」では、ベタな強迫的興奮や躁鬱を反復するのが難しく、強い欲求不満と同じ形に（強迫構造発の自己愛的ストレスの行き場所が無くて）ストレス蓄積中と、
こういう形です。


なのでザクッと
>とにかく常にイライラしています。不眠もどうにもこうにもならないし、
　↑
ここを、以下の文章に置き換えて認識してください。
　↓
「また身内で問題起きたのか。こういう事があるとどうしても強迫構造が興奮してしまうので、常にイライラしていまうし不眠もどうにもこうにもならないし、今の自分（自意識）には身に憶えの合い”欲求不満”でどうしていいもやらという状況です」

実際整理して考えれば上記の認識が『現実』でもあります。


ここも整理して考えましょう
>おまけにカウンセリングをはじめてから、躁鬱とかそういういわゆる症状は派手になっている気がするのです。前はもっと慢性的な鬱と心身症レベルくらいだったような気が・・・

実際、現在行われているカウンセリングの詳細を私は知りませんし、当事者でもありませんからあまり深い部分にコミットする事はできませんが
この掲示板やHPに告知があるとおり、自分自身の自我の問題に触れると言う事は「現在の構造化している自我は不安定になりますから（それは形を変えようってんですから）」、不安定になったり経験の無い興奮（強迫意識の抵抗）を伴ったりするのは極論「当たり前」です。
ここも何も殊更意味の重い話ではなくて、
「お腹が出てきたので、腹筋を始めたがトレーニングがしんどくて、それほど痩せているとも思えないし、いいこと何もないように感じます」
と言っているのと同じです。
単純な話「一日二日で、腹筋割れてカニ腹になった」ら大変ですから（笑
そもそも（ここはダイエットなんかでもよく聞く話ですが）「腹筋鍛えたいです」は＝「キツイトレーニングをしたいです」と同義なので、「このトレーニングに意味あるんでしょうか？」って話は、根本的に別問題になります。
第一に「自ら積極的にトレーニングをしたいという意思であるのを確認する」必要ありますし、又「トレーニングに対する疑問はトレーニングメニューそのものへのコメントでなければ論理矛盾する」となります。

当然「トレーニングなんてしなければ良かったのじゃないか」となると完全に”話があっちいっちゃている”のですし、
又「元々たいした事なかったのじゃないか」であれば
最初の部分
>身内がまた自殺してしまい、躁なのか鬱なのか良くわからないメチャクチャ状態になってしまいました。とにかく常にイライラしています。不眠もどうにもこうにもならないし、

ここの問題意識も「こんなものたいした事ないので無影響でした」でなくては話の意味が通じない。
（簡単に言えば、これだけ短い文章の中で前段と後段と正反対の話をしているって事です）

この状況を冷静に見たときにこの文章をどう読むか？
>おまけにカウンセリングをはじめてから、躁鬱とかそういういわゆる症状は派手になっている気がするのです。前はもっと慢性的な鬱と心身症レベルくらいだったような気が・・・


■一番最初と全く同じ「抵抗」ですよ。
06/11/23の「精神分析と心理カウンセリング」における
>「癒す」という視点が、「気の持ちよう」と言われているようで、この先自分の状態がよくなるのか不安です。
>「癒す」心理カウンセリングと、精神分析による療法は違いがあるのでしょうか？

こんな事して意味があるのか？

ここも注意深く読み進んでください。
こんな事して意味があるのか？であれば少なくとも06/11/23時点のように「今行われいるカウンセリングに意味あんのか？」のような技術的な話であればまだギリギリ整合性ありますが、
当時明快に以下の認識であった
　↓
>神経症的な症状、うつの症状、で悩んできて、最近心臓の痛みや胃腸の不調、じんましん、夜中に頭痛で起きるなど、いままであった身体症状が悪化してきたため、ようやく人に話してみようという気になり、心理カウンセリングを受けています。
　↓（ここが今回）
>おまけにカウンセリングをはじめてから、躁鬱とかそういういわゆる症状は派手になっている気がするのです。前はもっと慢性的な鬱と心身症レベルくらいだったような気が・・・

これは完全な事実関係の捏造になってしまいます。
（そうでなければ06年の認知が嘘と言う事になってしまう）

■ここですね、初回から過去ログを全レス読み直していれば、nakaさんなら容易にこの矛盾に気がついた筈です。

つまり、今回の疑問はガチで「強迫意識が自己保存の抵抗をしかけている」のであり。
強迫構造の動機は？
前半で説明したとおり「欲求不満だから」
であり
目的はnakaさんの自意識の働きかけの腰を折り、（無意識に）思う存分強迫的興奮に浸りたいと深層心理で強迫意識がザワザワと蠢いている。

って事ですよ。
前述のとおり、ここはnakaさん自身で自立的に確認可能です。
　↓（つまり）
>この先どうなるのかな、なんて思います。

状況は「むしろ楽観的である」（容易に自分でも確認できるチャンスがあった）のですから、
こういう足手まといな認知は、スパッと論駁して
　↓
>自分の選択に後悔はしていません。

こちらを自分の意識決定の最上位（憲法）として再確認することでしょう。
今回の書き込みの表題が
「私は自分の選択に決して後悔していません」だとしたら、自分はどんな文章を書いただろうか？

と、こういう話です。
繰り返しになりますが、状況は「むしろ楽観的である」と考えてください。
979 Re:このような状態ですね naka 2008/09/27 00:31
> と「また」と同様事例が複数ある事に付言されていますが、
そうです、数人おりましてどれも精神を病んで通院するも良くならず、というパターンです。
第一印象は「またか」「次誰だ」という恐怖と「先越された」という怒りで、あとから悲しさや悲しさからくる怒りが来ました。

> 「また身内で問題起きたのか」
> のような感覚で、ここは家族意識の問題性（これは個別血縁を非難するのではなく）の方に着目してください。
> そうする事で、問題は波及しませんし同時に自分自身の強迫性に対する問題意識も明快にすることができます、
> （自分自身の自意識の立ち位置は”血縁の外”のポジションに置く→自立独立の位置）
はい、とても良くわかります。しかし、ああはなるまいとずっと思っていたはずなのに、自分もなってしまいました。（これからは意識を変えたいですが）また、家族も私にはああなってほしくないという希望があるのを感じてきたので（君らもなっとるやんけ、人のこと言えるかって思いますが）、私は精神的な脆さを出してはいけないとずっと思ってきて、お世話係みたいに毅然としていなきゃいけないような気は今もしつこくします。一人暮らししてもいつも実家のことが気にかかって、これはなかなか嫌になるほど自分でもツッコミたくなるほどいい加減にしろってくらい時間がかかります。でも分かってて出来ないのでまだましだと言い聞かせてます。

> 「身内がまた自殺してしまい」をトリガーに強迫構造は強く（連想により）自己愛的興奮状態になったが、ある程度「自意識マター」を立てられる状況である「現在の自我」では、ベタな強迫的興奮や躁鬱を反復するのが難しく、強い欲求不満と同じ形に（強迫構造発の自己愛的ストレスの行き場所が無くて）ストレス蓄積中と、
> こういう形です。
かなり納得です。今はリチウム飲んでるので自分でちゃんと「自意識」マターを立てているのか薬に頼っているだけなのか自信がありませんが。今となっては死にたいと思うことや憂鬱になることすら無意味という感じの半端な？鬱で、かといって躁状態のときのように仕事や人間関係に猛進するでもなく、中途半端にソワソワして空虚です。状態としては躁や鬱のときよりいいのかもしれませんが、頭の中は同じくらい不快です。

> この掲示板やHPに告知があるとおり、自分自身の自我の問題に触れると言う事は「現在の構造化している自我は不安定になりますから（それは形を変えようってんですから）」、不安定になったり経験の無い興奮（強迫意識の抵抗）を伴ったりするのは極論「当たり前」です。
やはりそうですよね、、、

> 第一に「自ら積極的にトレーニングをしたいという意思であるのを確認する」必要ありますし、又「トレーニングに対する疑問はトレーニングメニューそのものへのコメントでなければ論理矛盾する」となります。
なるほど・・・今までも何度も意志確認しなきゃいけない時期があったのですが、行くという行動自体だけでなんかやってるふうになってしまっていたり、意地のようなものもあると思います。「〜ねばならない」みたいな。これは強迫の抵抗だなという部分も自分で感じますし、なおさら抵抗に負けるかという意地を張ってしまいます。ところが、ここで優等生的に乗り越えようとすると、私の中にもともとある極悪なねじれて歪んでしまった部分が、置き去りにされて消化されません。

> これは完全な事実関係の捏造になってしまいます。
> （そうでなければ06年の認知が嘘と言う事になってしまう）
06年では症状が悪化しているから受けに行ったと言っているのに、今は前は軽いレベルだったと言っているから、ということでしょうか。確かに症状は派手になってはいますが、過去の症状に対してそういう認知に違いが出て、あたかも自己分析したせいで・・・みたいな責任転嫁しようとしているふうですね・・・そのくせに後悔していませんってんですから感じ悪いですね。

> 今回の書き込みの表題が
> 「私は自分の選択に決して後悔していません」だとしたら、自分はどんな文章を書いただろうか？
うーん、なるほど、そうですね。なんかいい子ぶってる気もしますけど、いろいろ書けると思います。（最近、自分は極悪なねじれて歪んでしまった人間なんだコノヤロー！優等生じゃねーぞみたいなイライラする気持ちが大噴出なんです。）

前回自意識の動機形成の補足いただきまして、難しかったですけど何度も読みました。とりあえず仕事が嫌いな仕事内容じゃないし幸いなことに人間関係で嫌な思いもしないので、毎日しゃんと通勤して満足する仕事をしようとか思ってたんですけど最近は無気力で、モチベーションが長続きしないんです。休みの日など自由を与えられると、実家にいたときはいろいろ気が向く悪い要因がありましたけど、最近はひとりなのでポカーンとして不安になってしまいます。まだまだ自分にあう動機を考えられてないみたいです。（まだ違う解釈してたらごめんなさい・・・）
980 Re:このような状態ですね kagewari 2008/09/28 04:47
投薬に関しては私も発言として慎重にならざるを得ないところですが、
自意識マター関連に関して言えば、
同時に自意識の立ち上げに関して必ずしも速筋的な集中力は難しい部分もあるでしょう。
ですから、認識や思考を進める場合には静かに時間をかけて（ブルペンで丁寧に準備運動含めて肩を作らないとマウンドに立てないタイプのピッチャーのような状況と認識して）、ゆっくり持続的な集中力を確保する事を心掛けるといいかもしれません。
思考の瞬発力という表現が適当であるのか微妙ですが、それ的感覚にはハンデになっている可能性もあります。
>モチベーションが長続きしないんです。
ここは副次的作用も含めて考えてもいいかも知れません。

又、投薬により強迫的興奮を抑えている状況は、強迫的暴発のような振幅を抑えているのであり（その間に自由度を確保した自意識のリードによる自立的活動が活性化していなければ）、結果として構造的な”欲求不満型ストレス”として感じられている部分もあるかも知れません。
※公開掲示板としてはこれ以上の投薬（リチウム）に関してはコメント差し控えます

各論としては（今回はちょっとカウンター強調します）
>第一印象は「またか」「次誰だ」という恐怖と「先越された」という怒りで、あとから悲しさや悲しさからくる怒りが来ました。
>一人暮らししてもいつも実家のことが気にかかって、これはなかなか嫌になるほど自分でもツッコミたくなるほどいい加減にしろってくらい時間がかかります。

ここが現在の状況にとってもっとも問題でしょう。
考え方としても十分とは言えない部分があります、
ここは強迫的認知の成立の部分を認識していただければ理解いただけると思いますが、
そもそもの発端は非常に大きな確立で、キッカケとなる強迫的認知のある人物が権威者のポジションにいて、これを幼児特有のデフォルメが過剰反応を生み、本来であれば幼児特有のデフォルメは反抗期に解消する可能性もあるのですが、ここも権威者が強迫的認知を持つため反抗期成立の重要な要件である「現実の提示」が行われず、デフォルメされた認知がそのまま（幼児的認知のまま）潜在意識に構造化してしまうもので（権威者関連なので道徳的認知も強迫意識がその主導権を持つ）、
極論カウンター効果も含めて考えれば「血縁も家族も実態としては”最初から（ここにも現実の提示が行われないので）非成立”であり、そのバンド（集団）は血縁者を利用する共依存関係”社会”である」と言ってもいいのです。

だとするとですよ、
そこで、強迫意識から脱出した人格が作用するならまだしも、
強迫意識の影響下にある人物が、関係性を深めれば共依存の構造によって、問題を深刻化させるだけになる（潜在意識にある強迫的認知は快感依存的に興奮し、そこに依存しているのですから→無意識にその反復を目論む：甘えの構造）。

言い換えるなら家族意識を持っている事そのものが、自意識共犯の成立であり、これを家族間で肯定していたり既成事実として成立してしまうと「アル中が酒を勧めあっているようなもの」なんですよ。
少なくとも家族意識から離れてコミットする（個人個人他者と同様の関係性により）事を原則としてもいいのです。

極端に言えば「家族だから」等の主語が成立する文章を生涯使用禁止にするぐらいの確認があって、ようやくカウンターが成立します。
それが無い限り、互いに（強迫的偏向認知で）全く目の前の人物と見当違いの人間を対象者に投影しあって（全員が違うシナリオの室内劇を演じているようなもの）、誰一人目の前の人物（血縁者）が”何者なのか？”他人以下のレベル（強迫的認知で事実上100％非現実に誇張偏向されるバイアスがかかった状態で）でしか認知していないのであって、
それこそ「TVに向かって独り言っているレベル」と大きく違わないんですよ。
その場で語られた言葉すら”無意識的な意図的誤読や意図的誤解”で見当違いな意味に解釈されていて、
誰一人、互いに語られた言葉の意味すら一度も認識された事が無いような状況になります。

ここでもカウンターを成立させると、
「この場で家族なる格好で認識されてきたこの人物達は、各人人種や言語さえ違っている事に誰一人気がついていなかった」
そう考えてもいいのです。

■この考え方で最もありそうな誤解ですが、

かといって、人間関係的（親しさ含めて）に喪失されて自然だという意味じゃ無いですよ。
全員が出身国も異なる留学生の寄り集まりだとしても、まるで家族社会を模したような人間関係ドラマを数十年継続している”間柄”なのですから、それは友人知人レベルとしては、まるで赤の他人で民族が違っていても一般的とは言えない縁やらが成立しているんですから、他とは違う親しさや気安さが残っていて自然です。

それを各人が「僕らは家族じゃないか」等という、途方も無い見当違いを繰返しているのが問題なんですよ。
人類平等人間は全員家族並みの発想ならまだしも、誰々は誰だのお父さんで誰だ誰は叔父さんだ等という呼称は「1号、2号と同程度の意味でしかない」事に気がつかなければならないのです。
※ある意味、この舞台装置の全体像を把握しない限り同じ時代に”家族の形”として生きた現実すら全員が喪失したまま強迫構造に各人リードされたままみな”あっちの世界”で考え事をしているかのような状況になってしまうんです。


>これは強迫の抵抗だなという部分も自分で感じますし、なおさら抵抗に負けるかという意地を張ってしまいます。ところが、ここで優等生的に乗り越えようとすると、

ここもカウンター的解釈に間違い在ります。
意地を張る的位置取りじゃないのです、
自意識は「お前（強迫的認知）はバカなんじゃないか」と笑い飛ばすぐらいの論陣を張るって事です。
論理矛盾は＝ナンセンスなんですから、ナンセンスドラマを観た後のような「よく言えばブラックジョークかも知れないけれどさ、それは笑えないよ。少なくとも笑い話になってないと」ぐらいの認知で対峙して（初めて強迫的認知が振りかざす権威性に対してイーブンになる）、均衡するのです。

ですから優等生的（＝既にステレオタイプです）である事自体違っているのです、

「手段は選ばない」
「あらゆる手練手管、インチキ含めて自意識総動員でこの”国策捜査”の不正規な検察の暴走（不正）を、必ず阻止する」
自意識は「勝つために手段を選ばないアウトサイダーの辣腕弁護士」的な位置取りで丁度いいのです。
（じゃないと立ち位置そのものが中途半端で抑圧されます）

表現は正確じゃありませんが、
ここもカウンターの成立を重視した極論で言えば「自分の道徳を全て論駁し”似非”であるその正体を告発する」かのようなスタンスです。
（繰り返しますが、これは表現として極論で正確なものじゃありませんので）
ですから、現在の道徳的に認知の”一切”に正当性を認めてはいけません、「一切です」アリの逃げ出す隙間も無くです。
「お前の話は聞いたが、いいかねその論旨は」のように常に「全て論駁する構え」が無くちゃいけない。
たとえ「悪人の異名を名乗る事になっても」です、

このスタンスで初めて現実が成立しますから、そこで初めて現状判断としてニュートラルな世界が認識されます。
一度認識された現実は「最強」なので、これを二度と強迫構造は覆す力を持ちません。
口語調で表現すると

「えーーーーそうだったの」
と認知された現実は滅多に覆される事は無い（容易に「でも」とか口を挟めなくなる）。

この言葉はこう表現される事もありますね
「えーーーーー本当はそうだったの」
　↓（この流れで）
「えーーーーー（自分の）本音はこれだったのか」
な流れが有効だと、こういう話です。

だとするとですよ？
家人や血縁者の発言を全て「デ・コード」して、全く別の意味の（強迫構造の意図をサルベージし且、彼らの抑圧された本音を同時に担保した）180度別の話として認識して「初めて会話が成立する」と考えてもいいぐらいの話になっているって事です。
（家人や血縁者の発言された言葉をそのまま認識した瞬間「認知障害成立、ハイもう元には戻れませんよ」な暗示ができあがっているみたいな勢いです）
あり得ない話ではそんなTVドラマがあるとするならですよ

>家族も私にはああなってほしくないという希望があるのを感じてきたので
　↓
「つまり彼らの強迫心理の狙いは、まんまとひっかかってお前も大騒ぎイベント始めてくれよであり、彼らの自意識共犯的本音は”あのあなた誰ですか？僕はいつまでこんな役をやるんでしょうね”であり、抑圧された本音は”俺もこういうバカ騒ぎそのものがナンセンスだと知っているんだけれどね”だろう」と即座に解釈し・・・
「あーなるほど、そこまで（このバカ騒ぎに）付き合う事に気を使う事無いよって事か」
なので
>お世話係みたいに毅然としていなきゃいけない
　↓
「どころか、腕利きの弁護士（抑圧された自意識の代理人）でも連れてきてくれって事か」
「しかしな、あなたも自分の強迫的認知に気が付いて、問題意識を持たない限り誰を連れてきたってお前は”ペテン師だ”と言うのだろうな」
と、溜息をつく。

こうなるワケです、

>休みの日など自由を与えられると、実家にいたときはいろいろ気が向く悪い要因がありましたけど、最近はひとりなのでポカーンとして不安になってしまいます。まだまだ自分にあう動機を考えられてないみたいです。

何も思いつかない時には、筋トレや運動（ランニングや縄跳び）が一番です。
又、映画や漫画や小説やゲーム等自意識を刺激するものは何でもアリです、
起き上がる気力がなければ、寝たまま自転車漕ぎ運動を高速回転出始めてもいい、

「最近はひとりなのでポカーンとして不安になってしまいます」
一見”何もしていない”ように見えますが大間違いなのです、
これは「エッチな妄想でポカーンとしている」のと限りなく近い自己愛的快感依存（内向化）の一種です、

そんな時にはですね
「あ、又やっちゃってる」
と、現在進行形で行っている行為を”現実認知”してしまえば”無意識的やり方”の腰を折ることができます。
それだけでも「技アリ」ですから、合わせ技で”一本”ですよ。
982 いくつかコメントつけますと kagewari 2008/10/01 23:57
>「私の家に来ないで！」くらいに構えてしまうこともあり
ここnakaさんが自立した大人の自我である場合、言わなくてもそれほど血縁者が来訪する事はありません。
話たとしても、趣味であるとか仕事で忙しい状況等があれば（とても依存できる状況じゃないと）、依存的誘いの対象者から外れますし、
そこで「あーその話、それは強迫的認知だからこう解釈すべき」等という話になれば、
家族としての時間経過的親しみ等があれば「よりアバウトに強烈な表現で話せる」事になりますから、相手にとっては「ちょっとまって」な事になりますし、
強迫構造自我保守自我防衛として、近づくのが彼らにとって危険（自意識マターを促されてしまう）にもなります。
つまり、非強迫的事由による相談的状況じゃないと来訪しなくなるって事で、

ここは「あっちがあーなればこっちがこうなる」世界で、
逆さまに言えば「だから今はこっちがこーなので、あっちもあーか」であるって事です。

>たまに何でこんなに計算してるんだ（家族と接するにあたり）と思いますが・・・。
強迫心理もロジックですから、
ついうっかり、興奮が連動するので殊更エモーショナルな分野と勘違いされますが、
むしろ想いであるとか感慨とかの世界は”自意識”に準拠します、

実は計算高いというか、快不快原則という一種の経済原則によりオートマチックに起動するのは強迫構造の方なんです。
「同じ事を繰返している」こういう感覚ありませんか？
追体験・投影・再生産
揺らぎの余地の無い（考える事で認識の変化する余地の無い）『経済活動』という実体は、強迫構造の特徴のひとつです。

>「優等生的にのまされてる」と思ってしまうということ自体が、ふざけるなもっと内向してやる、っていう強迫なのかもしれません。
ズバリ、そのとおりです。
「優等生的＝ステレオタイプ」

>共依存状態は私にとってはこれは相当大きな道徳で権威で正義正論ですから。ずっと悪い子供になりたいなーと思って不良的なクラスメイトに憧れたりしてましたが、心が荒んでいくだけで表面的にはずっと”いい子”で反抗期もありませんでした。
付け加えると「これは相当大きな道徳で権威で正義正論で」”システムである”です。
（構造なのです）

>最近、自分は本当に親の希望通りの進路に進んでしまったなと思うのです。

これ完全に違います、
「親の強迫構造の保守に都合のいい進路」ですよ。
ここデ・コードして考えるなら、
「抑圧されて表現されない親の”本音”とは180度違う選択なんだろうな」ですよ。
共依存ですから、

そのあたかも「親の希望通りの進路」に見える進路は、彼らの強迫構造を強化し自意識の抑圧の力を増す。

ここもう一段あります、
その「親の強迫構造の保守に都合のいい進路」も、nakaさんが取り込んだデフォルメイメージ（この瞬間現実の”彼ら”から離れる）としての”親”となるので、果たして「本当の彼らの強迫的保守に都合がいいか？」これも又わからない。

なので更にデ・コードすると？
「どこかの誰なのかわからない空想上の人物（＝自分の強迫意識の権威）の都合のいい進路」に戻り、
この現象をですよ、自我全体を俯瞰で見るなら
「自己愛的妄想だったか」となる。
極論すると”自作自演のひとり芝居”
これを根拠に→他者に対しても（その象徴化された存在を投影し）ストレスを感じとなるので、マッチポンプとまで言いませんが、「全ては内面の幻想の中で起こり、全てが内面の幻想の中で反応し連鎖し循環している」→よって”唯幻論”なんです。

ですから、その反対は？
どうやったら「現実世界（＝自意識マター）を取り戻すのか？」がテーマになる。
又その逆さまは？
「どうやったら現在の認識を”現実ではなく幻である”と確認できるのか？」でもある。

つまりカウンターとは、”幻（まぼろし）破りの奥義”みたいなものなんですよ。
なんでしょうか、ロマンチックに表現すれば「幻想破り”REAL”の呪文」って話です。
983 Re:いくつかコメントつけますと naka 2008/10/02 23:32
> ここは「あっちがあーなればこっちがこうなる」世界で、
> 逆さまに言えば「だから今はこっちがこーなので、あっちもあーか」であるって事です。
私が共依存お断り体制を強化しないと、親も変わらないということですね。

進路の件もよくわかりました。
全てが幻想という感覚分かります、私は小説や音楽から教えてもらいました。それがなかったら死んでるかもしれません。ちょうど最近そんなことを考えてたところです。
でも、ずーっと幻破りの方法が分からなかったんです。
しかし現実世界なんてどこにあるのやら、私に見つけられるのか・・・
こうしているうちにどんどん毎日が過ぎていって哀しくもあります。ついつい。

では、いつもいろいろとありがとうございます。また来ます。
ここに来てしまうのはkagewariさんがニーチェの本を紹介されてるのもあります。
ニーチェはなんか好きなんです。
984 それは”あれ”です kagewari 2008/10/04 08:35
>しかし現実世界なんてどこにあるのやら、私に見つけられるのか・・・

イデア（イデー）→アイデア
模索し続ける”賭け”が
パスカルの”葦”です（笑

思考し続ける実存が、現実の存在証明になるんですよ。
そこに当該する自意識はその媒介であって、それを「現実適応」と言います。
この媒介としての当事者責任（所有権）の成立が自意識の存在証明である、
現実は切りとって（時間を止めて）存在する事ができない。
それが可能なのは象徴化されコラージュみたいになった過去の世界だけです、
それを現実と取り違えるところが致命的な論理矛盾のコアになる。

つまり「現実は見つけるものじゃありません」。
現実の存在証明を確認しつづける自意識には間違い無く認識されているものなんですよ。
『不確定な揺らぎ』
これは予測されない「時間」の概念そのものです、
自意識の本職はこっちですから→時間に対峙する当事者意識。
そこから本番みたいな、

ここで論議は逆さまになる、アイデア（カウンター）のスコープを通すから現実は”見える”のであって、手に取り戻すべきなのは”その世界観”なんですよ。
下手すっと、現実とはオルタナの事かも知れない（イデアに対してアイデア）。
この辺哲学ご存知ととの事なので”何が何”を”何が何”で話していますからイマイチ”何”言っているのかわからなくなってますが、特別”何”って事じゃありませんので（笑

端的に言えば
「これは緑色だね」
「って緑ってもイロイロじゃん」
「いやーぼくは緑だって言っている、これは絶対緑だ」
「そもそも光学認知って反射光だろ？そういう”色”ついているんじゃないよ」
「それじゃ何かいコミュニケーションとして”緑”を与件にするのは間違いか？」
「無茶な」
「だってそう言っているのは君じゃないか」
「僕は、その緑は果たして緑色だろうか？と言っているのさ」
「だから」
「だから僕は緑って共同幻想を否定していないだろ？」
「何が言いたいのかさっぱりわからない」
「僕はその植物の葉が何色なんだろう？って今考えていたところなのさ」
「だから緑だって」
「あー君は絵を描くと、葉っぱを緑一色で塗っちゃう人だ」
「それが何か？」
「緑一色の葉っぱを君は発明しているのも同じだって事さ。それが確信犯的表現とか美意識ならシュールでアリアリだけれども、君はそれをリアリズムだと履き違えているでしょ」
「それは屁理屈だ」
「”見たまま”言っているんだがなぁ。仮にここで僕が絵を描いてそこにワケのわからない色を塗った時、その着色が理屈なんだと思うよ。」
「その絵に君は何色の絵の具を使うんだい？」
「いやー何色にしようかと、、何度描いても満足な色は見つけられないものさ」
985 Re:それは”あれ”です naka 2008/10/04 21:58
私哲学の知識とかないですよ、はっとする言葉が好きなだけです。

> ここで論議は逆さまになる、アイデア（カウンター）のスコープを通すから現実は”見える”のであって、手に取り戻すべきなのは”その世界観”なんですよ。
が取り戻せないから、もしくは少しは取り戻したとしても感情的な欲求不満がしつこく残るから
> 「いやー何色にしようかと、、何度描いても満足な色は見つけられないものさ」
に対して怨念のようにイライラするというか、納得できないというか・・・

それにしても、ここは今の私からすると予測ですが、取り戻すべき”その世界観”というものは、”象徴化された過去の世界”に比べて、なんて面白みの無い殺風景なつまらない世界なんでしょう。そこへ行くのも、ある意味いろいろなものを失いそうで、これまた恐怖でもあります。
986 よく考えましたが naka 2008/10/07 23:05
恐怖もまた強迫でしょうから、これもまた斬って行きたいです。
なかなか進みが遅いですが、ぼちぼち行こうと思います。
987 それは快感です kagewari 2008/10/08 21:00
ここが快不快原則で
自我分類上は「快：気持ちのいいこと」「不快：不愉快な事」となるのが自然かもしれませんが脳内では違います。

詳細な説明は省きますが簡単に説明すれば
自我分類の快不快は主に関連付けで分類されますから、ケースバイケースで変化します（昨日まで恐ろしかった自分が主役を演じる舞台の公演がは別の意味では快感だったり、釣りで長い時間粘る事は苦痛と同時に快感だったり、怖かったスキーが今度は最高の楽しみであったりその分類は明快ではない）。
ある意味、それはロジカルなもので、行為としての普遍性はありません。

脳内においての快不快は「欲求の代謝確認」や「それを伝える脳内物質の伝達」により確認されるもので、
簡単に言えば「興奮により確認される欲求の代謝は快」であり「行為が挫折し何も行われない欲求不満状態が不快（ストレス）」となります。

つまり恐怖は興奮ですから、脳内では快感分類で、
強迫的認知により行為が偏向している場合、この恐怖は主に快感依存における『報酬』のようなもので、
アルコール依存で考えれば、恐怖はアルコールと同じような存在です。

鬱傾向であれば、激しい落ち込み（興奮）がそれに相当します。

一見不快な事例に考えられますが、そもそも強迫的認知というのは自意識リードの認知や判断（本音）を抑圧するワケですから、大きな枠で考えれば強迫的認知は「代償満足」を求める反射的認知になります。

たとえるなら
「カレーライスが食べたいよ」
「ダメよ、毎日カレーは変でしょ」
（ここで一時的欲求は合理化：現実適応されず、抑圧され反動形成されて代償満足を求める場合）
「もういらない、クソババア」
不愉快な結末であっても、初期的な欲求は代謝され（ある意味満足）完結します。

さて、強迫構造とは何でしょうか？
自意識を抑圧するものです。
欲求という欲求が論理矛盾しているかのような不愉快とも言える興奮に置き換えられ、ここに依存（前例主義的には実現可能性の高い行為が選択され逸れが継続的に固着すると依存型になる）すると、自我的に見れば”不快感”に渇望するようにそれを”追い求める”ような形になります。

ほんの些細な事に激怒したり、
実はそんな事実関係の無い事例を曲解したり、
誰もそんなこと思ってもみないことを”決まっている”と決め付けたり
ありもしない疑念に包まれたり
”不快感”に渇望するように
ある意味、要人警護のシークレットサービスが不審者はいないかと最高潮に緊張しているように（怪しければ無実の人も次から次へと容疑者扱いするように）、
不快感に繋がる要素（ネタ）を発見すれば、些細な事でも見逃さずに意地でも不快な事実関係に解釈し・・・。悪意の証拠を掴んだかのように最高潮に不愉快になる。

こういう状況です、

現実強迫下にあると、不快な状況を解釈するために都合のいい”常識”に干渉されると「馬鹿じゃないのか」のように激高したりしますが（不快を逃れるアイデアなので冷静に考えれば自分の利益の筈なのに）、これは強迫構造保守の抵抗なんです。
988 Re:それは快感です naka 2008/10/13 18:07
なるほど・・・
良く分かりました。
ちょっと頭に刷り込ませるために、お返事いただいた一連のことを、繰り返し繰り返し読もうと思います。
じゃないとすぐ慣れてるほうに流されてしまうので・・・
いつもお忙しい中ありがとうございます。
1072 淋しさ naka 2009/11/25 22:03
おひさしぶりです。
いろいろお世話になりました。
kagewariさんにいろいろ解説していただいたこと、数年がかりで、なんだかやっと分かりました。少しずつですけど。

結局、入院するとこまでいって、親にも精神科に通っていることなどをカミングアウトして、病院でいろいろ見聞を広げることになりました。
とても親身な主治医でしたけど、特に自立の話では、kagewariさんと同じようなことも言ってました。たとえば、俺は一生親のすねをかじるんだ！、という（精神的）自立もありえるとか・・・
諸事情は掲示板なので書きませんが、家庭が穏便になりました。
私の病気のことはあまり理解しようという気はなさそう（任せておけば安心みたいな）ですが、別にそれは構いません。

ところで病院で思ったことは、結局みんな淋しいんだなということ、赤ん坊みたいに泣いてヨシヨシしてもらいたいんだなということと、観念的なことじゃなくて肌で感じる現実に嬉しさや楽しさを見つけるのが、やっぱりまだ内向的な快感に傾いて出来にくいんだなーということです。
私もまだそれは嫌になるほど根強いです。

淋しさってなんでしょうね。受け入れてもらいたいと、なぜ思うのでしょう。
1073 広義で言えば時制の問題ですよ kagewari 2009/11/26 22:33
>結局みんな淋しいんだなということ、赤ん坊みたいに泣いてヨシヨシしてもらいたいんだなということと、観念的なことじゃなくて肌で感じる現実に嬉しさや楽しさを見つけるのが、やっぱりまだ内向的な快感に傾いて出来にくいんだなーということです。
>私もまだそれは嫌になるほど根強いです。
>
>淋しさってなんでしょうね。受け入れてもらいたいと、なぜ思うのでしょう。
言葉はいろいろあるんですが、
強迫の結果が抑圧で、その方向が内（向）で内向方位は脳内ですからこれは過去で、それを現象と見ると（時間の）退行で、
強迫や（その反動）が構築されるポイントは各人違うのですが、先進国特有のメンタルな問題の発現と社会構造は切っても切れない関係にあり（核家族化）、非常に高い確率でその過去は「独立法人タイプの家族社会（核家族）における子供時代」となります。

必然的に不特定多数の人物（他人も含む）が関わる生存環境とはなり難い（原始共産とか族社会とかのように）ので、
『特定人物に生存環境を依存せざるを得ない時代（共通体験として）』
ここが関係します、
これは社会構造がそうさせるワケです。
生物学的に生き物にとって普遍的に「さみしい」という衝動があるとはおおよそ考え難いので、
（捕食獣の大半は単独行動であり草食動物も多数社会固有のストレス回避本能があったりする）
そもそもが「さみしい」と表現される体感の実態はヒトの自我固有（乃至人為的環境下で同じような社会構造に”置かれる”他の動物）の現象だと考えられます。

発端と言っては何ですが、進化によりヒト科直前のサルを例に取れば幼児と言える年次で既に自分のエサは自分で確保しますから、自身の生存に関わる生命線を誰かに”握られてしまう”事はありません。
これは生殺与奪の権利を握られてしまっていることになります、
（カウンター当てて大袈裟な表現で言えば『寵愛豊かな奴隷階級』→社会構造的にはペットと同格）
簡単に言えばその自立歩行の権利や尊厳を（ヒト科への進化の代償として）奪われている、
ここ生物学的に言えば、
自立歩行だけではなく、目もはっきり見えない上に生殖行為も不能状態です。
（出産直後の幼児は猿人としての古い本能が残っているので自立歩行を試みます：原始歩行→本人歩けるつもりですから）
ヒト科の幼児は『普遍的なコンプレックス』を遺伝子レベルで抱えていると考える事もできるのであって、
（エディプス・コンプレックスの話も理解しやすいと思います）

福祉の概念（本来歩ける筈の猿人が視力障害に車椅子（ベビーカート）にオシメなんですから要介護者と環境は同じ）で言うと、
介護や介助が必要になる時の個人の尊厳の保守は、行政がこれを保障する事で担保されます。
（簡単に言うと権利として保障しないと誰かに依存する形で「頭下げないといけない状態に貶められるリスクを回避することが担保できない」）
ある意味これを社会的権限の曖昧な「単に血縁関係で直近である人物」に無条件で預けられてしまう事は本来”一定の範囲で個人（幼児）の尊厳が貶められるリスクが高い”事になります。
（なので先進国は育児の部分から保育に至るまで成長過程に福祉として”幼児個人の人権を保障するため”行政サービスがあるんです）


これは特別な話じゃありません。
『義務教育の権利』
ここ学校制度で提供されますよね？
間違っても親権者に教科書郵送して「後は宜しく」とはやらない。

非常にやっかいな部分ではあるんですが（当然親サイドから言えばその親権も基本的人権なのですから）、
当然の如く、ヒトの自我は社会ストレスを回避するために「基本的に友好的関係を模索」しますから、固有の問題が無ければ『核家族社会』の人間関係は良好となる上に各個人もその継続を求めているだろうと『ある程度の範囲で与件化もすべき』ところでしょう。

しかし、原則的に言えば、
（本来なら在り得ないぐらい極端な事例で考えた場合です）
生まれた直後から赤ん坊が身長150以上で、言語もペラペラ、当然の如く二足歩行で走ることもできる上に知識の上でも全員が高卒レベルだとしましょう。もっと言えば就職先も決まっていると、
この後は説明の必要無いでしょう。
所謂我々が脳内で漠然と考える親子関係社会は成立しません。

>俺は一生親のすねをかじるんだ！、という（精神的）自立もありえるとか・・・
先生がどこまでの考えで言っているのかはともかく、
解説補完すると、
自分の食い扶持を自力でぶん取ればいいのであって、
相手が誰だろうとそれは立派な「シノギ」だ（或いは稼ぎ）。

＜話を戻しますが＞
つまり、いろんな方向からヒト科の幼児は「只ならぬ環境に追いやられている」ワケです。

■更にその上に強迫意識が被るんだと

強迫意識の構造ってものは、
『誇張された象徴的権威（場合によると神格化）』
『誇大な権威の連想による自分が受けられると想定する権益も肥大』
『取り込まれた権威性が道徳を支配下に置く』等々、

なんでしょうか
「明日契約取ってこないとクビだお前」
（解雇されると明日の命も危ない特別な状況）
なんとかして神格化上司に認めてもらわないと大変な事になりますよね。非常に不安です、
パニック状態になってもおかしくない。
できれば神格化上司と懇意（同一化や既得権益的依存）となり営業成績関係無く「特別の信頼小切手」も欲しいぐらいの話です。
（つまり核家族には生存に関わる安心感は普遍的に絶対の形でのプレゼンが求められます。その上で権威者が行動の内容によっては過大なぐらいの評価をすることで動機形成にインセンティブが付くんです。この基本環境が損なわれると上記と同様のこれどう解釈したらいいのかってぐらい認識に差異が生まれる。インセンティブどころかパニックを煽るような形になる）


さて、退行化って現象も同時に考えなくちゃいけません。
退行化の心理は別段特異なものじゃありません、
「くそーなんであの時○○にしちゃったんだろう」
後悔などと表現されたりしますが、
つまり興奮フラグを伴った記憶（記憶の中でも判例的な教訓事例となるなどの優位性がある）は、通常の記憶とは処理が違います。
簡単にはローカルに保存（過去化）されない、
場合によるとリソース上で開きっぱなしなワケです（或いはバックグラウンドでファイルが開いているとか）。
フラッシュバックもこの原理です
典型的な事例が戦争後遺症PTSD
「今も交戦中の（追体験による）錯覚」
時制のズレは脳内の現在進行形のプロセスで開いているファイルの時制に拘束されますから、
（再現性が高いと言ってもいいでしょう）

これよく言いますよね？
「あー○○思い出しちゃった、○○思い出すと時間（自分）があの時に戻るんだよね」
（或いは子供時代の方言で話すと自我の時制が当時に戻った感じがする等）
他にもメンタルに関係無い状況の典型的な退行現象のひとつは
「なんで今年のCSで。。。普通無いでしょう、９回５点差ひっくり返されると思う？あーっ福盛が打たれたあの満塁ホームラン、、スレッジ見る度に思い出す。（今でも鮮明に）怒りが込み上げてくる」

ルサンチマンであるとか、
納得がいかないであるとか、
推理小説の謎解きが最後までわからないとか、
ジグソーパズルのピースが足りなかったとか、
（コミュニケーションギャップがあると上記は不良債権のように積み上がってしまう→そもそもコミュニケーション自体がヒト科が得意とする集団社会固有ストレス回避の方策なんですから”単体としての権利保全と同意”）

ここ反対の意味の（快不快的に言えば）退行もあります。
『ビギナーズラック』
「いつか必ずあの時みたいに連チャンする。次は必ず７７７だ、」
（負けが込んでもその期待が壊れる事無く延々と負け続ける）
本来の現実は「確率的には有力な勝ち目が無い限り100％負ける可能性の方が高い」ですが、
この認識は「次は必ず７７７だ、」の幻想に容易に逆転され、
「当たらないと思うよ」と言われると「何言ってんんだよ次に当たるんだって（強迫保守抵抗的現象）」となる。
（負けると反動で激しい屈辱）


■この辺が”ないまぜ”なんですよ

強迫心理の発生過程には「時限的溺愛」が関係していたり、
同時に「コミュニケーションギャップとしての強度の不快」が関係していたり、


『分離不安（快：幻想）を前提とした帰属不安（不快：幻想）による多額の借金でも抱えたような感覚の認知』
これがヒトの自我における”さみしい”の正体です。
（かなり大雑把な説明になっちゃってますが）
極論、150cmで生まれてその瞬間からサクサク歩ければこれらの問題は普遍的に発生しない。
（といっても環境もワイルド（野生）じゃないといけませんが）
思考法のヒントとしては
「えっそれはホントの事なのか？俺って生まれた時から今と同じ姿で本当は余裕で歩けるだけじゃなく勤務先も決まっていて配属先の辞令も出てただって！」


つまり「第三者の視点」とか「ジャーナリズム」とか「現実の回復」とか、
歴史的分析で以下を解き明かすとか
　↓
（ルサンチマンであるとか、）
（納得がいかないであるとか、）
（推理小説の謎解きが最後までわからないとか、）
（ジグソーパズルのピースが足りなかったとか、）

その”錯覚”を止める事ですよ。

※ここも極論で、ヒト科の詩的情緒が何もかも「なんとやら」って意味じゃありません。
何から何まで現実現実ってことである必要もなければそういう法律もありませんから、
ひとえに「この問題はやっかい（メンタルな意味で激しく不快）なのでなんとかしたい（或いは放置すると大変な事になってしまうのでは）」という認識がある背景事情にそれがあったらって話です。
素敵な手品のトリックは知らない方が幸せですが、
請求される覚えの無い請求書は「どうなっているのか」知りたいのが筋でしょうから。
（絶対ってなことはありませんが）

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